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『ロジカル・コミュニケーション 誰でも論理的に話せる』 安田正

ロジカル・コミュニケーション
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 本書は(論理的に)わかりやすく伝える技術を教えようとしています。

 その技術のよい点は2つあります。ひとつは目指すべきポイントが単純であること、ふたつめは、それがあまり難しくない方法であることです。

 まず、目指すべきポイントが単純であることですが、ひとことで言えば、「アウトライン化」するということだけです。話の大枠をとらえ、きっちり分節化あるいは構造化してあげること。基本はこれだけです。

 その方法も難しくありません。3ステップで作業は終わります。ステップ1=話を大きく分ける、ステップ2=情報のかたまりに名前(ラベル)をつける、ステップ3=名前(ラベル)を使って伝えたい情報の全体像を予告する。

   【アウトライン化の方法】

ステップ1 … 話を大きく分ける

ステップ2 … 情報のかたまりに名前(ラベル)をつける

ステップ3 … 名前(ラベル)を使って伝えたい情報の全体像を予告する


 とまあ、本書に書いてある方法でこの本を紹介してみました。わかりやすく伝わったでしょうか。

 私としてはもっといろいろなテクニックや目の覚めるような技法を期待したのですが、実際はオーソドックスで単純でありました。

 さらに困ったことには論理的でもありません。書名には「ロジカル」とか「論理的に」と書かれているのに。

 その理由は、本書で扱っているのが、論証を含まない結論ありきの実例ばかりだからです。報告、提案などが実例に挙げられていますが、その中身を見ると、データの分析もなければ、実証もありません。だからこんなに単純な方法ですませられるのです。

 本書を参考にわかりやすく話はできるようになるかもしれませんが、論理的には話せるようにはなりません。

 著者は、日本のようなハイコンテクスト文化では、ロジカルシンキングなど役に立たないとまで強弁しております。いくら日本でもツーカーで通じる場面もあれば通じない場面もあるでしょう。それなのに、ロジカルであるべき場面を一切無視するとは…。

 タイトルは「日本式、わかりやすい報告の技術」が妥当ではないでしょうか。


ロジカル・ライティング PREP法で簡単に身につく 論理的に「話す」技術 伝えるための書く技術 ロジカル・リスニング 言いたいことが確実に伝わる17秒会話術 (アスカビジネス)
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テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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