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『NHKスペシャル 病の起源1』 その2 骨の皮膚の病

NHKスペシャル病の起源〈1〉睡眠時無呼吸症/骨と皮膚の病/腰痛
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 アフリカで誕生した人類は、森から出てサバンナで暮らすようになります。その頃の人類はサバンナの強い陽射しから身を守るためにメラニン色素の多い黒い肌へと進化していました。しかし、彼らが北へ進むためには黒い肌は不適切でした。人類は紫外線を浴びることでビタミンDを合成しますが、弱い陽射しと黒い肌の組み合わせでは十分な紫外線量が得られないからです。北へ進出するために人類は、再び肌の色を徐々に変え、白人が生まれます。

 人間と紫外線の関係はじつに微妙です。紫外線を多く浴びれば、皮膚がんが発生します。逆に紫外線が不足すれば、骨が弱くなりくる病になります。

 現代の人類は、自分たちが生まれた本来の生存に適した場所とは違う場所で暮らすことが多くなりました。アフリカ系の人が北米やヨーロッパで暮らしたり、北欧の白人がオーストラリアに移住したりしています。当然、そこでは紫外線の不足、もしくは過剰に悩まされることになります。

 奴隷制度や植民地への入植。紫外線との関係で見直すとまた違った側面が見えてきます。欧米に黒人奴隷をつれてくることは二重の意味で罪でした。オーストラリアは白人が暮らすべきところではない。アボリジニの暮らすべき場所なのです。

 産業革命下のイギリスの大気はスモッグで覆われて、もともと少ない紫外線がさらに少なくなっていました。空気が悪いので外出を控えがちでした。ビタミンDが不足して、子どもたちにくる病が増えました。足の骨は細くなり、体を支えることができなくて、曲がります。

 このような公害の多くは克服されたとしても、室内で長い時間を過ごすライフスタイルに変化したことで現代人の多くがビタミンD不足に陥っているともいいます。 

 逆に、フロンガスによりオゾン層の破壊され、紫外線が増えている地域もあります。

 紫外線と人類。きちんとした知識を持ち、かなり意識的にコントロールしないととんでもない病に襲われてしまいます。日本人が恐れるべきは、皮膚がんよりも骨粗しょう症でしょうか。とくに女性はホルモンの関係で骨がもろくなりやすいうえに、美容のために陽射しを避けて暮らします。

 太陽との付き合い方、改めて考えたいですね。

 (つづく)
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