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『2010年 資本主義大爆裂!』 黎明は極東の日本から

 プラウト経済政策は経済民主主義政策でもあるとバトラはいいます。

 経済民主主義とは企業の形態における民主主義です。

 従業員がその企業の株式を分け持つということだ。たとえば、株式の51%を従業員総体が持つ。そうすると、従業員総体が会社に対して発言権や議決権を行使できるようになる。

 現状では富裕者である大株主が取締役やCEO、社長の選任をおこなっている。そうやって選ばれたトップは、当然、大株主=富裕者の利益を最優先し、従業員=労働者とは対立する存在となってしまう。


 従業員が経営者を選ぶことで労働者に不利な会社経営をさせないようにできるというわけです。現在のアメリカの経営者のように莫大な報酬を受け取ることもなくなるでしょう。(愚かな選択をする可能性もあるとは思いますが)

 では、このようなプラウト経済政策、経済民主主義はどこから生まれてくるのでしょうか。

 バトラは「黎明は極東の日本から」やってくるといいます。

 それは、すでに触れたように日本が1950年代から、1970年代前半まで、まさにプラウト経済民主主義的な経済政策をおこなっていたことが一つの根拠だ。
 当時、企業と労働組合は激しく対立しながらも、会社経営、労働条件などについて建設的な運営が実現されていた。賃金格差は非常に小さかったし、終身雇用、年功序列制度も、ほどよく機能していた。


 当時のことを振り返って、日本は最も成功した社会主義だったという人もいます。アメリカは日本を「資本主義の仮面をかぶった社会主義だ」と非難していました。実際にどれほど社会主義的だったかの評価はともかく、今のような剥き出しの競争社会、自由主義ではなかったのは事実です。

 日本人自身から見ると、既得権で守られて、組織が硬直化し、効率の悪い経済だったともいえますが、全体としてみれば、今よりもよい面があったことは事実でしょう。

 少なくとも、その後、アメリカ的な資本主義に向けて大きく舵を取った日本がいい国になったという実感はまったくありません。

 今この時期だからこそ、日本は過去のよい点を思い出しつつも、これまでにない新しい経済のあり方を目指す時期に来たということなのかもしれません。

 しかし、これからの日本に希望が持てるとも言いがたいようです。日本は富裕者の時代の衰退期に入っています。多くの混乱が訪れるはずです。その混乱と衰退の中に新しい光が生まれることを期待したいと思います。

2010年資本主義大爆裂!―緊急!近未来10の予測
Ravi Batra Pema Gyalpo ペマ ギャルポ

2010年資本主義大爆裂!―緊急!近未来10の予測
資本主義消滅最後の5年―ラビ・バトラ緊急予告 アメリカ発 2009年世界大恐慌 新世紀の大逆転―夜明けは日本から始まる 新たな黄金時代―腐敗政治と経済混乱が新時代の革命を生む 日本国破産のシナリオ―破滅から黎明へ 光は極東の日本から
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