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『たそがれ清兵衛』 藤沢周平

たそがれ清兵衛 (新潮文庫)
藤沢 周平
4101247218


 山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」がよかったので、この短編集を読んでみました。

 なんと、話が違います。

 映画はこの短編集に収められている「たそがれ清兵衛」「祝い人助八」、さらに「竹光始末」の3編を原作としているそうです。なるほど。

 どれもちょっとさえない武士が主人公です。よくない容姿もしくは癖、性格を持っている主人公がなんらかの騒動の巻き込まれ剣の腕により危機を脱したり、復讐をしたりします。

 話としてはそれだけですが、その人情にホロリとさせられたり、武士の意地に感動したりできます。ダメのようでダメでない。妙にかっこいいのです。藤沢周平の小説のうまさでしょうね。

 「たそがれ清兵衛」のラストはいいですね。映画とは違い夫婦愛のお話です。欲がなくって、愛情があって、腕が立つ。何の気負いもない自然さに心が洗われます。

 「祝い人助八」はストーリー的には映画に近いです。読んでいると真田広之と宮沢りえの顔が浮かんできます。悪妻から解放された助八は自分の奇妙な独身生活にそれなりに満足していますが、出戻り娘の波津との出会いによってその独身生活のおかしさに気づき、やがて波津との生活を夢見ます。

 これ以上ストーリーは書きませんが、弧男の悲惨とかっこよさの両方をしみじみ味わえる作品です。

 全部で8作品。どうってことのない淡白な話もありますが、大半はなかなかイケています。

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藤沢 周平

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