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『入門!システム思考』 われらの時代に必須の思考法

入門! システム思考 (講談社現代新書)
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 枝廣淳子、内藤耕、共著

 私たちは生活の中で従来の分析的思考では上手くいかない出来事に遭遇することが増えていきました。地球環境問題、資源問題、生態系に関する問題などはまさにそれです。

 害獣だからといってある動物を駆除してしまうと、その動物に捕食されていた虫が大量発生して、別の被害にあってしまうなんてのが、その例です。つまり生態系というシステム全体を見ないで部分だけに対応すると後でしっぺ返しを食らうわけです。

 では、どうしたらいいのでしょうか。そこで有効になる新しい思考法がシステム思考です。

 多様な視点から全体を理解し、要素の関係や組み合わせから問題解決を考える方法を「システム思考」と呼ぶ。


 全体は無理でもより大きな視野で対象をとらえ、要素のつながりを見て、システムの構造を理解していくのがシステム思考です。

 自然の中だけではなく、長い歴史の中で、作り上げた社会の中のすべての要素はつながり、とった行動は必ず他に他に影響を与えているのである。ここではよかれと思ってとった行動が、次の新しい問題を引き起こす。社会の持続性という課題の前に立ちはだかる悪循環は、このようなメカニズムの中で連鎖しているのである。そこで、全体を理解するためには、一つのことを一つの視点ではなく、常に多様な視点から見て、そのつながりを考えるシステム思考が必要になってくる。



 システムを解析し、理解したら、今度はどこをどう直せばよいのかを考えます。

 システム思考では、「小さな力で大きく構造を変えられる介入点」を「レバレッジ・ポイント」(てこの作用点という意味)と呼ぶ。


 このポイントを間違えると事態を悪化させることになります。しかもレバレッジ・ポイントは問題が発生しているところとは離れた意外なところにあることも多いようです。

 他にも、フィードバック・ループ、システム原型など重要な概念やツールがでてきます。類書もいろいろ出ていますから、どれでも読みやすいのを一冊、手にとってみるといいでしょう。新しい思考法に目が開かれます。

 冒頭に大きな例を上げましたが、企業のシステム、個人の行動、なんでも応用できます。人間も自然も閉じた系ではないからです。

 この本を読む前は、どうせわかりきったことが書いてあるんじゃないのか?とか思っていましたが、やはり餅屋は餅屋です。読んで損はありません。


なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方 システム・シンキング入門 (日経文庫) システム思考―複雑な問題の解決技法 (BEST SOLUTION) 朝2時起きで、なんでもできる! (サンマーク文庫) 地球のなおし方
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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