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『徳川三代の情報戦略』 童門冬二

徳川三代の情報戦略 (人物文庫)
童門 冬二
4313752048


 おもに徳川家康がどのように情報収集と情報操作をしていたかを描いています。

 家康は伊賀、甲賀の忍者の利用が関ヶ原と大阪の陣、さらには大名支配に役立てます。また、家康は部下や各大名が結託したりグループを作らないように分断したり、競争させたりとたくみに人心をあやつります。このあたりのタヌキおやじぶりが裏側からよく描かれています。

 司馬遼太郎の「関ヶ原」「城塞」あたりでも、じゅうぶんにタヌキおやじなのですが、それを補完するような内容で、合わせ読むと理解が深まります。

 ここまでで三分の二くらいでしょうか。残りの大部分が秀忠、最後に少しばかり家光の話となります。

 第二代将軍の秀忠は、家康が没した後、家康が駿府に集めたブレーンの多くを解雇し、江戸に中枢を完全に集めます。新たな情報戦略として、陰で動いていた忍者たちを公儀隠密として政治機能の中に位置づけます。

 また、下克上や戦いの時代に終止符を打つために、武家諸法度などを厳しく遵守させるなど法の支配を強めます。

 そして、第三代の家光になると、生まれながらの将軍として、外様大名を家臣として扱うことを宣言し、徳川の支配を確固たるものにします。

 こうして徳川による平和=パックス・トクガワナーナが確立します。

 今まで歴史関連本は戦国時代や幕末を中心に読んできましたが、本書により徳川支配までのおおまかな流れを把握できたので、今後は徳川時代の読書も増やしてみようと思います。


全一冊 小説 上杉鷹山 (集英社文庫)
童門 冬二

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