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危険な買い物=専業主婦、子ども、住宅

 非正規雇用はもちろんですが、フリーランスや自営業を営んでいる場合も、収入は不安定です。となると、住宅ローンのように長期的に支出を強いられるものには手を出せません。将来的に収入が落ちた場合に現金不足の事態に対処できないからです。

 長期的な支出を強いられるものはリスキーな買い物です。このことはしっかり頭に入れておかなければなりません。

 リスキーな買い物の代表は、専業主婦、子ども、住宅の三つです。経済アナリストの森永卓郎は「人生の三大不良債権は、専業主婦と子供とマイホーム」と書いています。実際には債権ではありませんが、ニュアンスは伝わります。

 専業主婦に関してはすでに結婚について書いたときに触れました。男女の分業が確立していた時代は大いに意味がありましたが、現在では分業のメリットはなくなりましたから、経済的な利点はあまりありません。今ではリスキーな買い物、不良債権に分類してもいいでしょう。しかし、いざとなったら働いてくれる可能性もあるわけですから、専業主婦がいつまでも専業主婦というわけではありません。ケースバイケースでしょう。

 では、子どもはどうでしょう。

 森永卓郎の計算によると、子ども一人あたりにかかる費用は総額で7881万円となっています。ほとんどの人の予想をはるかに超える金額ではないでしょうか。

 学校教育費、補習教育費、習い事、小遣い、交通費、サークル等の参加費などの広義の教育費、食費等の生活費、出産・育児費用や衣料費、理美容費、パーソナル所有品代までの総計で2933万円です。森永さんが使った1993年のデータですが、それより新しい2005年のデータ(AIU保険「現代子育て経済考 2005年版」)では、子どもの誕生から大学卒業までにかかる費用は、すべて国・公立校に進んだ場合でも2985万円とさらに増えています。

 森永の計算が面白いのはここからです。

 「ただし、このAIU推計でも、推計から漏れているコストがある。家賃と結婚費用である。子供部屋を六畳一間としても二二年間のその家賃は七六〇万円。結婚費用のうち親からの援助と結納金の合計額は三八四万円。一人分としてその半額の一九二万円。これらを合わせると、一人当たりの子育てコストは三八八五万円に達する。

 さらに忘れてならないのは、子育てにかかる人件費コストである。子供のいる世帯と子供のいない世帯の家事・育児時間の差から、子供一人当たりに投入している時間を計算し、その時間に年齢別の時間当たり賃金を乗じて人件費コストを算出すると、三九九六万円となる。つまり、直接経費に人件費コストを加えた総コストでは七八八一万円という膨大なコストが必要になるのである。」(『<非婚>のすすめ』森永卓郎 講談社現代新書)

  一般的に考えられる養育費に加えて、子どものための家賃、子どもの結婚費用の一部負担、子育ての人件費を総合すると7881万円。膨大な額となります。

 子育てはレジャーだとする子育てレジャー説があります。平成17年版国民生活白書には「子育てを行うということは、費用とともに時間も要するという点で時間消費型活動と似た面がある」と書かれています。それにしては高いレジャーです。もはや贅沢品、奢侈品といっていいレベルです。

 負担は経済面だけではありません。子育てに問題が生じれば、精神的な負担も生じます。子どもがいる親は鬱傾向であるというアメリカ社会学会の報告もあります。

 子育てには、長期間大きなコストがついてまわることを覚悟しなければなりません。

 最後は、住宅です。

 住宅は通常、分割払いで購入します。住宅ローンは長期間の利息つくために膨大な額になります。1000万円を金利3%で30年借りたら、約1500万円を返済しなければなりません。4%なら約1700万円、5%なら約1900万円。なんという無駄な支出でしょう。さらに固定資産税が支払う必要があり、マンションなら管理費、修繕積たて金、一軒家ならメンテナンスが必要です。ローンを完済したころには家もマンションもボロボロになっているかもしれません。

 それでも賃貸料を払うよりもマシではないかとの意見もあります。

 日本の土地は災害に弱いため、台風や地震による持ち家喪失の危険性があります。造成地を買った場合はたいした災害でなくても、ひどい損害を受けることもあります。ちょっとした雨で地盤が緩むし、埋め立てた場所では地盤沈下します。そもそも日本は土地がデコボコしていて平面が少ない。戦後に開発されたような地域はたいがい造成地です。

 環境に問題が発生しても引越しができないのも困ります。たとえば、まわりに気に入らない建物ができるかもしれません。陽をさえぎるような大きなビルや人が集まってうるさい公園ができるかもしれません。隣近所とのトラブルも発生するかもしれません。土壌からダイオキシンが見つかるかもしれません。

 こんな場所はごめんだと家を売って引っ越したいと思っても、売値が購入価格よりかなり安くなっている可能性もあります。

 住宅(ローン)は長期間の支出が継続するだけではなく、いろいろなリスクを抱えていることがわかっていただけるでしょう。

 一方、賃貸住宅のいい点は、上に書いたことと逆になります。地震などの災害にあっても、環境に不満があっても、引っ越せばいいのです。今後は人口減少により賃貸住宅はどんどん安くなる可能性がありますし、自分の生活スタイルに合わせた間取りに変更していけばいいのです。

 やはりリスキーなのは家・マンションを買った場合、ローンで買えばなおさらです。


「非婚」のすすめ (講談社現代新書)
森永 卓郎
4061493388


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