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格差社会高まるストレス、高所得層も死亡率増

格差社会高まるストレス、高所得層も死亡率増 (YOMIURI ONLINE)
 社会の所得格差が大きくなると、貧困層だけでなく中間層や高所得層でも死亡する危険性が高まることが、山梨大の近藤尚己助教らの大規模なデータ分析で分かった。

 社会のきずなが薄れ、ストレスが高まるのが原因らしい。英医師会誌に発表した。
  (略)
 格差の指標となるジニ係数が「格差が広く意識され始める」目安とされる0・3を超えると、0・05上がるごとに、一人一人が死亡する危険性が9%ずつ増えていた。影響はどの所得層や年齢層でも、男女ともに表れた。


 じつは同じようなことは以前から指摘されていました。それを踏まえての研究でしょう。

 シュテファン・クラインの『幸せの公式―人生を楽しむ「脳力」を育てましょう』には、貧富の差のある国は平均寿命が短く、富が公平に分配されていると長生きすると書かれています。

 つまり長生きをする秘訣は絶対的な豊かさではなく、富が分散され、公平に分配されていることにあるのです。これはまた先進国をみてもわかります。スウェーデンと日本は貧富の差が非常に少ないところです。
社会的にはまったく違った制度の国なのにもかかわらず、両国ともトップクラスの長寿国です。その反対に不公平がひどくなっているところでは、寿命は短くなっていきます。ドイツは、この両方の面で先進国の真ん中あたりにいます。


 実際はいろいろな要因が平均寿命に関与しているのは間違いありません。多くの飢餓が発生するような貧困はそれだけで平均寿命を引き下げることになるでしょうし、医療制度も関係するでしょう。

 しかし、他の条件を除外して考えると、このような傾向が見えてくるようです。

 富の追求はいずれ幸福の頭打ちにあいます。限界効用逓減の法則です。そうであるならば、一部の人間が狂ったように富を蓄積するよりも、適度に富が分配される社会の方が幸福の総量が増えます。つまり、ベンサムの「最大多数の最大幸福」です。

 Wikipediaによれば、その意味は「個人の幸福の総計が社会全体の幸福であり、社会全体の幸福を最大化すべきである」ということです。これを後にベンサムは「最大幸福原理」(the greatest happiness principle)と呼び変えています。

 国家はこの最大幸福原理を目指すべきではないかと私は考えています。

 問題はその実現方法です。ただ分配すればいいってものではないでしょう。ある程度の競争も必要でしょうし、私有財産も否定すべきものとは思えません。逆に無制限の自由競争がこの原理を実現しないこともはっきりしています。

 となるとその中間ということになりますが、それはある意味当たり前の話で、何も言っていないに等しい。

 どんな社会にすべきかということはこのような研究を多く重ねて、ある程度科学に裏打ちされた政策を取るべきではないかと思います。

 スパコンもいいでしょうが、この手の研究に援助をすることは素晴らしい投資になるし、いずれは国家運営のコストを下げることにつながるでしょう。


幸せの公式―人生を楽しむ「脳力」を育てましょう
Stefan Klein
4062127644

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テーマ : 健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

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Author:Cozy
情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

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