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坂の上の雲 第1回 「少年の国」 歴史に残る傑作かもしれない

 渡辺謙のナレーションからはじまるオープニングから滂沱の涙(オーバーだ)。途中でも泣き、ラストも泣きました。予想外の素晴らしいできでした。

 予告編もたいしたことないし、どうせがっかりさせられるだけだと思いながらも鑑賞開始。はじまったらもう釘付けの展開でした。

 原作の文章をそのままナレーションにしたのは正解。司馬遼太郎の言葉が生きていました。司馬作品を映像化したのだという感激がこみ上げてきました。

 映像もよく作られていますし、プロットにゆるみがありません。あの長編を映像化したのですから、ゆるみようがないですが、それでもよく作ってあります。

 子ども時代もよかったし、東京に出てからの兄弟の生活もよかった。貧しい生活の中にあっても、精神が生き生きとしています。そういう部分をうまく脚本が捉えているし、演出もツボを押さえていました。

 以前『坂の上の雲』の感想をブログに書いたときには、あまり褒めませんでした。なにしろ戦闘場面が長くて退屈なところが数百ページもあります。明治時代は資本主義が発達する中で、女工哀史のような暗い部分もあるのに、ほとんど書かれていません。坂の上の雲だけを見つめるのはいかがなものかと思いました。

 しかし所詮は小説。明治という時代の一側面を描いたに過ぎません。今回は割り切って楽しもうと思いました。

 今後の展開については心配もあります。長編ドラマ、とりわけ長編の歴史物は途中で失速することが多いのです。成長物語は面白くても、大人になってからの展開、ある程度の地位についてからの展開は高揚感を失いがちです。そこをどう乗り切ることができるか。注目したいと思います。

 最後に、ひとつ文句をつけておきましょう。十代の若者を本木雅弘、香川照之、菅野美穂が演じるのはいささか苦しい。阿部寛は子役二人を経て登場したので、違和感がありませんでした。時間軸の長い長編だから大目に見るべきところですけどね。


坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
坂の上の雲〈2〉 (文春文庫) 坂の上の雲〈3〉 (文春文庫) 坂の上の雲〈4〉 (文春文庫) 坂の上の雲〈5〉 (文春文庫) 坂の上の雲〈6〉 (文春文庫)
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