FC2ブログ

龍馬伝 第24話視聴率 20.1% 奥貫薫は同情をひかない薄幸女優

 龍馬伝第24話「愛の蛍」の視聴率は20.1%でした。前回に比べてプラス0.9%と意外な反発で数字を戻しました。

 まさかのオープニング。池田屋の戦闘シーンがここに来るとは。やっぱり撮影しますよね。準備に金と時間をかけているのですから。しかし、短い。沖田喀血。永倉と近藤のふんばり。土方の到着。と、本来なら見せどころ満載の池田屋事件なのに、あっという間に終りました。本筋じゃないので仕方ないのでしょうが。

 本編も地味でした。奥貫薫という地味な薄幸女優の耐える演技。奥貫は木村多江と並んで不幸感が自然に出せる女優ですが、木村に比べるとなぜか同情を引かないような気がします。木村には弱さを感じるけど、奥貫には強さを感じるからでしょうか。

 今回は正直、感想を書くモチベーションが湧きませんでした。お龍(真木よう子)、武市の細君の冨(奥貫薫)とテンションの下がる女優がメインで出ていて、最後にお登勢(草刈民代)とダメ押しがきて、一体何を言え、と。

 しかし、1984年は大動乱の年ですから、日曜日の展開に大いに期待して待つことにしましょう。


 視聴率の推移

 第1回 23.2% 前回との差
 第2回 21.0% -2.2 最低視聴率更新↓
 第3回 22.6% +1.6
 第4回 23.4% +0.8 最高視聴率更新↑
 第5回 24.4% +1.0 最高視聴率更新↑
 第6回 21.2% -3.2
 第7回 20.2% -1.0 最低視聴率更新↓
 第8回 22.3% +2.1
 第9回 21.0% -1.3
 第10回 20.4% -0.6
 第11回 21.4% +1.0
 第12回 17.7% -3.7 最低視聴率更新↓
 第13回 18.8% +1.1
 第14回 18.5% -0.3
 第15回 18.4% -0.1
 第16回 21.9% +3.5
 第17回 21.8% -0.1
 第18回 18.4% -3.4
 第19回 19.0% +0.6
 第20回 20.4% +1.4
 第21回 20.0% -0.4
 第22回 19.5% -0.5
 第23回 19.2% -0.3
 第24回 20.1% +0.9

裏番組との比較
20.1% 20:00-20:45 NHK 龍馬伝
19.4% 19:58-20:54 NTV 世界の果てまでイッテQ!
*9.6% 19:57-20:54 TBS オレたち!クイズMAN
*8.5% 19:58-20:54 CX* 爆笑レッドカーペット
*7.3% 19:00-20:10 EX__ 2010FIFAワールドカップデイリーハイライト
10.9% 20:10-22:54 EX__ 2010FIFAワールドカップ アルジェリア×スロベニア
*5.7% 19:54-21:48 TX__ 日曜ビッグバラエティ・やり直し人生列伝

テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

『学力低下は錯覚である』 教育問題を語るための必読書

学力低下は錯覚である
神永 正博
4627975112


 神永正博著

 学力低下問題、理系離れ、教育のこれからについてデータに基づいたしっかりした議論をしています。とにかく納得することしきり。なるほど、なるほどと目からウロコが落ちること請け合いです。

 しかし、利用しているのはすでにあるデータがほとんどですので、仮説の証明のためにさらに深い調査をしたりはしていません。そこまでは期待しませんように。

 本書で明らかになったことは、いろいろありますが、ネタばれするとつまらないので、とりあえず読んでみてくださいといっておきます。

 門外漢の学者や評論家の随筆みたいな放言を何冊読んでもなんのタシにもなりません。きちんと考えるとはどういうことかの良い見本として、また教育問題の現状を理解するために、本書を必読書としてお勧めします。


調査報告「学力低下」の実態 (岩波ブックレット) 学力低下論争 (ちくま新書) 不透明な時代を見抜く「統計思考力」 未来思考 10年先を読む「統計力」 誰がバカをつくるのか?―「学力低下」の真相を探る
by G-Tools

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

『議論のウソ』 ゆとり教育を語る著者のゆるい議論を見よ

議論のウソ (講談社現代新書)
小笠原 喜康
4061498061


小笠原喜康著

 世の中に見られる議論のウソを論理的に批判して見せ、論理的思考を啓蒙する一冊。

 前半はいいのですが、後半から怪しくなってきます。

 「ゆとり教育批判」を批判している中で、全国地理学会の全国調査に対して、こう述べています。「地理教育の必要性をアピールしたいという意図が明白である。」(P.180)。論拠は述べていません。文脈からすればただの憶測にしかすぎません。

 また、「ゆとり教育批判」を批判しているのもかかわらず、批判の対象はセンセーショナルな見出しの新聞記事の批判とOECD国際的学力テストを論拠とするゆとり教育批判ばかりです。大学生の学力問題などの重要な論点に触れないのは意図的なのでしょうか。私も大学生の学力問題はゆとり教育とは別の原因があることは知っていますが、論じ方を論じている本書でスルーするのは大きな減点です。

 本書の最後でなぜか著者はゆとり教育の検討をはじめます。ゆとり教育が必要となる社会の変化として「ポスト産業資本主義」をあげていますが、この論拠が弱いのです。岩井克人の『会社はこれからどうなるのか』の内容を軽く紹介しているだけで、その紹介には納得できる証明は含まれていません。これでは本人がダメな議論の例としてあげた「権威に訴える虚偽」そのものです。

こうした時代の変化を背景に、かつての「臨教審」はおこなわれた。したがって、そこでの教育改革の方向性は、こうした産業の変化に対応したものであったはずである。それが、「個性重視」だった。



 こういわれても、そうなのかなあ?と疑問に思うばかりです。臨教審のメンバーがそういう社会観を共有していたのか、ポスト産業資本主義では、とくていの人材が必要で、その育成がゆとり教育でできるのだと臨教審は考えていたのか、いろいろ疑問は湧いてきます。

 きちんとした論証をしない議論をダメな議論と呼び、論じ方を論じた本なのですから、ここでは正しい議論の見本を見せて欲しいところです。

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書) だまされない〈議論力〉 (講談社現代新書) ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書) 統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか? (光文社新書) 学者のウソ [ソフトバンク新書]
by G-Tools

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

『正論なのに説得力のない人ムチャクチャでも絶対に議論に勝つ人』 その2

 「詭弁の鉄則」で著者が特に重要としているのは、「言い切れないことを言い切ってはならない」。十分な根拠がないなら、断定しないことがとても重要です。しかしながら、そこそこ根拠があると断定したくなるのが人情です。生活の中ではそんな断定もとがめられることは少ないでしょうが、相手の反論が予想される議論も場ではやめておいた方がよさそうです。

 本文の多くは詭弁の紹介に費やされていますが、あまりに数が多いので、そこは省略して、最後の「詭弁の真髄」を紹介しておきましょう。

詭弁の真髄―どんなタイプの詭弁を使うにせよ、あなたの述べていることが最も大事なことである、と相手に思わせよ (思わせるように説明せよ)
 そう思わせることができれば、大成功です!


 いますよね。「大事なことは…」と言う人。私なら「他にも大事なことはあるし、それが一番大事だとは言えない」と反論しますけど。

 本書は、日常での議論がいかに詭弁に満ちていて、それをどう見ぬくか、逆にどううまく利用するかに付いて述べたものです。

 いささか不謹慎との印象を与えかねませんが、これはある意味、言語生活のリテラシーかもしれません。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

『正論なのに説得力のない人ムチャクチャでも絶対に議論に勝つ人』 その1

正論なのに説得力のない人ムチャクチャなのに絶対に議論に勝つ人 正々堂々の詭弁術
4534038127


 小野田博一著


 副題は「正々堂々の詭弁術」。こちらの方が内容をよく伝えています。


 詭弁とは、次のものです

支え方が正しくないアーギュメント(argument)で、
(1)ある程度説得力のあるもの、あるいは
(2)説得しようとする意志が感じられるもの


 支え方とは、議論(アーギュメント)において前提が結論を支えている、その支え方です。
 つまり、正しくないけれど、説得しようとしているし、説得力の感じられる議論が詭弁です。

 説得力があるのは、論理にキズがあるときだと著者はいいます。そのキズは論拠と結論にギャップがあるときに生まれます。このギャップが大きいのに、うまい理屈でなるほどと思わせられる議論が詭弁です。逆にギャップがないのなら、それは正しい論理であり、聞いた人は当たり前と感じてしまって説得力を感じません。

 著者は『説得力ある発言・記述はすべて詭弁!!』と断定しています。説得力があるのは論理にキズがあるからであり、正しい論理に説得力はないのですから、これは論理的必然です。

 ただ、説得力は人によって感じ方が違います。すぐに間違いがバレてしまうようでは説得力は感じません。ですから、次のようにも書いてます。

「あなたの判断では」支え方が正しくなく、かつ「あなたにとって」ある程度説得力があるアーギュメントが、あなたにとっての詭弁。


 実生活の議論では、「白」も「黒」もない、と著者は言います。例としてあげられているのは、価値判断を含んだものですから、ある意味当然でしょう。価値観は人それぞれなので、絶対に正しいとか間違っているとはなりにくいものです。

 では、事実に関する議論ではどうでしょうか。著者は書いていませんが、おそらくこの場合も白黒はつきにくいでしょう。科学的ですら厳密に手順を踏んで論証するのは大変です。ましてや実生活での議論は論証とはほど遠いレベルのものです。はっきりと白黒つくものではないでしょう。


詭弁論理学 (中公新書 (448)) 論より詭弁 反論理的思考のすすめ (光文社新書) 論理的な作文・小論文を書く方法―ナルホドと読み手を納得させる 反論の技術―その意義と訓練方法 (オピニオン叢書) 論理的に考える方法―本質への筋道が読める (光文社知恵の森文庫)
by G-Tools

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

Cozy

Author:Cozy
情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

Twitterはcozyoffです。
TwilogはCozy(@cozyoff)です。

当ブログへのリンクはご自由に。

名言集および格言集
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる