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昭和館企画展『版画に描かれたくらしと風景』 戦中戦後の東京を味わう

 九段下の昭和館でやっていた企画展『版画に描かれたくらしと風景』を見てきました。

 川瀬巴水などの昭和の版画がまとめて見られる機会はなかなかありませんので、版画好きなら見ておくべきでしょう。

 織田一磨、吉田博、恩地孝四郎、川上澄生、小泉癸巳男などの東京風景で知られる版画家はもちろん、ノエル・ヌエットの作品も展示されていました。ヌエット作品が見られたのは収穫ですが、あまりいいできではなかったです。風景は得意ではないのかもしれません。

 意外だったのは伊東深水の版画もあったことです。美人画で有名な日本画家です。朝丘雪路の父親といえばわかるでしょうか。

 戦中の版画には戦争の影響が色濃く、戦時体制に迎合的なものを作らないと発表ができなかった当時の状況が偲ばれます。作品的には井上仙「千人針」と小早川秋馨「国旗輝く」あたりは見る価値があります。とくに「国旗輝く」は版画には珍しい題材と表現でちょっと驚かされました。

 江戸期の浮世絵は愛好するひとが多いのですが、明治以降の版画にもそれなりの面白さがあります。世の中の殆どの人がこういう芸術を知らないというのは残念です。絵画に比べると表現が幼稚に見えるかもしれませんが、単純化された表現と構図の工夫に独特の味わいがあります。

 この企画展は無料です。来週展示の入れ替えがあります。


昭和館ホームページ



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テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Author:Cozy
情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

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