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父性愛は存在しない

 父親が子どもとせっする時間が少なくて、存在感の薄い存在であることはわかりました。では、父親は子どもを愛しているのでしょうか。子どもを大切にしているのでしょうか。 さらには、そもそも男性に父性愛などあるのでしょうか。そんな疑問もわいてきます。

 離婚した男はなかなか養育費を払わない実態を見ればその答えはわかります。

 離婚した父親からの養育費の受給状況は、「受けたことがない」が66.8%と最も多くなっています。男性側が「生活費を渡さない」ことが離婚の理由となっているケースが22%(2000年)ですから、離婚が誘引となってお金を出さない人が3倍になっていることがわかります。

 そして養育費を「現在も受けている」が17.7%にすぎません。しかも「現在も受けている」のは、母子世帯になってからの年数が「0~2年目」が最も多くて26.0%です。(厚生労働省『平成15年度全国母子世帯等調査』)

 養育費の支払い状況はとても悪く、最初のうちだけ養育費を払っても、時間がたつと払わなくなります。男は別れてしまえば自分の子どもにお金を出す気などあまりないのです。離れると「自分の子」という意識すら薄れるのかもしれません。

 このひどい実態を救済するために、民事法が改正され、2005年4月から、養育費を取り決めたとおりに支払わないと、裁判所が制裁金を課すことができるようになりました。さらに元夫の給料などから養育費を天引きすることもできます。「父性愛」など頼りにならないので法律による強制が必要です。

 養育費はそれほど高額ではありません。父親と母親の収入の違いによって幅があるとはいえ、月に3万円から6万円が相場です。収入が少なければ、養育費も少なくなりますから、払えないほどの負担ということはありません。一般には20歳まで支払われるものですから、長くても大学卒業までです。

 父親に子どもを愛する本能があるならば、一緒に暮らそうが離婚して離れて暮らそうが、養育費はきちんと支払うはずです。しかし、実際はそうではありません。けっして無理な負担ではないにもかかわらず、家族関係が解消してしまえば、子育てにお金を出さない人は急激に増えます。そもそも父性などないと考えたほうが理解しやすいのではないでしょうか。

 父親が家族を支えるのは義務感と一緒に暮らすことによる愛着からであって、父性愛でも本能でもありません。離婚によって、そのタガがはずれると、義務感は消え、愛着は薄れ、子どものために金なんか出したくないと思うのです。


↓「NHK爆笑問題の学問のススメ」に2回連続で登場したゴリラの博士です。
父という余分なもの―サルに探る文明の起源
山極 寿一
4403230512


家族の崩壊
四方 寿雄
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テーマ : パパの育児
ジャンル : 育児

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養育費が本当に子供のために使われたのか不明なことも一因かと思います。民事法改正には、毎月の明細義務づけも必要かと。

結婚制度自体の問題

そもそも男性が親権をなかなか取れない現状自体がおかしいですね。父子家庭には何のサポートもないことも問題だと思います。子供に父親を会わせないとか外国と比べても極端に男性不利ですからね。そら払いたくもなくなりますよ。

反対に男性が子供を引き取った場合、女性は養育費とか払ってるんですかね?会えもしない子供に女性はお金はらいますかね?この理屈だと払ってない場合は母性愛も無いってことになりますね。
小さな額と言われますが、離婚が原因で慰謝料請求されてホームレスになった人とかいますよ。
男女平等なんて言っておきながら、なんで男性だけがお金で愛情を計られるのかが分からない。
プロフィール

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Author:Cozy
情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

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