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『中国が隠し続けるチベットの真実』 侵略と殺戮と拷問と弾圧

扶桑社新書 中国が隠し続けるチベットの真実 (扶桑社新書 30)
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 ペマ・ギャルポ著

 北京オリンピックの少し前、チベット自治区のラサで僧侶や一般市民による暴動が発生していました。北京オリンピックの聖火リレーのときには、チベットの亡命者や支援者たちの抗議する姿がテレビで紹介されていました。それを見ても私は、侵略されたチベットは抑圧されているのだろうなと漠然と思っているだけでした。チベットに関する知識などあまりなかったのです

 映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」(主演:ブラッド・ピット、監督:ジャン=ジャック・アノー)も見ているのですが、中国とチベットに関する私の記憶は最後に中国人民解放軍が攻めて来て侵略される。それだけです。もしかするともっといろいろなことが描かれていたのかもしれませんが、当時は興味なかったせいかその程度の記憶しかありません。

本書では、中国共産党の恐るべき侵略と残虐性が具体的に語られています。侵略、殺戮、拷問、弾圧、そのどれもが驚くほどの徹底ぶり、残酷さで、想像を絶しています。よくもまあこんなひどいことができるという印象です。副題の「仏教文化とチベット民族が消滅する日」というのもけっしてオーバーではありません。

 中国共産党は宗教を否定していますから、当然仏教も否定します。多くの寺院や仏教建築物が破壊され、僧侶が殺され、連行され拷問にかけられます。中国の方針に従わないものや抗議活動をしたものは殺されたり、拷問にかけられたりしました。尼僧や女性にはレイプもなされました。中国の裁判で十数年もの刑に処せられた人たちは非人道的な悲惨な状況で生きなければなりません。

 チベットを中国のものとするために中国共産党はチベット人を上回る数の中国人をチベットに移住させました。中国人には支配的な地位と豊かさを与え、チベット民族は貧しいままで放置されています。そして、あの手この手でチベット語や固有の文化が抹殺されていきます。やがてチベット文化もチベット民族も消えていくかもしれません。

 具体的なやり方は本書を読んでください。文化大革命はひどかったといいますが、チベットへやったことおよび今やっていることも酷いものです。

 日本のマスコミにあまりこうした事実が登場しないことが不思議です。チベットの暴動と言っても実際は中国側の挑発や非道な弾圧があってのことで、暴動という報道の仕方は中国側からの見方にすぎません。

 先日、ダライラマ14世とオバマ大統領が会見したというニュースがありました。「大統領は会談で、中国におけるチベットの宗教や文化、人権の擁護を「強く支持する」と述べた。」とされますが、具体的な行動をするわけではないでしょう。アメリカとしてもあまり中国との関係を悪化させたくはないはずです。中国が反省をする可能性はまずありません。

 なんらかの進展を期待したいのですが。


「チベット問題」を読み解く (祥伝社新書) レイプ・オブ・チベット―中華的民族浄化作戦 (晋遊舎ブラック新書 11) 中国を追われたウイグル人―亡命者が語る政治弾圧 (文春新書) チベット問題 (光文社新書) 囚われのチベットの少女
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セブン・イヤーズ・イン・チベット〈ニューマスター版〉 [DVD]

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ジャンル : 本・雑誌

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