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外事警察 第3回「囮」 住本の心の闇こそがドラマの焦点なのだ

 外事警察の第3回もよかった。高まる緊張感。まだまだ失速しません。

 住本(渡部篤郎)の読みどおりに動き始める下村愛子(石田ゆり子)。もともと冒険的な女性だったのかもしれません。不倫はその片鱗です。彼女は外事の協力者としての仕事に面白さを感じはじめました。「自分がこわい」といいますが、本来の彼女らしさが目覚めているのでしょう。
  
 住本は松沢陽菜(尾野真千子)に指示を出します。愛子に利益供与することで「今のうちにズブズブにするんだ」と。愛子は「自分こそが彼らを利用している」のだといいます。今はまだ利害が一致しているので、両者はウィンウィンの関係でいられますが、さてそれがどこかでつまずくのでしょうか。

 住本の過去がある程度わかってきました。子どもの頃、植物人間になった警察官の父親を母親が首を絞めて殺そうとして果たせず泣き崩れます。それを見ていた住本少年が今度は父親のネクタイで父親を殺そうとして、母親に止められる。その後の住本の行動を決定付けるトラウマになっている事件なのでしょう。

 彼の中では自分は間違ったことをしたのではないという思いがあります。父親は生前「母さんを守るんだぞ」と言葉を残しています。自分では父親殺しは母親を助けることでもありました。

 愛子に対して夫を殺したいと思ったとしても、それは誰だったそう思うのだと理解をしたようなことを言いますが、それは自分への言葉でもあります。彼は自分のやろうとしたことを正当化したいのです。むしろ愛子の同意を得たいと彼は思っていました。

 愛子が協力者としての務めを果たした後、彼女は住本に言います。私はあなたと違う、と。「私は夫を殺そうと思ったことはありません」ときっぱりいいます。本心なのかどうかは知りませんが、住本はこの言葉により自分の心の闇を深めてしまいました。

 住本と家族の間にも距離ができてしまいました。身の回りに危険が迫っていることを感じた住本は有無を言わさず、妻と娘を実家に帰そうとします。「自分を信じろ」と彼は言いますが、妻は「あなたは誰。どんな仕事をしているの」と無表情で住本に問います。

 住本の孤独。家族団らんを装っていた住本に明白になる孤独感。俺は誰なのだ、何のためにこの仕事をしているのだ、という問いもまた発生しているに違いありません。

 外事警察は残り3回。テロが実行されるのか、どう阻止するのかに焦点が移りますが。住本の内面の問題。家族との関係もまたどうなるか興味深いところです。

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テーマ : ドラマ感想
ジャンル : テレビ・ラジオ

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情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

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