スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

独身者は公的援助を受けやすい

 それでは夫婦の間の「保険としてのメリット」はどうでしょうか。問題が起きたときに配偶者は助けてくれるのでしょうか。

 軽度の病気や事故であれば家に誰かいてくれればとても助かります。共働きでは病気になったときの看護がやや不自由ではあるでしょうが、一人暮らしよりはよっぽどましです。身の回りの世話をする必要があれば、配偶者は休みを取って対応するでしょう。

 自分が倒れて緊急で病院にいかなければならない場合も配偶者がいるおかげで命拾いをすることもあるはずです。独身男性が死亡リスクが高い理由の一つはこれではないでしょうか。夫婦では男の方が年齢が高いので、男が倒れるケースが多いでしょう。そのときに家族がいれば、救急車を呼んでもらえます。

(もっとも、そのおかげで障害を抱えて生きつづけたり、寝たきりになるリスクも増加します。命拾いが必ずしもよい結果を招くとは限りません。この話題については後に述べます。)

 このように保険としてのメリットははっきりとあります。否定のしようもありません。

 しかし、深刻な事態が長引く場合はどうでしょう。重い病気や障害を抱えていれば配偶者や家族にかかる負担が大きくなります。自分が面倒を見てもらうばかりではありません。自分が家族の面倒を見なければならないこともあります。看病や介護が家族に心中を考えるほどに重い負担をもたらすこと珍しいことではありません。

 それでも独身でいるよりはましだろうと多くの人は考えるでしょう。ところが独身者が窮地に陥った場合、誰からも面倒を見られずに放置されるということはありません。家族にいない人ほど公的な援助や介護を受けやすくなるからです。

 たとえば、生活保護は身寄りのない単身者は受けやすく、援助できる家族のいる人は受けにくくなっています。家族がいるなら家族が面倒を見るべきで、公的機関が手を差し伸べる必要はないと国や自治体は考えているからです。

 特別養護老人ホームも単身者の方が入りやすくなっています。

 特別養護老人ホームの入所順位の基準は要介護度・日常生活自立度、介護者の状況、特記事項などが勘案されてポイント制で数値化されます。そこで重要になってくるが、介護者の状況です。身寄りがないなど介護する者がいない場合は、最高のポイントがつきます。つまり、要介護レベルが同じならば、身寄りがない人は優先的に入所できるのです。

 一般に、身寄りのない独身者は公的な援助が受けやすくなっていて、このことはより深刻な事態において顕著です。国民の生命と財産を守るという国の役割からすれば、孤立無援の人間を先に救うというのは当然の判断です。

 結婚という「保険としてのメリット」は否定できませんが、公的援助は後回しになります。そしてなんの助けもない人に対しては国や自治体が優先的に手を差し伸べます。このことは覚えておいたほうがいいでしょう。


あなたにもできる!本当に困った人のための生活保護申請マニュアル (DO BOOKS)
湯浅 誠

あなたにもできる!本当に困った人のための生活保護申請マニュアル (DO BOOKS)
いのちくらし 生活保護Q&A50プラス1―あきらめる前にこの一冊 新・生活保護バイブル How to生活保護 2007年度版―暮らしに困ったときの生活保護のすすめ (2007) 働けません。―「働けません。」6つの“奥の手” 生活保護手帳 2007年度版 (2007)
by G-Tools

介護保険のしくみ (日経文庫)
牛越 博文
4532110556

スポンサーサイト

テーマ : 将来の不安
ジャンル : 独身・フリー

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Author:Cozy
情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

Twitterはcozyoffです。
TwilogはCozy(@cozyoff)です。

当ブログへのリンクはご自由に。

名言集および格言集
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。