スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『落語家はなぜ噺を忘れないのか』 柳家花緑 志ん朝っていい人だったんだな

落語家はなぜ噺を忘れないのか (角川SSC新書)
4827550530


 ある程度落語を聞いたことがある人ならば、落語家がどんな工夫をしているのかは大体わかっているでしょう。同じ噺でも人によって内容を変えているし、演出も違う。くすぐりの入れ方も様々。演技による空間表現や話しの間が重要なこともわかっています。

 本書はそんな話しが中心なので別に新しいところはありません。噺を覚えるときに稽古をつけてもらうだけでなく、CDやDVDを使うなんて話しがちょっと面白かったくらいです。これも時代が時代ですから当たり前のような気がします。

 もうちょっと知られざる工夫や内幕などがあってもよかったんじゃないでしょうか。あまりにも想定内の話しばかりで驚きや感心もありませんでした。

 興味深かったのは、古今亭志ん朝、柳家小三治、立川談志などとのエピソード。志ん朝師匠がとても親切で優しい人であることがよくわかって嬉しくなりました。志ん朝の落語が好きでCDをけっこう聞いてますが、高座にも人柄が表れていますね。

 花録はおじいさんである五代目柳家小さんのことを何度もほめていますが、正直小さんはつまらない。セリフが棒読みだし、演じ分けもヘタ、単調で退屈です。小さんはなぜつまらないのか、の分析でもあれば面白かったのに、…。著者とはまるで好みが違うのかもしれません。

 落語家が書いた本で面白いのは、古今亭志ん生の『なめくじ艦隊』、三遊亭円丈の『御乱心―落語協会分裂と、円生とその弟子たち』です。とくに御乱心は先日なくなった円楽の嫌なところが存分に表現されていて、読む価値あります。

 花録の落語、以前にテレビで少し聞いたことがありましたが、とくに感心はしませんでした。今はどうなのでしょう。
 
 林家きく姫と事実婚を続けてきたけれど、最近離婚したのだとか。知っていることはそれくらいです。

 ということで、読むなら『御乱心』を。 

なめくじ艦隊―志ん生半生記 (ちくま文庫)
4480025766


御乱心―落語協会分裂と、円生とその弟子たち
4079239289

スポンサーサイト

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

Cozy

Author:Cozy
情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

Twitterはcozyoffです。
TwilogはCozy(@cozyoff)です。

当ブログへのリンクはご自由に。

名言集および格言集
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。