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『ウェブはバカと暇人のもの-現場からのネット敗北宣言-』 中川淳一郎

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)
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 ニュースサイト編集者である中川氏がネット利用者の多くはバカと暇人であると断定し、それなりの付き合い方を論じています。

 ネットで価値あるものが生み出されていくWeb2.0が成立するのは、利口なユーザーが集まる「頭の良い人」の世界のこと。ほとんどがバカと暇人であるネットでは、そんな生産的で意義あるものは作れないと著者はいいます。彼らにとってはネットは暇つぶしの道具なのだから、そんなに期待せずに、ネット利用者の生態を理解して、うまく利用していこう、と。

 どういう人がどういう利用の仕方をするかは、システムや運営の仕方によるのではないかと思いますが、著者の言うこともそれなりに当たっていそうです。本書には過去のネット上の事件や不祥事やらがいろいろと紹介されていて、よくもまあこれだけ面白くもあり、バカらしくもある出来事がネットでは次から次へと発生するものだと感心します。

 私としては具体的に何割の人がそんなことをしているのか、ネットでバカをする人と頭の良い人は重なるのではないか、ということが気になりますが、ここではそういう疑問はさておいて、著者の体験から得られた提言やアドバイスを聞いてみましょう。


 ネットで叩かれやすい10項目

(1)上からものを言う、主張が見える
(2)頑張っている人をおちょくる、特定個人をバカにする
(3)既存マスコミが過熱報道していることに便乗する
(4)書き手の「顔」が見える
(5)反日的な発言をする
(6)誰かの手間をかけることをやる
(7)社会的コンセンサスなしに叩く
(8)強い調子の言葉を使う
(9)誰かが好きなものを批判・主張する
(10) 部外者が勝手に何かを言う



 ことの良し悪しは別です。批判されてしかるべきかは問題ではありません。こういうものは叩かれやすいと言う著者の経験則です。

 なるほどと思わせるものが多いです。でも、(4)はどうでしょうか。検索されて過去の発言と比較されると困るとか書いてますが、それはちょっと別のような。

 ここにあげられた特徴を総合するとなかなか面白い人物像が浮かび上がります。マスコミ嫌いなのに付和雷同、右翼的なのに反権威的。はっきりした矛盾ではありませんが、相反的な性格が描かれています。(反日を嫌うから右翼的というのは正しくないですね。うまい表現が見つからなかったので、とりあえずこのままにしておきます)

 もちろんすべての書き込みが同一人物のものではありませんから、ひとつの人物像と考えるのは無理があります。漠然と、ネット大衆なるものの傾向と考えておきましょうか。


(つづく)

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