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龍馬伝 第30話視聴率 17.9% 商人たちの無礼ぶりに辟易 #ryomaden

 龍馬伝第30話「龍馬の秘策」の視聴率は17.9%でした。前回に比べてプラス2.1%と一気に戻しましたが、まだまだ低水準。やはり20%切っているのは寂しい。

 新しい人物が登場したり、今後の伏線を張ったりと、今後面白くなることを期待させる内容でした。しかし、秘策は西郷に投じられただけで、まだ動いていません。

 池内蔵太(桐谷健太)がいちいち暑苦しいのにはまいりました。傷を見せての武勇伝は、バカではないかかと思いました。

 龍馬が高杉晋作に会いに行ったときに、伊藤俊輔(のちの伊藤博文)と井上聞多(のちの井上馨)がいました。この二人も薩摩とかち合ったあの店にいたらしく、つまりこの二人もあのときわーわー騒いでいたことになるのですが、海外を見てきて危機感を感じていた二人があのような勢いだけの志士に描かれていたことが腑に落ちません。

 お元が隠れキリシタンという設定はいかがなものでしょうか。肥前国漁師村出身の芸妓がいつキリシタンと接することができたのでしょう。キリシタンが表立って布教をやるわけもなく、よそ者をどうやって誘うのか、かなり疑問を感じます。

 大浦慶(余貴美子)の龍馬に対する無礼ぶりは、手打ちにしていいレベルです。当時の志士たちの傍若無人ぶりはつとに有名なのですから、この人に限らず商人たちがあのような態度を武士に対して取ることは考えにくい。「天誅」という張り紙があちこちに見られた物騒な時代です。


 視聴率の推移

 第1回 23.2% 前回との差
 第2回 21.0% -2.2 最低視聴率更新↓
 第3回 22.6% +1.6
 第4回 23.4% +0.8 最高視聴率更新↑
 第5回 24.4% +1.0 最高視聴率更新↑
 第6回 21.2% -3.2
 第7回 20.2% -1.0 最低視聴率更新↓
 第8回 22.3% +2.1
 第9回 21.0% -1.3
 第10回 20.4% -0.6
 第11回 21.4% +1.0
 第12回 17.7% -3.7 最低視聴率更新↓
 第13回 18.8% +1.1
 第14回 18.5% -0.3
 第15回 18.4% -0.1
 第16回 21.9% +3.5
 第17回 21.8% -0.1
 第18回 18.4% -3.4
 第19回 19.0% +0.6
 第20回 20.4% +1.4
 第21回 20.0% -0.4
 第22回 19.5% -0.5
 第23回 19.2% -0.3
 第24回 20.1% +0.9
 第25回 20.3% +0.2
 第26回 17.9% -2.4
 第27回 17.3% -0.6 最低視聴率更新↓
 第28回 17.0% -0.3 最低視聴率更新↓
 第29回 15.8% -1.2 最低視聴率更新↓
 第30回 17.9% +2.1

裏番組との比較
17.9% 20:00-20:45 NHK 龍馬伝
17.3% 18:30-20:54 CX* FNSの日26時間テレビ2010 超笑顔パレード絆~爆笑!お台場合宿!!~
16.9% 19:58-20:54 NTV 世界の果てまでイッテQ!
*8.8% 19:58-20:54 EX__ 大改造!!劇的ビフォーアフターSEASON II
*6.0% 19:57-20:54 TBS オレたち!クイズMAN・最終回
*4.6% 19:54-21:48 TX__ 日曜ビッグバラエティ・長距離路線バス沿線の人々
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テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

龍馬伝 第29話視聴率 15.8% 3集連続最低視聴率更新 #ryomaden

 龍馬伝第29話「新天地、長崎」の視聴率は15.8%でした。前回に比べてマイナス1.2%と4週続けての下げ。最低視聴率を3週続けて更新しました。連休の中日とはいえ、これはひどい。。


 視聴率の推移

 第1回 23.2% 前回との差
 第2回 21.0% -2.2 最低視聴率更新↓
 第3回 22.6% +1.6
 第4回 23.4% +0.8 最高視聴率更新↑
 第5回 24.4% +1.0 最高視聴率更新↑
 第6回 21.2% -3.2
 第7回 20.2% -1.0 最低視聴率更新↓
 第8回 22.3% +2.1
 第9回 21.0% -1.3
 第10回 20.4% -0.6
 第11回 21.4% +1.0
 第12回 17.7% -3.7 最低視聴率更新↓
 第13回 18.8% +1.1
 第14回 18.5% -0.3
 第15回 18.4% -0.1
 第16回 21.9% +3.5
 第17回 21.8% -0.1
 第18回 18.4% -3.4
 第19回 19.0% +0.6
 第20回 20.4% +1.4
 第21回 20.0% -0.4
 第22回 19.5% -0.5
 第23回 19.2% -0.3
 第24回 20.1% +0.9
 第25回 20.3% +0.2
 第26回 17.9% -2.4
 第27回 17.3% -0.6 最低視聴率更新↓
 第28回 17.0% -0.3 最低視聴率更新↓
 第29回 15.8% -1.2 最低視聴率更新↓

裏番組との比較
15.8% 20:00-20:45 NHK 龍馬伝
15.4% 19:58-20:54 NTV 世界の果てまでイッテQ!
*6.1% 19:57-20:54 TBS オレたち!クイズMAN
13.6% 19:00-20:54 CX* 熱血!平成教育学院夏休み突入ガチバトル 漢字キング決定戦SP
*8.0% 19:58-20:54 EX__ 大改造!!劇的ビフォーアフターSEASON II
*5.5% 19:54-21:48 TX__ 日曜ビッグバラエティ・自給自足物語

テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

龍馬伝 第29話「新天地、長崎」見所たっぷりの第3部 #ryomaden

 冒頭の千葉佐那の登場はサービスショットでしょうか。明治4年(と記憶)ならば、佐那もまだまだ若い。30代なかばでしょうか。ちょっとあごに危険なラインを見つけたけど(それはメイクではない)、あいかわらずキレイです。

 佐那が独身であることを紹介したり、「龍馬はひどいヤツ、佐那さんの思いを知りながら」などと弥太郎が怒ったりと、佐那に同情的なところはよかったです。

 本筋では長崎の町や建物がじつに丹念に映像化されていました。手の込んだリアルなセット、当時の雰囲気を再現する豪華さに圧倒されました。金かかっているなーと。視聴率はあの地味な7時のニュースより低いのに、この作り込みはすごいです。さすが受信料を取るだけのことはあります。

 お元(蒼井優)が独特の雰囲気を出していました。踊りもまずまず。『花とアリス』『フラガール』に比べると動きが少ないので、ちょっと表現がしにくいのか、「うまいなあ」というほどではないでした。このへんは期待していただけに残念なんですが、日本舞踊に詳しい人から見るとあれでなかなかのものなのでしょうか。

 高杉晋作(伊勢谷友介)登場。ザンギリ頭の伊勢谷がいい。でもちょっと昭和のモボ風ではありませんか。センスがよすぎる感じです。この高杉は鋭くて腹もありそう。そして男前。女性ファンが増えそうです。

 それにしても長州藩士はでかい声を出しすぎます。自制心なさすぎ。武士の教育は厳しいもので、あのような激情型人間を育てていたとも思えません。当時、日本に来た外国人の記録では日本の武士は挙動が洗練されていたという記述があったのですが、それはあくまでも幕府側の人間にすぎず、長州藩はそもそも野蛮人なのでしょうか。

 長州と薩摩の対峙。西郷どん(高橋克実)と高杉晋作(伊勢谷友介)が向きあうとまるで田舎者と都会人。愚鈍にみえる大器と切れ者の行動人。好対象な二人で、これは見事な演出としては拍手したいですね。

 この時代、物価高騰で庶民の生活は大変でした。一揆、打毀しが全国に広がり、日本中が不穏な空気につつまれています。龍馬伝を見る限り、庶民は何事もないかのように暮らしていますが、実際にはだいぶ違った雰囲気だったことでしょう。

テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

龍馬伝 第28話視聴率 17.0% 2週連続で最低視聴率更新 #ryomaden

 龍馬伝第28話「武市の夢」の視聴率は17.0%でした。前回に比べてマイナス0.3%と3週続けての下げ。最低視聴率を2週続けて更新しました。いったいどこまで下がるのか。

 前回はとてつもなくつまらなかったので、視聴率低下はやむなしと思えましたが、今回はかなり面白かったのに、最低視聴率となってしまいました。見逃した方は再放送をぜひ御覧ください。

 まず、山内容堂の想定外の行動。

 大殿(藩主じゃありません)が牢屋までやってくるというのがありえない話です。さらに武市半平太への共感らしきことを語ったことも意外でした。「おまんが長宗我部の人間ではなく、山内家の人間ならば、わしはどいだけおまんを可愛がったことか」とのお言葉。どこまで本心なのかわかりませんが、武市に対する一種アンビバレンツな感情の説明にはなっていました。最後に自分の脇差を武市に下賜した場面では、いろいろな疑問を感じながらも、涙がつつと流れてしまいました。

 武市の切腹は、ある人から三文字に切ると聞いていて、はたしてその通りであったことはよかったのですが、一文字に切ったあとに介錯人に「待ちやー」と声をかけたその声がでかすぎてこれまた意外の感というかいささかの違和感がありました。腹筋を切ってしまったあとに大声は出るものでしょうか。

 切腹後の武市の姿も映りましたが、最後まで介錯のシーンを入れなかったのはちょっと疑問です。人によっては切腹だけで絶命したと思ってしまうでしょう。腹切りだけで死ぬのは時間がかかりすぎてむずかしいことです。見ている人に切腹のあり方を正しく伝えることも考えて欲しかったです。武市半平太の首は最後まで付いていたということは、脇腹とか心臓を介錯人が刺したということになります。それらしい動作をちょっと入れてもよかったのではないでしょうか。

 以蔵の斬首にももう少し凄惨さが欲しいところです。最後に遺体を写したのはよかったのですが…。まあ、夕食時のテレビドラマですから、あれ以上は無理かもしれません。以蔵に関してはもっと見せ場が作れるなずなのにと残念でなりません。

 以上、不満を多く述べましたが、じっさいにはかなり満足できる回でした。最近の低調をはね飛ばす出来といってもいいでしょう。

 第3部は予告を見た限りはかなり期待できます。岩崎弥太郎のナレーション「龍馬はあの坂本龍馬になった」またわくわく楽しい龍馬伝が返ってくることを願いつつキーを離します。(「筆を置く」の代わりになる表現が思いつかなかった)


 視聴率の推移

 第1回 23.2% 前回との差
 第2回 21.0% -2.2 最低視聴率更新↓
 第3回 22.6% +1.6
 第4回 23.4% +0.8 最高視聴率更新↑
 第5回 24.4% +1.0 最高視聴率更新↑
 第6回 21.2% -3.2
 第7回 20.2% -1.0 最低視聴率更新↓
 第8回 22.3% +2.1
 第9回 21.0% -1.3
 第10回 20.4% -0.6
 第11回 21.4% +1.0
 第12回 17.7% -3.7 最低視聴率更新↓
 第13回 18.8% +1.1
 第14回 18.5% -0.3
 第15回 18.4% -0.1
 第16回 21.9% +3.5
 第17回 21.8% -0.1
 第18回 18.4% -3.4
 第19回 19.0% +0.6
 第20回 20.4% +1.4
 第21回 20.0% -0.4
 第22回 19.5% -0.5
 第23回 19.2% -0.3
 第24回 20.1% +0.9
 第25回 20.3% +0.2
 第26回 17.9% -2.4
 第27回 17.3% -0.6 最低視聴率更新↓
 第28回 17.0% -0.3 最低視聴率更新↓

裏番組との比較
17.0% 19:10-19:55 NHK 龍馬伝
12.4% 19:00-19:58 NTV ザ!鉄腕!DASH!!
10.8% 19:00-19:57 TBS さんまのスーパーからくりTV
11.5% 19:00-19:58 CX* 熱血!平成教育学院
*7.1% 19:00-19:57 EX__ シルシルミシルさんデー
*4.9% 19:00-19:54 TX__ モヤモヤさまぁ~ず2

参考
22.2% 19:00-19:10 NHK NHKニュース7
17.0% 19:10-19:55 NHK 龍馬伝       ←視聴率の谷間
18.8% 19:55-21:00 NHK 参院選2010開票速報

テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

『ひと月15万字書く私の方法』売れっ子ジャーナリストの仕事の方法 #dokusyo

ひと月15万字書く私の方法
佐々木 俊尚
4569708676


 佐々木俊尚著

 副題は「ITジャーナリストの原稿作成フレームワーク」。ITジャーナリストの原稿作成の手法を解説した一種の知的生産の方法です。具体的には佐々木氏本人の手法を公開しています。

 ITジャーナリストという特殊な職業、しかも個人の方法なので、どこまで汎用性があるのかわかりません。各自が利用出来る部分を探して活用すべきでしょう。

 私はEvernoteというウェブサービスを知ったことが収穫でした。それ以外は特にこれといったものはありませんが、最先端の売れっ子ITジャーナリストがどんなふうに仕事を進めているのかを知ることができるので、裏話としても面白いかも知れません。

 著者は「はてなブックマーク」ではなくdeliciousという海外のブックマークサービスを勧めています。理由はブラウザから使えるツールが存在することと、タグが使えることのようです。しかし、どちらも現在のはてなブックマークにはある機能です。この手の技術情報はすぐ古くなってしうまので注意が必要です。

 またWordではなくWZ Editorというエディタソフトを勧めています。アウトラインプロセッサの機能が使いやすい人のことですが、Wordにもアウトライン機能はありますから、これはどうなのでしょう。たしかにWordのアウトラインは使いにくいというか、分かりにくいのは事実です。

 後半は文章構成の方法について書いています。この部分はジャーナリストの、というか佐々木氏個人の思考法がわかって面白い部分ですが、独自の発想法、より詳しい思索の方法までは踏み込んではいません。あくまでも大きな流れを公開しています。

 気になったのは、文章です。ずいぶん雑な印象で、「やっつけ」感があります。著者はそうとう忙しいのでしょう。こんな程度の本ならこの程度の文章でいいと思っているのかもしれません。


仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書) ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術 (宝島社新書) マスコミは、もはや政治を語れない 徹底検証:「民主党政権」で勃興する「ネット論壇」 (現代プレミアブック) 2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書) フラット革命
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

龍馬伝 第27話視聴率 17.3% 進まぬ展開で最低視聴率更新 #ryomaden

 龍馬伝第27話「龍馬の大芝居」の視聴率は17.3%でした。前回に比べてマイナス0.6%と続落。最低視聴率を更新しました。最低視聴率更新はこれでで4回目です。

 前回表明したストーリー展開の遅さへの不満。またしてもダラダラと話を続け、最後の10分あたりまで退屈でどうしようもありませんでした。

 武市半平太は牢屋でつまらない絵を書きはじめるし、岡田以蔵はいつまでたっても口を割らないし、どういう脚本なんだと思います。こんなところで時間を使うなら、岡田以蔵が捕まる前にもっと暴れて欲しかった。

 最後の龍馬の大芝居にしても、なんとも奇妙。もともと脱藩した段階で龍馬が吉田東洋殺害の犯人であると見なされていたわけですから、こんなところで「俺がやった」などと言われてもしらけてしまいます。しかし、ここまでの展開があまりに退屈だったので、多少は面白くは見れましたが。

 冒頭で見せたお龍のはにかみ。ちょっと可愛かったのですが、またすぐに仏頂面に戻ってしまいました。こちらの女性も「相変わらず」ですね。

 予告編を見ると、以蔵は最後まで口を割らない様子。まさか。そこまで改ざんしますか。


 視聴率の推移

 第1回 23.2% 前回との差
 第2回 21.0% -2.2 最低視聴率更新↓
 第3回 22.6% +1.6
 第4回 23.4% +0.8 最高視聴率更新↑
 第5回 24.4% +1.0 最高視聴率更新↑
 第6回 21.2% -3.2
 第7回 20.2% -1.0 最低視聴率更新↓
 第8回 22.3% +2.1
 第9回 21.0% -1.3
 第10回 20.4% -0.6
 第11回 21.4% +1.0
 第12回 17.7% -3.7 最低視聴率更新↓
 第13回 18.8% +1.1
 第14回 18.5% -0.3
 第15回 18.4% -0.1
 第16回 21.9% +3.5
 第17回 21.8% -0.1
 第18回 18.4% -3.4
 第19回 19.0% +0.6
 第20回 20.4% +1.4
 第21回 20.0% -0.4
 第22回 19.5% -0.5
 第23回 19.2% -0.3
 第24回 20.1% +0.9
 第25回 20.3% +0.2
 第26回 17.9% -2.4
 第27回 17.3% -0.6 最低視聴率更新↓

裏番組との比較
17.3% 20:00-20:45 NHK 龍馬伝
17.7% 19:58-20:54 NTV 世界の果てまでイッテQ!
14.8% 19:00-20:54 TBS 今夜2時間ぶち抜きさんまのからくりTV第5回芸能人かえうた王決定戦SP
*6.6% 19:58-20:54 CX* 爆笑レッドカーペット
*9.5% 19:58-20:54 EX__ 大改造!!劇的ビフォーアフターSEASONⅡ
10.7% 19:54-21:48 TX__ 日曜ビッグバラエティ・池上彰がズバリ解説!これで分かる日本の大ギモン

テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

『調査報告「学力低下」の実態』 ゆとり教育で落ちる学力、広がる格差 #dokusyo

調査報告「学力低下」の実態 (岩波ブックレット)
苅谷 剛彦 清水 睦美 志水 宏吉 諸田 裕子
4000092782


 苅谷剛彦ほか著

 小学生と中学生に「ゆとり教育」がおよぼした影響についての実証的研究。対象は関西都市圏の小学校5年生と中学校2年生。1989年と2001年の間で比較を行っています。

 基本的な部分の結論をまとめると、こうなります。

・1989年と2001年の間で基礎学力の低下は起きている。
・できる生徒とできない生徒との間で学力格差が広がっている。
・塾に行く者と行かない者との間で格差が拡大する傾向にある。


 著者らのグループは文化的階層グループについても分析しています。文化的階層グループは「家の人はテレビでニュース番組を見る」「家の人が手作りのお菓子を作ってくれる」「小さいとき、家の人に絵本を読んでもらった」「家の人に博物館や美術館に連れていってもらったことがある」「家にはコンピュータがある」という5つの質問により家庭の文化的環境を示す一次元的尺度です。これらの家庭の文化的環境は、親の学歴や職業などの「社会階層」と相関する要因と言われています。お金持ちかどうかよりも文化的かどうかを問題にしています。

・学習意欲、学習行動、成績において文化的階層グループ(家庭の文化的環境)による格差があり、小学生より中学生でより格差が拡大する。

・文化的階層グループにより新学力観的(ゆとり教育)な授業への取り組みに格差がある。


 新学力観的な授業とは「調べ学習」「グループ学習」「自分たちの考えを発表したり、意見を言いあう授業」です。
学校の教育はたいがいが言葉を使ったコミュニケーションですが、このような新学力観的な授業では、子どもの言語能力に加えて積極性が必要になります。

 ゆとり教育と新学力観的な授業形態はイコールではありませんが、その影響で増加した授業形態です。これについても分析したことは意義深いことです。

・新学力観的な授業では、国語の成績が良いが、数学の成績は悪い。
・古い伝統型の授業では、数学の成績が良い。


 平均点がよく成績に格差が少ない小学校、中学校を著者グループは「がんばっている学校」と呼び、その特徴を調べたところ、小学校の国語をのぞいて「宿題がよく出る授業」多いことがわかりました。まざまなタイプの授業を受けていると回答する生徒が多く見られました。塾に通っていない生徒も比較的いい成績を収めているのも特徴です。

 以上をまとめると、ゆとり一辺倒ではダメ。いろいろなタイプの授業を行ない、宿題をたくさん出すのがよい。数学では伝統型の授業は必要。小学校の国語では新学力観的な授業がよい。ということになるのかもしれません。

 学力の低下をふせぐには、学校と家でしっかり勉強させることが大切です。また、教科によってどういう学習形態がよいのかを研究すべきでしょう。教科の特性を無視して一律に同じ学び方というのは合理的ではありません。

 学力の国際比較では、学力の低下を証明することはできませんでしたが、この調査では関西地区という限定ではありますが、ある程度は証明できているといえるでしょう。

 大雑把な紹介なのでくらしいデータを見たい方はぜひ本書を直接読んでください。


学力を問い直す―学びのカリキュラムへ (岩波ブックレット) 「学び」から逃走する子どもたち (岩波ブックレット) 公立小学校の挑戦―「力のある学校」とはなにか (岩波ブックレット (No.611)) 学力低下論争 (ちくま新書) 教育改革のゆくえ―格差社会か共生社会か (岩波ブックレット)
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

Cozy

Author:Cozy
情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

Twitterはcozyoffです。
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