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『若者はホントにバカか』 コピペばかりが上手になって

 政治学者のジェームズ・フリンはこう分析します。

IQテストを受け入れる人たちはさまざまな問題を解いているが、私たちは、そうした問題が現実とは疎遠なのではないかと疑っている。そういった問題を解く能力はそのうち、知能と呼ばれる現実世界の問題解決能力とは異なるものになるかもしれない


 若者のIQが上昇しているのは、「抽象的な問題解決能力」だけであって、彼らはマルチメディア環境を上手に操りはするけれど、「もっと広い世界については驚くほどわずかしか知らない」のです。

 彼らは新しく獲得した能力をそれほど有効に使っているわけでもないといういくつかの事例を著者は紹介します。

 まず第一に、彼らは課題解決のために適切なサイトを絞り込む検索能力もあまり高くはありません。さらに集めた「データを適切にアレンジして、他人にわかりやすくすることができたのは、調査対象者のうちごく少数」です。

 教育テストサービスの研究主幹アーヴィン・カッツの言葉です。

大学生相当の年齢に達した若者は、テクノロジーを使うことはできるが、テクノロジーが提供してくれる内容をどう処理すればいいか、それを必ずしも知っているわけではない


 簡単に言ってしまえば、コピペだけは上手になったということでしょうか。

 ニールセンによれば、ウェブを読み、ウェブで学習するのは、平均的にはテクノ熱狂派が言うほど創造的でもないし、複雑でもない。読み書きができるようになるわけでもないし、知識欲が増すわけでもない。ウェブ・ユーザーは、見つけたいと思っていることを見つけるだけである。最小の努力で、早く無料で見つけたいだけなのだ。


若者の99%がつかうSNSは、知識取得を目的とするものではなまったくない。そうしたサイトは付き合いのために利用されているのであり、その結果、若者の語法と思考は画一化され、食堂やコンパで増幅される。巨匠たちの作品が彼らのあいだに広まるわけはないのだ。



 テクノロジーに囲まれ、自分の好きな人とだけコミュニケーションを取り、自分の関心のある情報にだけにアクセスし、語彙の豊富な文章を読まず、書かず、古典的な文化にも触れようとしないのが若者の特徴であると言えそうです。

 つづく

↓ホントはみんなバカなんだよね。
アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

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