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節約するより使ったほうが後悔しない?

節約するより使った方が――「後悔しない買い物」で米研究

ロンドン(CNN) 世界的な経済不安が叫ばれ、財布のひもを締める消費者が目立つなか、米経済学者らが「浪費の勧め」ともいえる研究結果を発表した。消費者にとって「悔いの残る買い物」を調べたところ、節約するよりも気前良く金を使った方が、後悔の少ないことが分かったという。

(略)

たとえば、57人の対象者を無作為に2つのグループに分け、「とても気に入った高価な服」と「あまり気に入らないがもっと安い服」のどちらを買うか迷っているという想定で、一方のグループには10年後に、もう一方のグループには翌日に、どちらの選択を後悔するかを予測させた。その結果、10年後の心境を予測したグループでは翌日組に比べ、「安い服の方が悔いが残る」と答える人が目立ったという。


 ことさらに浪費政策にこびた研究に思えます。「とても気に入った高価な服」と「あまり気に入らないがもっと安い服」の二つが選択肢であるという時点でいやーな感じがします。

 「それほど好みではないが見せびらかせる高価な服」と「自分の気持ちにぴったりする安い服」のふたつで比べてみてください。

 それに実際の感想ではなく、翌日と10年後の気持ちを予想させるなんてちょっと無茶な気がします。

教授らは続いて、同じグループに実際に買い物をしてもらい、その後抜き打ちで、買った品物がそれぞれ「実用品」と「ぜいたく品」のどちらに属するかを尋ねた。すると、先ほど10年後を予測したグループの方が、ぜいたく品を気前良く買っていたことが明らかになった。「消費者に高級品を売り込む時には、10年後に振り返ってどう思うか考えてみて、と促すことによって、その気にさせることができるはずだ」と、キーナン教授は説明する。


 ポイントはここですね。売るときに、「きっと満足しそうな高いもの」と「きっと後悔しそうな安いもの」を比べさせ、10年後をイメージさせる。すると高いものを買う傾向が強まる。そういう販売テクニックです。

 つまりこれは、人間の心理をうまく使えば、消費を増やすことが可能である、という研究です。

こうした傾向は買い物だけでなく、休暇の過ごし方にも当てはまるという。教授らは別の研究で、大学の在学生と、40年後の同窓会に集まった卒業生に、冬休みの過ごし方を後悔しているかという質問を投げ掛けた。在学生は2つのグループに分けて、それぞれ「去年の冬休み」と「今年の冬休み」について質問。その結果、「去年」組では「今年」組に比べて「仕事や勉強ばかりで旅行に行かなかったことを悔やんでいる」とした人が多く、卒業生ではさらに、学生時代の冬休みを振り返って「もっと楽しめばよかった」と後悔する声が多数を占めたという。


 確かにこういうことはあると思います。旅行したことはけっこういい思い出として残ります。非日常的で楽しかった経験は記憶に残りやすいということもあります。
 
 ついでにいえば、時間がたってしまえば、使った金額のことはすっかり忘れているはずです。つまり楽しかった記憶だけが残ります。後に残らないその場限りの娯楽よりいつまでも記憶に残る体験はその人の心の豊かさとして残るのでしょう。

 つまりパチンコで過ごした冬休みじゃダメだってことです。ですから、この実験を節約と消費という観点で分析のするのは違和感があります。体験の質が大いに関係があるのですから。

浪費するアメリカ人―なぜ要らないものまで欲しがるか
Juliet B. Schor 森岡 孝二
4000025848


旅の極意、人生の極意
大前 研一
406212968X

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