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『NHKスペシャル 病の起源1』 その3 腰痛

NHKスペシャル病の起源〈1〉睡眠時無呼吸症/骨と皮膚の病/腰痛
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 腰痛の原因が直立歩行にあるのだと多くの人は考えているかもしれませんが、むしろ私たちは直立歩行に適した体に進化したのであって、歩いたり走ったりすることが腰痛の予防になっているという事実があります。

 物理的に腰を痛める動作は何かと言えば、それは「かがむ」こと。かがんだまま作業を続けると確実に腰を痛めます。

 農業がその最たるものです。今から一万数千年ほど前(それ以上の可能性もあり)、狩猟採集の生活から、農業に移行したときに、腰痛が人間を苦しめる病気となりました。

 では、農業の機械化が進めば、腰痛は消えるのかといえば、そうはなりません。かがむ作業は農業以外にもあるから、という単純な理由のためではありません。

 病院で検査をしても原因のわからない腰痛がじつに85%もあります。これを「非特異的腰痛」といいます。

 最近の研究ではこの原因不明の腰痛の多くが心因性のものではないかと疑われています。患者の精神的な問題が解決するとすっと腰痛も治ってしまう事例が多くあるそうです。

 心理的ストレスが腰痛を引き起こす。ちょっと信じられませんが、脳のどの部分で痛みを感じているかを調査すると、慢性腰痛の患者は前頭葉で痛みを感じていたことがわかってきました。(本書にはどのくらいの割合なのか書いてないのが、不満ですが)

 通常の腰痛ならば、視床を経由して痛みが広がるはずなのに、激しい痛みを感じている慢性腰痛の患者は前頭葉で痛みを感じます。前頭葉はストレスや不安の影響を受ける場所ですから、それらの腰痛が心因性のものであることを裏付けることになります。

 これが進化とどう関係するのかわかりませんが、面白い発見です。

 農業で生活の安定を得る代わりに腰痛に苦しんだ人類はやがて高度な文明社会を構築し、農業の重労働から開放されますが、その代わりに、複雑な社会を構築したために心理的ストレスによる腰痛に苦しんでいます。なんとも皮肉な結果ですが、だからといって狩猟採集生活に戻ることが解決法であるわけもありません。

 それにしてもなぜストレスが腰に出るのでしょうか。もちろんストレスは体のいろいろな部分に影響を与えます。一部の人はたまたま腰に影響が出やすいということなのかもしれません。次に解決すべきテーマです。
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テーマ : 美容・健康
ジャンル : ライフ

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情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

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