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『グーグル革命の衝撃 検索があなたの人生を変える』 NHK取材班

グーグル革命の衝撃 (新潮文庫)
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 NHKスペシャル「“グーグル革命”の衝撃 あなたの人生を“検索”が変える」の書籍版です。

 テレビ放送に比べてこの書籍版は情報量が多く、グーグル幹部へのインタビューも掲載されていて、盛沢山です。グーグルの誕生物語からはじまり、グーグルの現在、未来まで網羅しています。

 グーグルは二人の学生が出会い、独自の検索システムを生み出し、ページのランキング手法を生み出し、広告と連動させることで商業化に成功しました。

 コンピュータが自動で収集したウェブ情報、その膨大な量のデータから瞬時に検索結果を導き出すのは、グーグルの数十万ともいわれるコンピュータが連携したネットワークの仕事です。流行の言葉で言えば、クラウド・コンピューティング。

 広告事業で商業化に成功したグーグルは、広告の新しい形態を次々と生み出し、あらゆる媒体の広告事業に乗り出しています。

 しかし、その検索が企業の生死を握るほどに重大な意味を持っているにもかかわらず、アルゴリズムは不明です。検索結果にどれだけの客観性のがあるのか、グーグルの恣意性がどれだけ繁栄しているのか、まったくわかりません。

 一企業の検索結果が政治的、思想的な偏向を生み出しはしないのか、疑問は残ります。具体的には、中国での検索結果のフィルタリング問題があります。

 グーグルの具体的な影響力ももちろんですが、その壮大な目標に圧倒されます。

 グーグルは、あらゆる情報(文字、映像、動画)をあらゆる言語で検索できることを目標にしています。あらゆる情報には、個人の情報、検索履歴、なども含まれ、そのデータを元にエージェント的なサービスを行い、広告と連動させようとしています。

 個人の情報、それはその人自身の記録や記憶までもがグーグルに蓄積され、検索可能になるのです。しかも本人が特定の情報を欲しなくても、過去のデータを参照することでエージェントが働き、その人に有用な情報を提供しようとします。

 もちろんこれはamazonが一部実現していますし、NTTドコモのサービスにもその一端が見られます。ただ、グーグルの場合、情報の蓄積が膨大であるうえ、本人の承諾があれば、あらゆる個人情報が蓄積しようと考えています。

 その具体的な結果がどうなるのか、興味深いことであると同時に、そら恐ろしくもなります。

 私自身もグーグル検索は頻繁に利用しています。グーグルのない生活は考えられないくらいです。

 しかし、危惧を覚えると同時に楽観もしています。いくらグーグルのシェアが大きいといっても、他の検索サービスだってあります。yahoo!でもMSNのbingでも十分な検索が可能です。グーグルだけが検索技術を独占しているわけではありません。グーグルが危険なら他のサービスを使えばいいだけのことではないでしょうか。

 Windowsマシンを買えば、最初はIEを使い、検索はbingがデフォルトです。検索革命はまさに衝撃と言ってもいいでしょうが、グーグルがすべてを支配することにはならないような気がします。


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