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子どもに信頼されず嫌われる父親

 子どもと接する時間が短いことが理由かどうかはわかりませんが、父親は子どもからあまり頼りにされていないようです。

 全国高等学校PTA連合会「高校生と保護者の進路に関する意識調査2003」によると進路選択の相談相手で一番多いのが、母親で79.8%、第2位が友人で65.7%、第3位が高校の担任の先生で44.0%、第4位が父親で42.9%です。母親とはずいぶんと差をつけられたものです。高校生が進路を決めることはむしろ父親と相談すべき問題だと思われるのですが、それでもこの数字です。

 子どもの悩みも知らず相談もされない父親。いったいなんのために父親になったのでしょうか。自分勝手に団らんややすらぎを感じていればそれで満足なのでしょうか。

 若者の携帯向けサイトを運営するメディアシークによる「子からみた父親に対する意識調査」(2007年)からは、女子中高生から父親かどう思われているかがわかってきます。

 「お父さんのことが好き?」という質問にYESが42%、NOが15%、どちらとも言えないが43%でした。

 それほど嫌いわれていないという印象です。どちらともいえないという微妙な回答が一番になっていることが気になります。積極的に嫌われてはいないものの、なんともあいまいな存在になっているようにも思えます。

 別の日に実施した「母親」についての質問では、YESが75%、NOが3%、その他が22%となっていました。

 父親は存在感が薄いのでしょうか。愛憎半ばするアンビバレンツな存在なのでしょうか。少なくとも母親に比べれば人気のないことは間違いありません。

 同じ調査での父親が好きな理由の具体例は次の通りです。

 「世界一のお父さんだから」「優しくてぃつもおもしろくて、ちょっとハゲ?進行?だけどそれをネタにして家族を笑わせてくれるから?」「携帯代払ってくれるから」「懲りずに頑張って親父ギャグを連発してるとことか?」「めちゃ性格よくて最高」「勉強を教えてくれる」「便利」

 好きな理由といっても単純に喜べない理由が多くあることがわかります。

 父親が嫌いな理由は次の通りです。

 「見たくもないくらい嫌いだから」「子供を大事にしないから」「タバコを吸うから(※多数)」「センスが悪いし、酒臭いから」「人間以下だから? 存在がウザい?」「ろくに稼いでこない上に白髪だらけの頭!!顔もやっぱイケメンじゃないしキモス!加齢臭もあるしホントありえないくらい最っ低!ためだったら絶対キモい系だね!」「本当の父親じゃないから」「臭いし話さないから」「加齢臭がヤ」「エロじじい」

 激しい嫌悪感が表れています。「お父さんの下着とあたしの下着を同じ洗濯機で洗わないで」などというのはもはや当たり前です。最近は、小学生や幼稚園でも父親に臭いという女の子がいるといいます。なにかと低年齢化していますから、それが普通の女の子の反応になるのかもしれません。

 「お父さんのような人と結婚したい?」という質問に対する答えは、YESが13%、NOが51%、どちらとも言えないが35%、無効が1%でした。NOが過半数となっていることに注目です。

 結婚したくない理由の具体例は次の通りです。

 「顔が嫌だ」「ウザイしキモイ」「見たくもなぃぐらい嫌いだから」「健康面で気を使っているが体型のせいで病気になりやすいから。健康なひとが1番」「ヘタレな人と結婚は…」「もうちょっと子供のために、動いてほしい?なんか足りない…」「すぐキレるし、私達・娘を気にしないでタバコを吸うから」「人間として最低最悪だから」「妻を大切にしてないから」「あんなに家に帰ってこなくて、自分が偉い、みたいな態度をとっている人は嫌だ」

 父親としては我慢できても、男として見ると耐え難いようです。一般に男の子は父親とうまくいかないものですが、最近は女の子の父親嫌悪が目立ちます。父親嫌悪といいますかオヤジ嫌悪といいますか、とにかく中年男性は嫌われています。

 そんな影の薄い父親がこころがけていることは「子どものテスト結果や成績を知る」(48%)ことです。(くもん子ども研究所による調査、2001年)

 たとえ子どもと接する時間がなくても、子どもから信頼されていなくても、好かれていなくても、家族のために働き、子どもをいい学校に入れるために子どもの成績を気にかける。それが現在の父親像です。

 それでもいいではないかと考える人もいるでしょう。父親が家族を守っているのだ、という自負があればいいではないか、と。

 今まで父親の役割や存在感への疑問を述べてきましたが、内閣府の調査では家で過ごす時間はほとんどの層で減少傾向にあることがわかっています。つまり、家族全員がバラバラになり、家族関係が希薄になっているというのです。

 父親は長時間労働で帰りが遅くなっています。母親も帰宅時間が遅くなる傾向にあります。子どもは塾や習い事へかよう通塾率も伸びています。団らんを楽しみとしているはずの結婚が団らんを失う方向に進んでいます。

 グローバル化や労働の自由化などにより労働環境が厳しくなることで父親の長時間労働が増えました。高学歴化により、子どもは塾に通います。教育費がかかるので母親も賃労働にかり出されます。そうして家族が一緒にいられる時間は減ることになりました。そうした状況の中、とりわけ父親が家族から離れつつあるのです。

お父さんのための1日10分、本気の子育て
松井 直輝

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テーマ : 子育て
ジャンル : 結婚・家庭生活

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マスコミによる洗脳

父親に限らず中年男性が嫌われるのが、新聞やテレビなどのメディアが一部の悪い面を捉えて叩きまくった結果でしょう。そのこと自体が問題だと思いますよ。
あるいは母親が父親の悪口を子供に言っていたりとかも考えられますね。
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情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

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