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龍馬伝 第8回「弥太郎の涙」 吉田東洋の「罪と罰」

 弥太郎(香川照之)の汚さマックス。テレビで表現できる限界を試しているほどの汚さで、もはやマンガの域に達していました。女性視聴者の嫌悪感を誘い、さらに視聴率を落としたかもしれません。

 武市半平太(大森南朋)は門下生が120名となり剣術修行の名目で江戸行きが許可されました。しかし暗い情念はそのままで攘夷に向けて何かを腹に蔵しています。

 このドラマではあまりに暗く描いている半平太ですが、本当はどうだったのでしょう。尊皇攘夷は当時の流行思想ですから、本人は大義名分があると思っていたはずです。龍馬や弥太郎に遅れを取ったのは過去の話。この部分では気は晴れていたように思います。残るのは吉田東洋への恨みくらいでしょうか。しかし、差別にはなれているはずです。

 しかし、どこかで暗い情念を持たない限りこれからの行動は生まれません。やはりこれでいいのかもしれませんが…。

 それにしても岡田以蔵(佐藤健)の可憐さはどうでしょう。遠足に連れていってもらった子どものようです。この可憐な少年をどうすれば人斬りに変身させることができるのか。見所のひとつですね。

 さて、吉田東洋(田中泯)。わしは天才だから何をしても許されると曰わっておりました。テレビを見ながら、ラスコーリニコフかよ、と思わず突っ込みました。脚本家の遊びかもしれません。武市半平太から見た東洋の罪と罰を描こうというのでしょう。

 坂本龍馬(福山雅治)と平井加尾(広末涼子)の関係はちょっと鬱陶しくなってきました。安い純愛ドラマのような台詞を龍馬に言わせるとは。一瞬冷めてしまいました。

 龍馬伝の脚本家はわかりやすさをかなり重視しています。そのあまり「言いすぎ」「しゃべりすぎ」の台詞が多くなっています。それが親切さを超えてしばしば安っぽさに達するのは困ったところです。弥太郎に協力した理由を述べたところもちょっと安っぽかったです。青春ドラマのノリなんですよ。

 来週はまた江戸に舞台を戻します。面白くなると信じて待つことにしましょう。


↓非凡な人間は正義を実現するためには人を殺してもかまわないのだ。
罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)
亀山 郁夫

罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)
罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫) 罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫) 『罪と罰』ノート (平凡社新書 458) カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫) カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)
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テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

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