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『新版 考える技術・書く技術』 導入部では「状況-複雑化-解決」と進める

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
Barbara Minto
4478490279


 バーバラ・ミント著

 副題は「 問題解決力を伸ばすピラミッド原則」

 分厚い割には内容が薄い印象です。文章を階層構造にまとめることなんて当たり前すぎて、今更感があります。このような有名な定番本にさも大発見のように書いてあることに戸惑いました。

 アイディアプロセッサ(アイディアをまとめながら文章を書くためのエディタ)やワープロには文章を階層化して書く機能が昔からついています。論文・レポートの書き方の本にも階層構造で各方法が述べられていますし、パラグラフを中心にどう文章を組んでいるかについて書いた本も少なくありません。そういう基本的なことを長々と説明している本書がamazonで高評価を受けていることが不思議です。もしかすると文章論については本書が嚆矢なのでしょうか。…まさか。

 もちろん参考になる部分もあります。たとえば、なるほどと思ったのは導入部の書き方です。導入部では「状況-複雑化-解決」という構成にしろといいます。まず状況を説明し、それが進んでどう複雑化して問題が発生しているを描き、それはどうしてかと疑問を提示し、本論へと導いて回答します。

 もっとも意識しないでもこういう導入を書くことも多いはずですし、この方法も毎回やっていれば単調になるのではないかという疑問を持ちます。アイディアのひとつとしてはよいのですが、毎回この定型を使いなさいというのはいかがなものでしょうか。

 先月読んだ『ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル』(著者:照屋華子,岡田恵子,出版社:東洋経済新報社)と内容的にかなり重なるのは、どちらの著者もマッキンゼー社の出身者だからです。ビジネスコンサルティングを生業とするのでなければ、どちらか一冊だけ読んでおけばいいのではないでしょうか。

 本書は良書といってもいいでしょう。辛口になったのは、常識的な内容が多いし、やや冗長。類書にも書かれていることが多いからです。


考える技術・書く技術 ワークブック〈上〉 考える技術・書く技術 ワークブック〈下〉 ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution) 問題解決プロフェッショナル「思考と技術」 問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」
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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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