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若い頃から資産運用をする

 早期退職を目指して貯金をしたとしても、それだけで安泰というわけにはいきません。40代でのリアイアを目指すとなると、長い人生を支えるだけの貯金はなかなかできません。江戸時代の隠居であれば、家督を譲られた息子が生活費を出してくれたでしょうが、多くのB級遊民に子どもはいないでしょうし、家督などというものもありません。

 せっかく貯めた預貯金もインフレになると価値が目減りするという恐るべき事態もありえます。デフレが続けば現金は強く、いつまでもその価値を減ずることはありませんが、インフレになれば物価が上がり、相対的にお金の力は弱くなります。

 インフレになれば預金の利率もあがります。しかし、物価上昇分をカバーするほどには高率にはならないのが普通です。やはり現金価値の目減りは防げません。

 そこで必要になるのが、お金にお金を稼がせるという発想です。つまり、投資です。

 もちろん短期間にどんと儲けるような投資法はリスクが高すぎてお勧めできません。若いころから貯蓄を心がけるならば、時間を味方につけた投資法を実践するのがよいでしょう。それには、優良な株を安いときに買い、長期間保有するのが最善の方法です。

 なぜこの戦略がいいのかについて説明しましょう。

 ウォーレン・バフェットという株式投資家、経営者がいます。フォーブス誌の2008年度版の世界長者番付でマイクロソフト社のビル・ゲイツを抜いて、ついにトップになりました。資産は620億ドル(約6兆4360億円)です。彼の残した言葉にこういうのがあります。

 「株式市場は、短期的には人気投票の場にほかなりません。しかし長期的には、企業の真の価値を計る計算機の役目を果たしてくれるのです。」

 日本ではデイ・トレーディングがブームとなっていて、個人投資家がインターネットを介して株の売買に励んでいます。数年で資産を何十倍にも増やしたとか、何億円を稼いだと話題になっています。しかし、そんなに大もうけできるのは一握りの人間です。そこそこ儲けている場合でも、たいがいは日経平均がぐんぐん伸びるような調子のいいときに、その流れに乗って儲けていているだけです。日経平均が落ち込めば、一緒になって落ち込んでいます。

 バフェットがいうのは、そういう短期での株価の上がり下がりは一時的な人気投票のようなもので、予想できるものではないということです。そんな気まぐれなものを予想して、株の売り買いをするのは投機であって、投資ではありません。あまりにリスクが高すぎて、勝ち続けることはほとんど不可能です。しかし、長期的に見てみると、株は本来の価格に近づく性質があります。だから、現在は人気がなくても実力のある株を探して本来の価格になるまで持ち続けろということです。

 こういう言葉もあります。

 「株式投資の極意とは、いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社である限りそれを持ち続けること。これに尽きます。」

 さきほどの言葉と意味はほぼ同じですが、いい「タイミング」というのが味噌で、本来の実力から見て高値がついている株は買い時ではない、ということです。割安の値が付いているときこそが買い時です。たいがいの人は安い株はこれからも下がるのではないだろうか、人気がない株は危険ではないかと避けようとします。しかし、こういう株の中に将来値上がりする株があります。業務内容、財務諸表をよく調べて安全であれば買いなのです。

 こういえる根拠の一つは長期的な株価の上昇率にあります。日本証券経済研究所の資料によると、1953年から2004年までの東証一部上場銘柄を30年間保有すれば年平均で12~13%収益率になります。1、2年の短期保有ではバラつきが大きすぎてハイリスク、ハイリターンな株も長期保有では安全性の高い投資となるのです。

 むろん今後も12%の収益率になる保証はないのですが、もし年率12%で毎月1万円を30年間投資し続けた場合、最終的には¥34,949,641になります。約3千5百万円です。無利子で貯金した場合は360万円なので、その威力が絶大であることがわかるでしょう。もし月5万円の投資であれば、¥174,748,207、つまり約1億7500万円となります。無利子ならば1800万円にすぎません。(ただし売買手数料や税金は計算していません)

 逆に定年まで勤めてから、退職金を株に投資するのは大変危険です。定年後30年も投資したままにはできません。近いうちに生活費として必要になります。そのとき株価が安くなっていても売って現金化しなければなりません。株は短期での運用になればなるほど、損をする確率が高くなります。そのような危険をおかしても株に投資をするのは精神衛生的にもお勧めできません。かといって長期の投資では自分が死んでしまうかもしれません。

 やはり若い頃から稼いだお金をどんどん株に投資しておくほうが有利で安全なのです。長期保有の有利さという面では、株は若い頃から始めたほうがいいことは、はっきりしています。


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