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国立環境研究所地球環境研究センター・江守正多氏が防衛的コメント

 温暖化リスク評価研究室室長・江守正多氏の反論がどんなものになるのかと興味を持って読みましたが、「ブログなどに断片的に現れた流出メールを見ただけで判断してコメントすることは控えておきます。」と完全な肩透かし。

 研究者なら英文の流出メールは簡単に読めるだろうし、海外メディアでの紹介の様子も知っているはずなのに、あっさり逃げてしまいました。拙速にコメントすることを避けたいのかもしれませんが、長文のコラムですから、何かコメントしてくれてもよさそうなものです。

 さらに「メールの文章が前後の文脈から切り離されて一人歩きすることで、メールを書いた個人やその研究が「不当な非難」を受けることがないように祈ります。」と、書いています。一見まっとうそうな発言ですが、専門家ならばそうならないように正しい読み方でも披瀝してもらえたらよかったのに、と思います。

 それにこの文章。すべて読まなければ、そして、一部の引用だけならば、それは「不当な非難」だといえると主張しているのと同じです。つまり予防線を張っているのです。江守氏がかなり強烈な守りの姿勢に入ったことをうかがわせます。

 さらに一般論は続きます。

しかしながら、違法な手段で世の中にさらされてしまったものとはいえ、このメールの中から、仮に科学的に不健全なデータ操作を研究者がしていたことなどが明らかになったとしたら、この研究者は誠実に対応し、必要な訂正などがあればきちんとすべきであろうと、個人的には思います。



 何を言うのかと思ったら、あまりに普通です。専門家にそんな普通のコメントは期待していませんが、最初からコメントしないと宣言していますから、どうしようもないですね。

 気になったのは次の一文。

 ただし、過去1000年の気温変動に関するIPCCの結論が万が一これに影響を受けたとしても、いわゆる「人為起源温暖化説」の全体が揺らぐわけではまったくないことに注意してください。第1回のコラムで説明したように、「人為起源温暖化説」の主要な根拠は、「近年の気温上昇が異常であるから」ではなく、「近年の気温上昇が人為起源温室効果ガスの影響を勘定に入れないと量的に説明できないから」なのですから。



 これってどうなんでしょう。温暖化の気温上昇が急だからこそ、世界中で対応を考えているわけです。地球温暖化は政治問題であり、経済問題です。すでに世界は動いてしまっています。

 それなのに、そんなの関係ないとばかりに、気温上昇には人為起源の影響があることだけに問題を矮小化しています。それだけのことなら、こんな大問題にはならないし、CO2削減をこんなに必死になって競うあう必要もありません。気温上昇が大きいのか大きくないのかを論じるのは喫緊の課題ではないでしょうか。

 もし、地球は大して温暖化しておらず、CO2は温暖化の原因のひとつであり、ほんの少しかもしれないけど、影響ありますよ、なんて程度の話なら、莫大な予算を温暖化対策に振り向ける必要もなく、研究に多額の予算をつける必要もなく、ドラスティックに環境政策を変更する必要もありません。化石燃料から太陽光発電などへのゆったりした移行でも十分対応できるでしょう。

 研究者が先導して地球温暖化問題を政治化したことを考慮に入れなければ、専門研究者の責任ある発言とはいえません。

 江守氏以外にも温暖化問題の研究者は多数おります。どんなコメントが出てくるのか、注視したいと思います。

引用元:温暖化科学の虚実 研究の現場から「斬る」!(江守正多)「過去1000年の気温変動の虚実(09/11/27)

地球温暖化のしくみ (図解雑学)
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地球温暖化は本当か? 宇宙から眺めたちょっと先の地球予測 (知りたい★サイエンス)
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「地球温暖化」論に騙されるな!
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