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結婚の規模のメリットは家賃と外食と教養娯楽

 ベッカー教授が指摘する経済学的な結婚のメリットの2つめは「家族の規模の拡大によるメリット」です。

 『平成17年版国民生活白書』によると「夫婦が一緒に暮らし共同生活を行うことで、二人がそれぞれ単身で生活する場合に比べて、様々な生計費の一人当たりにかかる費用が圧縮され、節約できるということ」です。

 家族で暮らせばキッチンやリビング、バス、トイレは共有するのでひとつでよい。家賃も一人当たりで計算すれば当然安くなります。同じ部屋で同じテレビを見ていれば光熱費も安くなります。家電製品、家具も共有するのでさらに安上がりです。たしかに規模のメリットがあるように思われます。

 ところが、生活白書で既婚者(世帯主の年齢が34歳以下の夫婦のみの世帯)と未婚者(34歳以下)の生活を詳細に調べると、予想したよりも規模のメリットが少ないことがわかります。

 規模のメリットがはっきりあらわれるのは家賃と外食くらいです。それより少し落ちますが教養娯楽サービスにも少しの規模のメリットがあらわれています。つまり未婚者の方が既婚者よりも(一人当たりの)家賃が多くかかり、外食に多く出費し、教養娯楽に多く出費しています。

 他の分野(食料、光熱水道、家具・家事用品、保健医療、教養娯楽用耐久財・用品)では規模のメリットはあまり見られません。

 家賃、外食、教養娯楽サービスは別として、他の分野でなぜ規模のメリットがあらわれないのでしょうか。

 おそらくそこには現代のライフスタイルが影響しているのでしょう。かつては多くの電気製品やぜいたく品が家庭に一つあればよかったのが、現在では一人で一つを持つようになりました。昔はテレビ、ステレオ、エアコンなどは一家に一台しかありませんでした。今ではみんなが自分のテレビを持っています。携帯電話も一人一台。各部屋にエアコンがあります。地方に行けば自動車は一人一台です。家族みんなでひとつのものを共有することが少なくなりました。こうした消費のありかたが規模のメリットを希薄化させていると考えられます。

結婚がこわい
香山 リカ
4062126680


新・シングルライフ (集英社新書)
海老坂 武
4087200329


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テーマ : 節約生活
ジャンル : 結婚・家庭生活

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