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裁判傍聴 どちらか死ぬか二人とも死ぬしか

 この裁判の傍聴記録が産経ニュースに掲載されていました。詳しくはこちらを読んでください。

【法廷から】「どちらかが死ぬしか終わりはない」 交際相手殺した女の情念

「両方死ぬか、どちらかが死ぬしか、私たちに終わりはなかったと思う」(被告の供述調書より)。2度の中絶を強いられた女が、交際相手の男性を殺した背景には、女の情念があった。


 弁護人が強調していたのは、被告人の供述調書の「どちらか死ぬか二人とも死ぬしか私たちに終わりはなかった」という言葉です。引用した記事の文より私が書いたものの方が多分正確です。傍聴中メモっていましたから。

 被告人は執着が強く被害者と別れることは考えられませんでした。被害者は何度か別れるといっていたそうです。事件の前に別れ話が出たときは「今度別れるといったら本当に別れる」といわれていて、事件当日の別れ話のときは次の交際相手の名前も告げられたため絶望したことがあげられます。彼女は目の前が真っ暗になったといいます。

 弁護人は二度の中絶のことを重視していました。それでも別れられないほど被害者を好きだったと。検察側は被告人にも責任があると当然言います。そして別れればよかったのだ、と。

 私の見るところ、中絶という代価を払った被告人は余計別れにくくなったと思います。手を引くには今までの投資が大きすぎたということです。もちろん、誠実さが期待できない相手だと見切って、損切りすべきというのが理性的な判断なのでしょうが、それができないのが情念の持つ不条理さということでしょう。

 それから考えさせられたのは家族の問題です。

 被害者の家族はいろいろ事情があります。父母は別居。祖母は痴呆が進み、弟は知的障害を持ち、今回の長男の死により母はかなりの精神的なショックを受けているようです。

 最初この被害者の母は被告人の母に向かって、1億円払えとか、1億5千万円払えとかいったそうです。家庭の事情を考慮すると、「お金」のことを言いたくなるのもわかります。実際は被害者の姉が被告人に対して7000千万円の損害賠償の民事裁判を起こしているそうです。

 あんまり詳しく書きませんが、家族同士のやり取りとか聞いていると、事件は当事者だけでなく家族に大きな影響を与えることがよくわかります。

 それにしても被害者の親は可愛そうです。被害者側の医療費、葬式代、その他もろもろの諸経費を被告人に代わって支払っています。さらに民事での賠償金も支払いの手伝いをするでしょう。高校中退で技能もなく殺人で前科のつくであろう被告人にそんなに稼げるわけもありませんから。

 成人した人間の犯罪です。とくに育て方とか家族関係に問題があったようでもありません。親は関係ない、と思うのですがそうもいかないのでしょうか。

 これからの人生ということを考えると被害者側も被告人側もどうなってしまうのだろうと心配になりました。一時の感情での犯罪ですが、影響の大きさは計り知れません。

 求刑は懲役13年でした。

 判決は10月6日、14時30分から。私は仕事で見にいけません。

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