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「龍馬伝」を絶賛します 弥太郎視点と差別

 NHK大河ドラマ「龍馬伝」の第1回を見ました。「坂の上の雲」に続いてまたしても泣いてしまいました。歴史ドラマの第1回は製作者側も力が入っているようで、どうしても泣かせる作りになるようです。

 脚本、映像、役者、演出どれもいいですね。特に映像は斬新です。特殊なカメラを使ったそうで、映画っぽい深みのある映像が気に入りました。

 子ども時代のできもよかったです。子役が見事にリトル福山になっていました。子ども時代を引き伸ばさずにさっさと終わらせたのも、テンポ感があってよかったです。

 福山雅治の龍馬も意外にもぴったりでした。けっしてイメージは壊していないし、人間味があるというか、豪傑ではなく、優しさのある龍馬を演じていて、好印象を持ちました。

 弱い龍馬を鍛える姉の乙女の姿もよかったです。寺島しのぶは色っぽい役が多いのですが、この人をまったく色っぽいとは思わない私としては彼女は男の勝りのこの役が向いていると思います。対して父親の八平(児玉清)の存在感の薄さ。これはこれで味があってよかった。

 岩崎弥太郎の視線から描く龍馬ということで、どういうことかと思っていたら、龍馬をライバル視する弥太郎から見れば龍馬はできすぎの「憎い男」ということで、弥太郎と対比的に描こうとするようです。上士に因縁をつけられて切られそうになる弥太郎は勇気がなく情けない男だと思っていた龍馬にかばってもらうことになります。弥太郎にしてみれば、忸怩たる思いがあったはずです。そして視聴者は龍馬の懐の深さというか人間の大きさの片鱗を見ることになります。弥太郎の視点を使ったことは、この第1回に関しては成功しています。

 土佐藩における上士による郷士(下士)差別を強烈に描いていたのも評価できます。この制度というか差別は山内一豊が土佐藩主となったことで、長宗我部の旧臣たちと衝突したことに端を発します。山内系の武士は上士となり、通常の武士として扱われましたが、長宗我部氏の旧臣は郷士となり、多くの差別待遇に甘んじることになりました。この差別を抜きにして土佐藩は語れません。

 こうした差別を身を持って感じていた龍馬はやがて勝海舟と出会い、アメリカという国を知ります。リンカーンが農民出身でありながら大統領になったことに感動し、身分制度のない平等な社会の実現へと夢をふくらませることになります。

 坂本龍馬について多くの視聴者は一通りのことは知っています。ストーリー的にはわかったことをやるわけだし、長丁場です。どうしたって中だるみになるでしょう。どう興味をつないでくれるのか、どんな工夫があるのか、期待したいと思います。

 今回の龍馬伝に難癖をつけるとしたら、広末涼子、です。今の広末に娘役は無理です。アップになるとシワが多くてとても耐えられません。映し方にもう少し工夫があってよかったでしょう。役柄ではなく広末の今がリアルに映ってしまった感があります。
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テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

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Author:Cozy
情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

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