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浪費戦略に気をつけろ 1~5

 必要もないのにお金を使うことを浪費といいます。

 誰も浪費はしたくないと考えながらも、知らず知らずのうちに浪費をしています。最大の理由は、浪費と思わせずに無駄にお金を使わせるマーケティング戦略が発達し、広告が巧妙になり、私たちが気づかないうちに洗脳されているからではないでしょうか。

 20世紀の半ば頃にアメリカで生まれた「浪費戦略論」は、企業が消費者にいかにして浪費をさせるかを考えたひとつの成果です。ヴァンス・パッカードの『浪費を作り出す人々』はそうした浪費戦略を批判するために書かれましたが、実際にはマーケティングの教科書のようにして読まれたとは社会学者、石川弘義の指摘です。

 マーケティングの研究者である林周二が浪費戦略の日本版である「浪費を刺激する10の戦略」を書いています。石川の『欲望の戦後史』(廣済堂出版)から引用しながら、解説することにします。

 第1作戦 「捨てさせる」

 使い捨てカイロ、百円ライターなどの使い捨て商品がこれにあたります。紙コップ、紙の皿、割り箸などもそうです。チューブや缶には内容物が残り、最後まで使い切ることなく捨てるので、これも捨てさせる戦略だとパッカードは指摘しています。

 第2作成 「無駄づかいさせる」

 石川は大きめの角砂糖やエアゾール式容器を紹介しています。エアゾールは「ちょっと一押ししただけでスーッとでる。でてしまった以上、もとへもどすことができない」からです。

 第3作戦 「贈り物にさせる」

 ヴァレンタインデー、ホワイトデー、クリスマスなど贈り物をするのが当然であるようなイベントがあります。広告によってこれらのイベントは贈り物をする日であるというイメージを広め、定着させました。今まで贈り物とは考えられなかったようなものを贈り物とする戦略もあります。「男性に男性用香水を贈って使わせる」ようなことです。

 第4作戦 「蓄(た)めさせる」

 ホームバーの洋酒のビン、書物の全集がこれにあたります。コレクションさせることを前提にしたシリーズものもいろいろあります。ディアゴスティーニの分冊シリーズは全巻買うことで全体が完成します。ビックリマンチョコはおまけのシールを集めることでひとつの世界が完成します。

 第5作戦 「抱きあい商品にする」

 抱き合わせ販売は法律で禁止されていますが、人気ゲームソフトのドラクエと不人気ゲームソフトのセット販売、マイクロソフト社のウィンドウズへのインターネットエクスプローラのバンドルなど、過去に問題になった抱き合わせ販売は多くあります。違法性はありませんが、ある中心商品とそのアクセサリー類という関係も多くあります。たとえば、iPodにはクレードルなど多くの関連商品があります。石川はカメラと革の速写ケースを例にあげています。


欲望の戦後史―“多幸症”日本人のプロフィール
石川 弘義


浪費をつくり出す人々 (1961年)
ヴァンス・パッカード著、南 博 石川 弘義訳


浪費するアメリカ人―なぜ要らないものまで欲しがるか
Juliet B. Schor 森岡 孝二
4000025848
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ジャンル : 結婚・家庭生活

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