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『カルレッティ氏の東洋見聞録』 日本人の残虐ぶりを伝える記録

カルレッティ氏の東洋見聞録―あるイタリア商人が見た秀吉時代の世界と日本 (21世紀図書館)


エンゲルベルト ヨリッセン著

 副題は「あるイタリア商人が見た秀吉時代の世界と日本」です。

 カルレッティが1594年から1602年にかけておこなった世界一周の旅を紹介しています。日本についての記述が多めですが他の地域についても書かれているため、副題に引かれて読むと分量が少なくてがっかりするかもしれません。

 特記すべきことは日本人が世界で好戦的な民族として知られていたということです。「スペイン領フィリピンで、とりわけ日本人が恐れられていた」とあります。著者のヨリッセンによれば「日本人のその好戦的な性格については、すでに一六世紀の半ばからその地に赴いたほとんどすべてのヨーロッパ人が異口同音に述べ伝えていた」そうです。

 当時の日本が戦国時代であったことも影響しているのでしょう。対外的には倭寇や秀吉の朝鮮出兵などもありますし、このような評価もやむなし、でしょう。

 カルレッティが日本についてからの記述も、日本人の残虐さに触れたものが多く、人の命や苦痛を軽く見ている様子がわってきます。

第四の性格は、はなはだ残忍に、軽々しく人間を殺すことである。些細なことで家臣を殺害し、人間の首を斬り、胴体を二つに断ち切ることは、まるで豚を殺すがごとくであり、これを重大なこととは考えていない。


 戦国時代末期の話ですからこれは嘘ではないでしょう。

 姦通罪に対する以下の処罰などはちょっと信じられないものです。

夫の面前で、姦夫の陰茎が切り落とされる。その際、本体からは帽子が作られるくらいの皮膚を剥ぎとり、それを姦婦の頭上にのせる。
姦婦の陰唇からは肉が切りとられ、それでもって一種の花飾りが編まれ、姦通した男の頭上にのせられる。そして相手の身体から切りとられたものを身体の一部に飾られ、裸にされ街中を歩かされ、哀れで恥しい見せ物として肉体を大衆の前に曝す。一方、血は傷口から流れ続け、やがて彼らは死に至る


 これはすごい拷問と恥辱です。本当かな、と思ってしまいますが、人権とかヒューマニズムという概念のない世界ですから、こういうこともありえたのかもしれません。ヨーロッパだって魔女狩りの世界です。日本がとくに野蛮だと批難もできないと思います。

 他に秀吉が朝鮮出兵をしたのは、彼が内政を思うがままにしたいがためだったとの説を披露していて興味深いです。一面真実かもしれません。

 他に奴隷にまつわる話、インドの性的文化などいろいろ関心を引く話題も紹介されています。機会があれば読んでみてはいかがでしょう。

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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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