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ネットショップは低コストで全国展開

 最近はインターネットの普及により今までにない新しい仕事の形態が増えてきました。

 とりわけ目立つのはインターネットにお店を持つネットショップです。ネットショップとは、実際の店舗は持たずに、インターネット上にお店を出して、商品の売買をする自営業です。

 ネットショップの一番の魅力は運営にかかる費用がとても少ないことです。

 実際の店舗を持たなくてもすむために、店舗取得のための初期投資、家賃などのランニングコストとも不要です。開店にあたって必要なものは、パソコン、通信回線(ADSL、光ファイバー)、販売用の商品くらいのものです。商品の写真を自分で用意しなければならないなら、デジカメも必要です。

 しかし、いくら無店舗といっても、商品を置いておくためのスペースは必要です。少ない商取引から始めるなら、自宅の空きスペースでも可能ですが、商品の大きさや在庫数によっては、別に部屋を借りる必要があります。とはいえ所詮倉庫にすぎませんから、立地は関係ありません。せいぜい棚を用意するなど収納に工夫が必要な程度です。

 ただし、扱う商品には気をつけなければいけません。個人商店の場合、衣類を扱うケースが多いのは、温度管理が不要で、場所も取らないからです。扱いやすく効率のいい商品を選ぶのがコツです。

 食品に関しては日持ちのいいものなら問題はありません。クール便などで生鮮食料品を送ることもできますが、鮮度管理がとてもむずかしくなります。当然ですが、作りたてのホットドッグや淹れたてのコーヒーをすぐに食べてもらうことはできません。こういうものは固定店舗や移動販売車向きです。

 仕入れたものを売るだけがネットショップではありません。自分で作ったものを売ってもかまいません。工芸品でもアートでもジャンルは問いません。趣味がそのまま実益となれば、願ってもないことです。

 実際の店舗に比べて商圏が恐ろしく広いこともネットショップの特徴です。

 日本中はもちろん、海外からのアクセスもあります。英語のページを用意しておけば、全世界を相手に商売できます。通常、広い商圏を相手にするには多くの店舗を開かなければなりませんが、ネットショップならインターネットに一店舗で十分です。しかも低コストなのですから、恐ろしく効率のいい自営業だといえます。

 商圏が広いから数十倍も、数百倍も儲かるのかといえば、そんなことはありません。ネットショップはすでに当たり前になっていますから、競合するお店が多いのです。通常ならば近所のお店としか競合しませんが、インターネットには距離が関係ありませんから、日本中と競合します。

 ですから商圏の広さを利用するには、自分にしかできないニッチでマニアックなお店を作ることを考えた方がいいでしょう。アメリカのブリキ看板専門店のCandy Towerなどそのいい例です。趣味で集めていたブリキ看板を販売することからはじめて日本で最大の専門店になりました。

 もしこれを実際の店舗ではじめたなら、これほどの成功はなかったでしょう。商圏が限られていると、少ないマニアを相手にした商売は成立しにくいのです。インターネットならば、日本中に散らばっているマニアが応答するので、商売になります。

 こうしたことを考慮すると、扱う商品はやはり自分の趣味のものが一番ではないでしょうか。商品の知識をもあれば、関心も高いはずです。最新の情報や耳より情報をお客さんに提供したり、薀蓄のあるコラムでお客さんの関心を集めたりもできます。

 競合のネットショップに勝つには、やはり自分の店ならではの特徴を出していく必要があります。それができるのは、自分の関心の高い商品を選べばこそでしょう。

 すでに店舗経営している人も新たにネットショップを出すことは大きなプラスとなります。リアル店舗の店番をしながら、パソコンをいじって、ネットショップを運営すれば、時間を有効に使えます。インターネットでお店の存在を知った人がお店まで足を運んでくることもあるでしょう。逆に、お店に来てくれた人が、時間がないからとインターネットで買い物をすることだってあります。リアル店舗とネットショップのハイブリッド経営はこのように相乗効果が期待できます。


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近藤 美緒

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坂口 孝則
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テーマ : ネットワークビジネス
ジャンル : ビジネス

簡単にお店を始める方法

 自分のお店を持つのは容易ではありません。なんといっても、資金が必要です。店舗の改装費用や毎月の賃料のほかに、商品の仕入れにかかる費用も必要です。

 自分の貯金を使い、家族などから借りても足りない場合は、国民生活金融公庫などから融資を受けることになります。国民生活金融公庫は小口融資や創業支援をおこなう政府系金融機関です。5年間くらいの事業計画書を作って、自分の商売がうまくいくことを説明しなければなりません。

 金融機関をうまく説得できたとしても、本当に商売がうまくいくかどうか不安ではないでしょうか。失敗すれば借金が残ります。開業資金として作った借金だけではなく、お店を開いた後にも借金がかさんで倒産すれば、返済するのも容易ではない額になります。

 そのことを考えれば、やはりリスクを低く押さえたいものです。

 最初のうちは、実際の店舗を持たないで営業をすることも一つの方法です。フリーマーケットや露店(自動車での移動販売も含めて)で商売をしてみて、ノウハウをつかんでから、店舗を持てば、失敗は少ないでしょう。

 フリーマーケットにはプロといってもいいような人が多く出店しています。彼らがどのような品物を揃えているのか、どのような売り方をしているかを観察し、声をかえて交流するなかでヒントをもらえれば、大いに参考になります。

 骨董品を扱っているならば、骨董市が重要な商いの場となります。こちらは完全にプロの世界です。

 それ以外の露天での商売となると、場所の確保が困難です。ストリートで小さく店を出す人もいますが、許可がなければ撤去を命じられることもあります。安定的に店を出すなら、駐車場の一部などを安く借りて、店を出させてもらうなど、個人的に場所の確保を狙うしかありません。実際に駐車場でのアクセサリー販売で成功し、店舗経営へと発展させたひともいます。本人の工夫次第といったところでしょうか。

 街中で目に付くのが、ワゴン車を改造しての、移動店舗です。お弁当、ホットドッグ、コーヒー、パン、野菜、花と多くの移動販売車が見られます。最近は、こうした移動販売をネオ屋台と呼んでいるようです。

 ネオ屋台の中でもユニークなのは、出張お茶サービス社。なんと70種類ものお茶が用意されています。ここまでくると普通のお店には負けていません。車ごとイベントに呼ばれることもあるそうです。固定店舗にはできない芸当です。

 ただし、移動販売車にはお金がかかります。200万円以上はかかるとみておくべきです。一度購入し、改造してしまえば、店舗を借りるよりは維持費は安いでしょうが、それでも初期費用は相当なものです。収支についてはシビアに考えておくべきでしょう。

 少ない商品数ではじめるなら、レンタルボックスもあります。レンタルボックスとは、店舗内に小さなショーケースを借りて、その中に自分の商品を並べて販売してもらう方法です。安い契約料で試すことができます。しかし、これは商売と呼ぶにはちょっと不自由すぎます。

 小さくてもお店らしい体裁を取りたいのなら、スリフトモールが便利です。スリフトモールを直訳すると倹約商店街。多数の参加者が一坪ほどのお店スペースをそれぞれ借りて自分の商品を置いてもらい、集中レジ方式のお店で販売する商店街です。実際には一つの建物を複数のお店が分割利用している感じです。小規模に自分の商売を試してみるには最適でしょう。仕入れやディスプレイ、資金繰りなど学びながら、小資本でお店を持つことができます。

 以上の方法である程度のノウハウをつかみ、資金をためることができれば、本格的にお店を構える自信もできるでしょう。

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テーマ : 起業・独立への道
ジャンル : ビジネス

成功の秘訣は、「好き」と「個性」

 個人経営のお店はどのあたりに成功のポイントがあるのでしょうか。比較的新しく出現してきた商店のあり方を中心に分析してみましょう。

 ひとつめのポイントは、オーナーがその商売を好きなことです。

 趣味に合っているといってもいいでしょう。お店で提供する商品やサービスが自分の好みであることがとても重要です。

 「商いは飽きない」などといいます。結果が出なくてもすぐにいやにならないことが大切です。そのためにはその商売が好きであることが一番なのです。

 開店してすぐに商売が軌道に乗ることなどありません。しばらくは低空飛行を続けることでしょう。そもそもお店が知られるまでに時間がかかります。常連客がつくのにも時間がかかります。売れる商品と売れない商品がわかってくるのにも時間がかかります。

 もし、好きでもない商売を始めれば、うまくいかないとすぐに「こんな商売などはじめるのではなかった」「別の商品を扱った方がよかったのではないか」などと考えてしまいます。今、成長分野だから、注目のビジネスだから、という理由で始めた人に多い反応です。扱っているものが好きなのではなく、時流に乗っているから楽に儲かりそうだと思って始めた人は、うまくいかなければすぐにイヤになってしまいます。これではお店をよくしようとする努力もしなくなってしまいます。

 もし好きなことを商売にしていれば、このような考えは浮かびません。自分が関心があることなので基本的に楽しいのです。積極的に勉強するので、扱う商品の知識が身につきやすいのです。お客さんに聞かれても、熱意を持って商品について語れます。お客さんだって、お店の人がその商品を好きでもないのに売っていたらイヤでしょう。また来たいとは思いません。

 好きで始めた人は、自分がその商品を購入する立場のお客さんであった経験を積んでいますから、お客さんの立場から自分のお店を見ることができます。自分のお店の足りない点も理解できますし、お客さんが喜びそうなことが何であるかもわかります。だから、改善のための工夫もできます。

 自分の好きなことを仕事にしているため、労働時間が長くなっても苦にならないことも大きな利点です。好きでもない仕事をして別に趣味を持っている人は、残業が増えると仕事に身が入りません。仕事を早く終わらせて、好きなことをしたいのです。しかし、趣味がそのまま仕事なら、早く仕事を終わらせたいなどと考える必要はないのです。今、自分が好きなものを扱っているのですから。

 このように見てくると、好きなことを商売にすることは趣味人であるB級遊民の理想かもしれません。

 ふたつめのポイントは、他店とは違う個性のあるお店であることです。

 個性とは、他に類似のお店がないニッチ(隙間)な分野であること、趣味性の高さ、専門性の高さ、オリジナルな商品やサービスを扱うこと、などです。

 うまくいく商売は誰でも真似したくなります。その商売が誰でも扱える商品を売るのなら、誰でも簡単に参入できます。競合するお店が近くにできれば、お客さんは半分になります。ですから、お客さんを取り合うことがないようにするには、高い専門性、趣味性、特殊性が必要です。それがお店の個性です。

 逆に、すでにたくさんお店がある中に同じようなお店を出したのでは集客がしにくいでしょう。個性的なお店ならば、他店とかぶることはありません。どこにお店を出しても際だっているのです。

 たとえば、ハンバーガーショップは多数ありますが、本場仕込みの専門性の高いハンバーガーショップは多くありません。日本橋のBROZERS’(ブラザーズ)はオーストラリアで修行したオーナーが開いたお店です。マクドナルドのようなハンバーガーショップがあちこちにあるのに、こうしたお店が成立するのは、日本では珍しくマニアックで専門性が高いからです。しかも日本的な老舗の多い日本橋にあっては個性的すぎて浮いている感もなきにしもあらず、です。

 他にも、イタリアのスクーターVespaを扱う専門店、アメリカで人気のモータースポーツNASCAR(ナスカー)のグッズを扱う専門店、メキシコやアメリカのシルバージュエリーの専門店、アメリカのアンティークの専門店などいろいろな専門店があります。

 これらのお店は、日本ではあまり流通がしていない商品をいち早く扱ったために専門店となり得ました。それもオーナーが好きだからこそ、誰もやらないようなお店を開いたのです。

 もちろん専門性の高さは諸刃の剣です。お客さんの数が少ないという弱点もあります。

 店舗にはお客さんが来てくれる範囲があります。これを商圏といいます。たとえば、駅前商店街の商圏は広くてもふた駅隣まで、といわれています。こうした狭い範囲に専門的なものを求めるお客さんは多くいません。

 ところが、専門的なお店が少ないがために、それを求めて遠方からもお客さんが来てくれるという利点もあるのです。そういう意味では、趣味性の高いお店の場合、東京の商圏は関東全域におよんでいます。

 現在はインターネットでネットショップを開いたり、広告をすることができます。ですから、以前に比べて専門性の高さのマイナス面は減っています。この場合、商圏は日本全体ということになります。最近になって意外な専門店が増えている理由はこんなところにあります。

 専門性ばかりが個性ではありません。従来からあるお店を工夫して、個性を出すのもいいでしょう。

 雑貨などの輸入商品、古いおもちゃ、古着屋、古本屋、アンティーク、オリジナルメニューの飲食店、オリジナルブランドなど、今、若い人たちがオープンしているお店は、従来からあるお店に自分なりの趣味性を加えた個性的なものばかりです。大型スーパーや量販店が扱う商品を扱おうという人はほとんどいません。

 今までにない形態のお店も増えています。複合的なお店というのでしょうか、輸入雑貨を売るカフェ。古本屋とカフェ。などカフェとの組み合わせが目立ちます。ビレッジバンガードのような雑多な商品を扱うお店は、一見バラバラのように見えて、ショップオーナーの趣味で統一されています。

 若い人が集まる街に行くとこういうお店がいっぱいあります。ウッディーでおしゃれな外観の古本屋に入ってみると、海外で買い付けた雑貨やオリジナルTシャツを売っていたり、カフェのように椅子と机が置いてあり、本を選びながらお茶が飲めたりします。

 アメリカの古着といっしょにアート作品を売っているお店もあります。

 オーナーの趣味で統一されていれば、どんな組み合わせもオーケーというような状況です。

 従来のお店が普通のものを普通に売ることを生業としていたのに対して、最近の流行の店舗は個性的であることがひとつのアイデンティティとなっています。


こうしてボクらはオーナーになった エイ文庫
ライトニング編集部

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こうしてボクらはオーナーになった〈2〉 (〓文庫) 成功の秘訣小さなお店のつくり方 (祥伝社黄金文庫) ワーゲンバスの気分。   エイ文庫 (022) 小さなお店、はじめました 移動販売で成功する本―みんなでHAPPYになろうよ
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テーマ : 店舗開発
ジャンル : ビジネス

自分のお店を持つ

 時間が自由になる、好きなことを仕事にできるという点では、店舗経営もおすすめの仕事のひとつです。

 最近は、新しいタイプのお店がどんどんオープンしています。若い人たちが自分の趣味を生かしたお店や新しい業態のお店を成功させています。とくに目立つのがのんびりとした雰囲気のお店とや趣味性の強いお店です。

 ゆっくり流れる時間を大切にしたお店は飲食店に多くあります。若い人に人気のカフェなどはとりわけ「ゆっくり」「のんびり」「まったり」をキャッチフレーズのようにしています。最近の飲食店は回転率を上げることで利益を生み出そうとするものですが、若いオーナーの出しているお店はそうではありません。ゆっくりくつろいで欲しいというコンセプトで作られています。ファストフード店とはまったく店の作りも雰囲気も違います。内装やメニューも個性的です。オーナーの趣味が反映しているのでしょう。

 もっともマクドナルドなどに比べれば、コーヒーなどの価格は高く、粗利益は高くなっているはずです。回転率より粗利などというといかのもがめつい印象を与えますが、時間を節約することよりも閑適を味わうことが、こうしたお店の売りなのです。お店の居心地の良さが勝負です。

 マニアックな商品を扱うお店も多くなりました。輸入雑貨などはあたりまえ、海外のアンティークやレアもののコレクション、ガラクタのような古い商品を扱うお店も増えました。

 こうしたお店の魅力はなんといっても趣味性、道楽性です。わかる人にはわかる、欲しい人だけがほしがる、そんな商品が並んでいます。品揃えは当然オーナーの趣味でしょう。自分が好きで集めていたものを売るためのお店を出し、その売り上げでまた好きなものを買い入れてお店に並べます。そういったサイクルで商売をしている人も多いようです。既製品に飽き足らないオーナーたちは、オリジナル商品を開発してお店に並べています。オリジナルブランドもとても増えています。

 そういう様子を見ていると、やはり自営こそB級遊民的な仕事ではないかと思います。自分の夢をそのまま実現できる店舗経営はやはり魅力的な職業です。ショップオーナーがけっこう暇そうにしているのもまた魅力です。閑適、知足、道楽をそのまま実践しているようでうらやましい限りです。


スローワーク、はじめました。
谷田 俊太郎

スローワーク、はじめました。
「好き」をシゴトにした人―WORK FILES 01‐59 ネットではじめる雑貨屋さん 私も持てる。小さくて素敵なネットのお店 小さなお店、はじめました
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テーマ : 店舗開発
ジャンル : ビジネス

フリーランスにおける安定と自由

 フリーランスは被雇用者ではないので、労働時間は自分の自由になります。請け負う仕事の量も自分の営業しだいなので、仕事の量を適当に調整することもできます。いやな客との仕事は二度とやらないなどのワガママも通すこともできます。とにかく自由度の高さは各種労働形態の中でも一番でしょう。

 また、フリーランスの場合、趣味(遊び)と実益(仕事)をかねていることが多いのも特徴です。好きなことをやっているうちに気がついたらフリーランスで仕事をしていたという人も少なくありません。だから、働いているのかただ好きなことをしているだけなのか自分でもわからないことがあります。もし選んだ仕事が趣味の延長であるならば、B級遊民とっては理想の職業形態といえます。

 フリーランスは自由であるかわりに、フリーランスならではの苦労もあります。

 そもそも仕事が取れるのかという問題があります。仕事が取れるフリーランスになるには、それなりの技術技能を身につけなければならないのは当然ですが、それ以前に自分で営業をしなければなりません。クライアントになってくれそうな会社に出向いて、自分を売り込み、仕事を取ってくることくらいはできなければ、やがて仕事がなくなってしまいます。対人関係が苦手な人や自己PRができない人には向いていないかもしれません。

 仕事の受注が増えてきた場合、仕事を断りづらいという問題もあります。せっかくの仕事を断るとそのお客さんから次の仕事が来ない可能性が高くなります。安定的に仕事を請けるには多少無理でもノーとはいえないのが現実です。ですから、仕事が軌道に乗ると、どんどん長時間労働になる傾向があります。

 フリーランスは仕事量が一定してないので、仕事が少ないときの不安と仕事が多すぎるときの長時間労働の苦しさのふたつを行き来することも珍しくありません。

 自宅で仕事をしているフリーランスの場合、公私の区別がつきにくいといった問題もあります。仕事部屋とプライベートルームが同じであれば、さらに仕事とプライベートのメリハリがつきにくく、なんとなくリラックスできません。就業時間も決まっていないし、休憩時にチャイムが鳴るわけでもありません。現在仕事中なのかプライベートなのか本人でもわからなくなります。もっともこういうことは慣れてしまえばどうってことはないのですが、最初のうちは戸惑うかもしれません。

 どうしても慣れない人は別に事務所を借りることになるでしょう。同じ収入を得るためには、その分だけ余計に稼ぐ必要がありますが、職種によっては狭い自室では無理なこともありますから、やむを得ないでしょう。

 ここまでの説明でわかるように、フリーランスには自由はあるが安定はない職業形態です。サラリーマンは逆に自由はないが、安定があります。両者にとって自由と安定のバランスはまったく逆になっています。

 ダニエル・ピンクは『フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか』(ダイヤモンド社)の中で、このように書いています。「フリーエージェントにとって重要なのは、安定より自由。自己表現が自己否定に取って代わった。人々は組織の陰に身を隠すのではなく、自分の仕事に責任をもつようになった。なにをもって成功と考えるかは、あらかじめ決められた定義に従うのではなく、自分自身で決める。」

 まさに、その通りです。自由に大きな価値を見出す人にとってはフリーランスの自由は何物にも代えがたいものです。成功は収入の多い少ないだけに還元されるべきではありません。自由時間、自己表現、自主性、自己管理、責任など総合的に判断されるべきものでしょう。

 自分の好きなことがフリーランスの仕事につながるのなら、トライする価値はあります。手に職をつける職人志向の人もまたフリーランスを目指すのはいい選択です。好きなことをしながら気ままに生きることを実現しやすいのがフリーランスです。


フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか
ダニエル ピンク Daniel H. Pink 池村 千秋
4478190445

テーマ : 独立・開業
ジャンル : ビジネス

プロフィール

Cozy

Author:Cozy
情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

Twitterはcozyoffです。
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