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龍馬伝 第9話「命の値段」 加尾との恋愛は腐女子対策か

 ドラマ冒頭、江戸の盛況ぶりに驚きました。前年(1855年)にあったはずの安政の大地震の影響は皆無に見えます。じつはこの年(1856年)の8月にも江戸は暴風雨で10万人余りの死者を出しています。しかし当然のようにスルー。いちいち自然災害は描かない方針のようです。ちなみに篤姫では安政の大地震は描いていました。

 千葉佐那子(貫地谷しほり)が花嫁修業をしていてずいぶんの変わりよう。キレイにもなっています。龍馬(福山雅治)の逃げ方はちょっと佐那には可哀想すぎる。あれでは嫌っているように見える。でも、千葉佐那の回顧によると、2年後の1858年に龍馬と結納を交わしているそうです。時期は本人の記憶違いとの説もあり。

 窃盗事件の山本琢磨を逃がしたのが翌1857年。この部分が今回の山場で、「命の値段」というタイトルの所以ですが、大地震と台風で数十万人も死んだ後では、この郷士の切腹を見逃したことが軽く見えてしまいます。そのため自然災害は描かなかったのかもしれません。うがちすぎか。

 乙女に出した1863年(推定)の手紙で「江戸で見染めた千葉佐那に比べ加尾が少し劣る」と書いています。ずいぶんあとの話ですが、どうやら加尾にはそれほど入れ込んではいなかったようです。龍馬伝は平井加尾(広末涼子)の存在を恋愛面から描きすぎです。これは婦女子(腐女子?)向けの視聴率対策でしょう。
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テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

バンクーバーオリンピック:日本のメダル獲得数は歴代3位

・メダルが少ないと感じるのは錯覚

 どうして日本はメダルが取れないのかと悲憤慷慨している日本人が多いようです。しかしメダル5個はけっして少ない数字ではありません。リレハンメルに並んで歴代3位の記録です。日本としては普通どころかよく頑張っています。

 下の表を見ればわかりますが、日本は過去の冬季オリンピックでたいしてメダルは取っていません。長野大会だけ突出して多くのメダルを取っています。その時の印象が強すぎるのと、最近の韓国の台頭により、どうして日本はメダル獲得が少ないのだろうと疑問に思う人が増えているようです。


   ■冬季オリンピックにおける日本の獲得メダル数■

開催年   開催地   メダル数   金メダル数
1960年 スコーバレー    0        0
1964年 インスブルック   0        0
1968年 グルノーブル    0        0
1972年 札幌        3         1
1976年 インスブルック   0        0
1980年 レークブラッシッド 1        0
1984年 サラエボ      1        0
1988年 カルガリー     1        0
1992年 アルベールビル   7        1
1994年 リレハンメル    5        1
1998年 長野       10        5
2002年 ソルトレークシティ 2         0
2006年 トリノ       1        1
2010年 バンクーバー     5        0


冬季オリンピックにおける日本のメダル数(金銀銅メダル)


テーマ : バンクーバー冬季オリンピック
ジャンル : スポーツ

『中国が隠し続けるチベットの真実』 侵略と殺戮と拷問と弾圧

扶桑社新書 中国が隠し続けるチベットの真実 (扶桑社新書 30)
4594056830


 ペマ・ギャルポ著

 北京オリンピックの少し前、チベット自治区のラサで僧侶や一般市民による暴動が発生していました。北京オリンピックの聖火リレーのときには、チベットの亡命者や支援者たちの抗議する姿がテレビで紹介されていました。それを見ても私は、侵略されたチベットは抑圧されているのだろうなと漠然と思っているだけでした。チベットに関する知識などあまりなかったのです

 映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」(主演:ブラッド・ピット、監督:ジャン=ジャック・アノー)も見ているのですが、中国とチベットに関する私の記憶は最後に中国人民解放軍が攻めて来て侵略される。それだけです。もしかするともっといろいろなことが描かれていたのかもしれませんが、当時は興味なかったせいかその程度の記憶しかありません。

本書では、中国共産党の恐るべき侵略と残虐性が具体的に語られています。侵略、殺戮、拷問、弾圧、そのどれもが驚くほどの徹底ぶり、残酷さで、想像を絶しています。よくもまあこんなひどいことができるという印象です。副題の「仏教文化とチベット民族が消滅する日」というのもけっしてオーバーではありません。

 中国共産党は宗教を否定していますから、当然仏教も否定します。多くの寺院や仏教建築物が破壊され、僧侶が殺され、連行され拷問にかけられます。中国の方針に従わないものや抗議活動をしたものは殺されたり、拷問にかけられたりしました。尼僧や女性にはレイプもなされました。中国の裁判で十数年もの刑に処せられた人たちは非人道的な悲惨な状況で生きなければなりません。

 チベットを中国のものとするために中国共産党はチベット人を上回る数の中国人をチベットに移住させました。中国人には支配的な地位と豊かさを与え、チベット民族は貧しいままで放置されています。そして、あの手この手でチベット語や固有の文化が抹殺されていきます。やがてチベット文化もチベット民族も消えていくかもしれません。

 具体的なやり方は本書を読んでください。文化大革命はひどかったといいますが、チベットへやったことおよび今やっていることも酷いものです。

 日本のマスコミにあまりこうした事実が登場しないことが不思議です。チベットの暴動と言っても実際は中国側の挑発や非道な弾圧があってのことで、暴動という報道の仕方は中国側からの見方にすぎません。

 先日、ダライラマ14世とオバマ大統領が会見したというニュースがありました。「大統領は会談で、中国におけるチベットの宗教や文化、人権の擁護を「強く支持する」と述べた。」とされますが、具体的な行動をするわけではないでしょう。アメリカとしてもあまり中国との関係を悪化させたくはないはずです。中国が反省をする可能性はまずありません。

 なんらかの進展を期待したいのですが。


「チベット問題」を読み解く (祥伝社新書) レイプ・オブ・チベット―中華的民族浄化作戦 (晋遊舎ブラック新書 11) 中国を追われたウイグル人―亡命者が語る政治弾圧 (文春新書) チベット問題 (光文社新書) 囚われのチベットの少女
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セブン・イヤーズ・イン・チベット〈ニューマスター版〉 [DVD]

セブン・イヤーズ・イン・チベット〈ニューマスター版〉 [DVD]

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ジャンル : 本・雑誌

『若者はホントにバカか』 市民であるための教養

 たとえ若者の知識が貧弱であったところで別に問題はないだろうと考える人も多いでしょう。バカと言っても知能が低くなったわけでもなし、必要な知識は必要に応じて得ればいいのではないかという意見にも一理あります。

 しかし、著者が一体何を危惧しているのかを聞くと「なるほど」と思わされます。彼は「民主主義には、監視の目を持つ市民が必要」だから知識が必要なのだと考えています。アメリカには頼るべき伝統的権威はなく、教会も分派が多くバラバラで、「国民は自分のために行動し、思考しなければならない」のだ、と。

 実際は共和党の支持基盤であるキリスト教の一派が強力ですけど、あれは反知性主義の権化ですから、そこは不問にしておきましょう。

トーマス・ジェファーソンは、アメリカ合衆国の存続を確実にするために、公立学校を非常に重視した。1786年に彼はこう書いている。各世代にたっぷり教育を施すことこそが、国民を維持し「人々のあいだの知識の伝播」を促進する唯一の方法なのだ。もし「人々を無知なまま放置すれば」、以前の風習が復活してしまい、「王様、僧侶、貴族(中略)が強力になってしまうだろう」。


 今さら王様も貴族も復活はしないでしょうが、一部の権力者や金持ちに有利な社会が形成されることは間違いありません。もしかすると、もはや手遅れなくらいにアメリカはそうした社会であるかもしれませんが、少しでもよりよい社会にするためには市民が市民としての教養を持っていなければ、改革ができないことは間違いありません。

 教育は国民主権を守るものであり、もし主権が国民になければ、また専制政治に陥ってしまうだろう。ジェファーソンは公立学校の力を信じていた。有能だが富と家柄に恵まれていない青年をみつけることができると信じていた。そうした青年に公的資金を与えて高等教育を受けさせよう。彼らが市民になれば、「アメリカ建国の父たち」の理念や手本と対比することによって、現在の指導者の行動を見張ることができる。本と教室を通じて系譜が伝えられていくというわけだ。


 健全な民主主義には、警戒を怠らない市民が必要だ。そして、より健全な市民、警戒を怠らない市民には、知識のたくわえが必要だ。市民は、歴史的知識をつねに引き合いに出せるようになっていなければならないし、アメリカがどういう国か、そのことについて普遍の感覚を保持していなければならない。どんな英雄や悪党がいたか、どんな勝利と悲劇が起こったか、どんな主義や原則が打ち立てられたか、といった知識があれば、生き生きとした過去の像を頭のなかに入れておくことができるし、個人生活に「現在の利益や付き合い」以外の要素が入ってくることになる。



 国がおかしな方向に進むときは、たしかに国民が無知にさらされバカな判断に同意する時です。偏狭な価値観を叩き込まれたり、感情的なナショナリズムに煽られたり、反知性主義にとらわれたりするときです。民主国家の場合は教育とプロパガンダで人を扇動し、独裁政権ならばそれに加えて知識人の粛清を行ないます。

 教養の目的にはこうした「市民であるための教養」という面もあるのだなとあらためて気付かされました。そういえば古代ギリシアの教養観にもその目的に「完全な市民になること」を掲げるというものがあったはずです。教養がどういうものであるのかすら忘れられた時代なのかもしれません。

だが、2008年時点でのアメリカの状況は深刻である。アメリカは今、諸制度を活気づけてくれる若者たち、将来は強力な軍事指導者、賢明な政治指導者、献身的なジャーナリスト、厳しい教師、裁判官、不正摘発者、学者、批評家、芸術家になってくれる若者たちを必要としているし、わが国には若者を鍛える最高の学校があるのだが、人付き合いと余暇時間が原因で腐敗しているのだ。


 そうした環境を提供し、各種ツールを提供したのは大人たちですが、なにも意図して無知な若者を生み出しているわけではありません。自分の仕事のため、利潤を上げるため、上司の命令に従わなければならないがゆえにこういう状況を招いているのです。

30歳以上のすべての人々は、「若者の無知、無関心に反対だ」と率直に言うべきである。


 おそらく日本の社会全体で見れば、若者を育てる対象というよりもお客さんと考えているのではないでしょうか。教養をつけさせることよりも、どうやったらお金を使わせることができるだろうかと日夜知恵を絞っている状況でしょう。社会がどうあるべきかと考えるよりも目先の金なのです。モノを知らないバカな若者が増えたと笑っている場合ではありません。

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『若者はホントにバカか』 コピペばかりが上手になって

 政治学者のジェームズ・フリンはこう分析します。

IQテストを受け入れる人たちはさまざまな問題を解いているが、私たちは、そうした問題が現実とは疎遠なのではないかと疑っている。そういった問題を解く能力はそのうち、知能と呼ばれる現実世界の問題解決能力とは異なるものになるかもしれない


 若者のIQが上昇しているのは、「抽象的な問題解決能力」だけであって、彼らはマルチメディア環境を上手に操りはするけれど、「もっと広い世界については驚くほどわずかしか知らない」のです。

 彼らは新しく獲得した能力をそれほど有効に使っているわけでもないといういくつかの事例を著者は紹介します。

 まず第一に、彼らは課題解決のために適切なサイトを絞り込む検索能力もあまり高くはありません。さらに集めた「データを適切にアレンジして、他人にわかりやすくすることができたのは、調査対象者のうちごく少数」です。

 教育テストサービスの研究主幹アーヴィン・カッツの言葉です。

大学生相当の年齢に達した若者は、テクノロジーを使うことはできるが、テクノロジーが提供してくれる内容をどう処理すればいいか、それを必ずしも知っているわけではない


 簡単に言ってしまえば、コピペだけは上手になったということでしょうか。

 ニールセンによれば、ウェブを読み、ウェブで学習するのは、平均的にはテクノ熱狂派が言うほど創造的でもないし、複雑でもない。読み書きができるようになるわけでもないし、知識欲が増すわけでもない。ウェブ・ユーザーは、見つけたいと思っていることを見つけるだけである。最小の努力で、早く無料で見つけたいだけなのだ。


若者の99%がつかうSNSは、知識取得を目的とするものではなまったくない。そうしたサイトは付き合いのために利用されているのであり、その結果、若者の語法と思考は画一化され、食堂やコンパで増幅される。巨匠たちの作品が彼らのあいだに広まるわけはないのだ。



 テクノロジーに囲まれ、自分の好きな人とだけコミュニケーションを取り、自分の関心のある情報にだけにアクセスし、語彙の豊富な文章を読まず、書かず、古典的な文化にも触れようとしないのが若者の特徴であると言えそうです。

 つづく

↓ホントはみんなバカなんだよね。
アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)
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『若者はホントにバカか』 好きなことだけに没頭できる環境がもたらすもの

アメリカで大論争!! 若者はホントにバカか
畔上司
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 マーク・バウアーライン著

 amazonでは評価がついていませんが、なかなか面白い本です。

 冒頭、若者がいかにバカかという事例をたくさんあげています。いかに本を読まないか、いかに文化的なものに接していないか、いかに勉強をしていないか、多くの統計が提示されます。特に知識不足が危惧されるのは、歴史、公民、数学・理科・技術、芸術といった分野です。

 次に若者にある読書恐怖症を指摘します。とりわけ自発的な読書から離れる傾向が顕著であるといいます。それと関連しますが、文章を書く能力も年々落ちています。そのため学生はもちろん「新入社員の読み書き能力の不足は深刻だ」と考える経営者が多くいます。

 なぜ若者は知識が不足し、読み書き能力が劣るのかといえば、今若者たちの生活はデジタル機器を中心に多くの便利な機器、メディアに囲まれているからです。

「若者たちは世間の現実に無関心だ」と言うだけでは不十分である。若者たちはわざと現実との関係を断っているのだ。言いかえれば、身近な現実に閉じこもっていて、友人、勉強、ファッション、車、ポップミュージック、テレビ・ラジオの連続ホームコメディ、フェイスブック(友人などと交流するソーシャル・ネットワーキング・サービスの一つ)以外を遮断しているのだ。日々受け取っている情報や相互のやりとりは、ごく一部に限られていたり表面的であって、政府、外交、内政、歴史、芸術が入りこむことは絶対にない。


 若者は自分の見たいものだけを見て、コミュニケーションを取りたい相手とだけコミュニケーションを取ります。それが可能な環境を手に入れているわけです。

※ある討論会で16歳の女性パネリストはこう明言した。RSS(サイトの情報を配信するフォーマット)」ばかり頼っていれば「もっと広い世界」が見えなくなってしまうのではとの問いに、「もっと広い世界なんかみたくありません。自分が見たいものだけ見たいのです」。


 その結果、彼らの感心は自分の友達との間で共有される話題に限定されていきます。

きみたちは、今の下院議長が誰かより、『アメリカン・アイドル』で誰が選ばれたかのほうを6倍も知りたいんだ」と私があおってみたところ、1人の女子学生がこう切り返してきた。『アメリカン・アイドル』のほうが重要なんです。


 もちろん著者はこうした状況をよくないものと考え、問題視しています。しかし、若者はバカにはなっていないとするデータもあります。なんと若者のIQは上がっているのです。

 とりわけ「空間認識力」の数値があがっていることから見て、若者がディスプレイを見ながらデジタル機器を操作していることで「脳は以前よりも複雑な空間的刺激によって発達するようになっている」ようです。対して「言語性テストと算数・数学のテスト結果は「空間認識力」のテスト結果ほど上昇して」いません。

 さてこれをどう考えたらいいのでしょうか。

 つづく


ニューズウィーク日本版ペーパーバックス アメリカ人 異人・変人・奇人 ニューズウィーク日本版ペーパーバックス 馬鹿(ダム)マネー つぎはぎだらけの脳と心―脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか? 学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史〈下〉1901~2006年 Googleの全貌
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龍馬伝 第8回視聴率 22.3% わしは殴ってもいいがじゃ。天才じゃき。

 龍馬伝第8回の視聴率は22.3%でした。前回に比べてプラス2.1%と数字を戻しました。

 今週は「世界の果てまでイッテQ!」も上げていますから、どうやら先週の数字はサッカーに持っていかれたせいだったようです。それにしても残念なサッカーを見た人はとっても残念でした。

 武市半平太(大森南朋)の暗さは老いた母親を家に残してきたことも原因のひとつかもしれません。以前、母上をおいてはいきません、みたいなことを言っていたと思うのです。天皇への忠という大義の前に孝を捨ててしまったのです。

 吉田東洋(田中泯)の名セリフ再録。
「黙れ。わしは殴ってもいいがじゃ。天才じゃき」「わしがいかに有能か、お殿様は分かっておるきのお。こんな人間は、何をしてもええのじゃ」「何の力もないもんは黙っちょるしか仕方ないがじゃ。それが世の中ぜよ」

 思い上がりもはなはだしい。なんという人間の歪み。「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という言葉を吉田東洋に贈ろう。(笑)

 「わしはズボンからシャツを出してもいいがじゃ。天才じゃき」といったオリンピック選手がいたとかいないとか。

 ちなみに坂本竜馬(福山雅治)が江戸に戻る前年の1855年(安政二年)の10月には、江戸に大地震があり火災も発生。死者10万人を出しています。


 視聴率の推移

 第1回 23.2% 前回との差
 第2回 21.0% -2.2 最低視聴率更新↓
 第3回 22.6% +1.6
 第4回 23.4% +0.8 最高視聴率更新↑
 第5回 24.4% +1.0 最高視聴率更新↑
 第6回 21.2% -3.2
 第7回 20.2% -1.0 最低視聴率更新↓
 第8回 22.3% +2.1


裏番組との比較
 22.6% 19:58-20:54 NTV 世界の果てまでイッテQ!  
 22.3% 20:00-20:45 NHK 龍馬伝
 9.8% 19:58-20:54 EX__ 大改造!!劇的ビフォーアフターSEASON II
 9.6% 19:00-20:54 CX* バンクーバー五輪2010前半戦ハイライト
 7.2% 19:57-20:54 TBS オレたち!クイズMAN
 6.0% 20:00-21:48 TX__ 日曜ビッグバラエティ・仰天!爆笑!ガチンコ家族交換

テーマ : 龍馬伝
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龍馬伝 第8回「弥太郎の涙」 吉田東洋の「罪と罰」

 弥太郎(香川照之)の汚さマックス。テレビで表現できる限界を試しているほどの汚さで、もはやマンガの域に達していました。女性視聴者の嫌悪感を誘い、さらに視聴率を落としたかもしれません。

 武市半平太(大森南朋)は門下生が120名となり剣術修行の名目で江戸行きが許可されました。しかし暗い情念はそのままで攘夷に向けて何かを腹に蔵しています。

 このドラマではあまりに暗く描いている半平太ですが、本当はどうだったのでしょう。尊皇攘夷は当時の流行思想ですから、本人は大義名分があると思っていたはずです。龍馬や弥太郎に遅れを取ったのは過去の話。この部分では気は晴れていたように思います。残るのは吉田東洋への恨みくらいでしょうか。しかし、差別にはなれているはずです。

 しかし、どこかで暗い情念を持たない限りこれからの行動は生まれません。やはりこれでいいのかもしれませんが…。

 それにしても岡田以蔵(佐藤健)の可憐さはどうでしょう。遠足に連れていってもらった子どものようです。この可憐な少年をどうすれば人斬りに変身させることができるのか。見所のひとつですね。

 さて、吉田東洋(田中泯)。わしは天才だから何をしても許されると曰わっておりました。テレビを見ながら、ラスコーリニコフかよ、と思わず突っ込みました。脚本家の遊びかもしれません。武市半平太から見た東洋の罪と罰を描こうというのでしょう。

 坂本龍馬(福山雅治)と平井加尾(広末涼子)の関係はちょっと鬱陶しくなってきました。安い純愛ドラマのような台詞を龍馬に言わせるとは。一瞬冷めてしまいました。

 龍馬伝の脚本家はわかりやすさをかなり重視しています。そのあまり「言いすぎ」「しゃべりすぎ」の台詞が多くなっています。それが親切さを超えてしばしば安っぽさに達するのは困ったところです。弥太郎に協力した理由を述べたところもちょっと安っぽかったです。青春ドラマのノリなんですよ。

 来週はまた江戸に舞台を戻します。面白くなると信じて待つことにしましょう。


↓非凡な人間は正義を実現するためには人を殺してもかまわないのだ。
罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)
亀山 郁夫

罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)
罪と罰〈2〉 (光文社古典新訳文庫) 罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫) 『罪と罰』ノート (平凡社新書 458) カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫) カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)
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テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

チーム青森VS氷の人形ミュアヘッド

 チーム青森を見ていると日本人は肌がキレイだと思いますね。それと化粧がうまい。他の国の代表はほとんど化粧していないみたいに見えるのに、チーム青森の化粧はバッチリ。念入りすぎるくらい念入りにです。他チームと比較すると違和感があるほどです。(肌がキレイなのはファウンデーションのせいかな)

 イギリス代表の19才の美少女ミュアヘッドが話題になっています。クリス・エバートのニックネームであるアイスドール(氷の人形)を思い出してしまいました。ストーンを投げてからの絶叫がすごかったです。投げる前の雰囲気など吹き飛ばしてノー!とかやっていました。

 テニスのシャラポワもそうですが、どうも欧米の女性は大きな声をだすことに抵抗がないんですね。まるで恥じることなく絶叫します。文化の違いですね。

 ミュアヘッドは実力もあるし、美人だし、人気が出るのもわかります。しかし、もう放送で見ることはないでしょうね。予選の日本戦は終わったし、決勝での対戦もむずかしそうです。残念。

テーマ : バンクーバー冬季オリンピック
ジャンル : スポーツ

バンクーバーオリンピックにみる不注意な日本人

バンクーバーオリンピックで日本人選手による妙な事件、出来事が頻発しています。

リュージュ女子1人乗りの1回戦、2回戦を行い、日本の安田文は1回目の滑走を終えた後、装着した重りによる重量超過が判明して失格となった。


男子ハーフパイプが行われ、“腰パン問題”で論議を呼んだ国母和宏(21)=東海大=は、35・7点でメダルに遠く及ばず、8位に終わった。試合後は報道陣を威嚇するような言葉を発するなど、やりたい放題。


靴ひもを巡るアクシデントで演技を一時中断し、7位に終わった織田信成(関大)は「靴ひもは前から切れていた。試合前で感覚が狂っちゃうので、そのままくくってやっていた」と明かし、「全部ほどけてしまった。自分の責任以外にないですね」と声を震わせた。


スケルトン女子で、小室希(仙台大大学院)が滑走前に失格した。使用そりに、国際ボブスレー・トボガニング連盟(FIBT)の規格検査をクリアしたことを示す認定ステッカーがなかった。五輪に挑むにはお粗末過ぎる管理体制が招いた失態だった。
 競技開始35分前の検査で発覚した。そり自体は認定されていたもので、W杯参戦中はシールが張られていた。だが、高橋宏臣監督らによると、本人が誤ってはがしたという。規制がある五輪ではスポンサー関係の広告類は付けられない。一緒にはがしてしまったとみられている。


 どれも簡単に回避できるミスばかりです。不注意、想像力の不足といった原因で起こっているだけに見えます。国母選手だけは人格の未熟さという問題で別物にも見えますが、こうしたらどうなるという先が見えていない点ではやはり想像力の不足とも言えるかもしれません。

 私も彼らとおなじ年頃の学生やフリーターたちと接する機会が多いのでわかりますが、どうしてこんなミスをするのか?と驚くことがしばしばあります。注意すれば回避できることを回避しない。いい加減に考えているかとも思ったりしましたが、今回のオリンピックの問題を見ていて、どうもそうではないと気づきました。オリンピックの舞台に来ていながら、出場できなくてもいいからいい加減にやっておこうと思うような選手はいません。やはり不注意、想像力の不足が原因でしょう。

 しかし、なぜこういう不注意や想像力の不足が起きるのかはわかりません。どうも最近の若者に増えつつある傾向ではないかと疑っているだけです。

 のほほんと生きていることが当たり前になったせいなのか。まわりが親切すぎて本人が気をつけなくてもいいような状況に慣れすぎているのか。そんな気もします。

 それにしてもつまらないことで出場停止になったり、ミスをしたりと、もったいないことばかりで、あきれます。小学生がランドセルに教科書を入れ忘れるレベルです。案外日常でもそういう人達なのかもしれません。一度オリンピック選手の生活を調査をしてみたらどうでしょう。こんなことで4年間の努力を棒に振るなんて馬鹿げていますよね。

テーマ : バンクーバー冬季オリンピック
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 『「明治」という国家』 白人に脅かされたモンゴロイドの糞意地

「明治」という国家
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司馬遼太郎著。

 司馬氏は「おわりに」で、この本の成り立ちを語っていて、それが面白い。

 もともとNHKの吉田直哉氏が「モンゴロイド家の人々」というような番組を作りたかったそうです。シベリア、アジア、北米、南米と広い地域に分布したモンゴロイドが白色人種(コーカソイド)などに苦しめられた歴史を思い、モンゴロイドの立場から世界を見ようとする構想だったようです。

 しかしそれではあまりにテーマが大きすぎる。自分が参加できるのはせいぜい「明治国家の成立」ということだと、口走ったことからこの企画は生まれました。

 ですから本書は「モンゴロイド家の一派が“明治国家”というふしぎなものを成立させたという話」となっています。

 司馬氏は企画の段階でこういったそうです。

 江戸期の日本はべつの体系の文明だったが、まったくそれとはちがった体系の“明治国家”を成立させたということは、知的な意味で世界史的な事件ではないか。その当時の日本人という三千万のモンゴロイドの苦痛やら何やらについて語ることは、世界の市民たちにとって多少刺激的な話題になるだろうといった。



 まったくそのとおりという感があります。

 モンゴロイドの遅れた文明。それは科学技術、とりわけイギリスの産業革命に連なる科学技術という意味と近代国家というふたつの意味で遅れていたのですが、そこから脱し、新たに国家をつくるという作業に取り組み、成功したという事実はまさに驚異的で、近代における刮目すべき大事件であるでしょう。

 明治といっても本書でおもに扱うのは、幕末から明治10年頃までが中心です。なぜその時期にこのような大きな改革が必要だったのか、その改革はいかに行われたのかについて司馬史観が語られるのですが、基本は氏の小説とそうかわらないはずです。

 司馬氏の幕末をあつかったいくつかの小説と明治政府成立から西南戦争までをあつかった『翔ぶが如く』。このあたりの読者ならばおおむね知った話かもしれませんが、やはり余談が楽しいことは小説とおなじで、滝廉太郎のエピソードなどはとくに心に残りました。

 話の本筋において印象に残った点はふたつあります。ひとつは幕末における朱子学の影響。というか朱子学とういものの性質、特徴です。もうひとつは勝海舟と徳川慶喜の偉さを司馬氏が強調していること。このふたつです。

 朱子学は実証的とは逆に理念的なものです。朱子学が支配する世界は自らを反省し、変じることには不適合で、西欧文明にもなじみにくいのでしょう。中国や朝鮮に比べて朱子学の影響が弱かったのが日本にとっての幸いでした。

 幕府側に勝海舟と徳川慶喜のような明敏なふたりがいたことも大きな幸いでした。戦争が始まるとさっさと逃げ出してしまった慶喜は腰抜けのように思われがちですが、日本のため、という観点からは正しい判断でした。

 龍馬伝などで幕末に興味を持った人が、次に来る明治がどんな時代であったかを知るには最適の一冊となっています。


「昭和」という国家 「昭和」という国家 (NHKブックス) 花神〈上〉 (新潮文庫) 花神 (中) (新潮文庫) この国のかたち〈1〉 (文春文庫)
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八天堂のくりーむぱんが後をひく理由

 TBSの「はなまるマーケット」の「おめざ」で一位になった八天堂のくりーむぱんを品川駅で売っています。本店は広島にあって、ここのは期間限定の特別店舗のようです。

 昨日の夕方に買ってきて、さきほど食べてみました。

 種類は、 カスタード、生クリーム、チョコ、抹茶、小倉の5種類。私は抹茶以外をすこしずつ食べました。抹茶を家人に食べられてしまいました。小さな目サイズで皮が薄め、中のクリームはたっぷり。購入時に冷蔵庫で冷やすように言われたので、冷たいまま食べました。

 食感はいいですね。パン生地もよい。上品な味。甘さは抑えめというより抑えすぎている感じ。どんどん食べられるのはいいのですが、甘くないので物足りなさがあります。そこがもっと食べたくなる原因か。砂糖の分量が少ないのでカロリーも少ないと思わせて、油断させる作戦かもしれません。なるほど、はまる人ははまるでしょう、という感じ。

 一個200円は高い印象ですが、パンというより実質ケーキですし、クリームの量からすると妥当でしょうか。

 まさかの食い物ネタでスミマセン。


JR品川駅構内特設売場

JR「品川駅」改札内 京急乗換口そば

10/01(木)~3/31(水)10:00-21:00

くりーむパン・八天ロール

テーマ : パン
ジャンル : グルメ

山下リオの女生徒が鮮烈すぎる

 「私は、人にもいけないことをする子なんだ。人を困らせて、刺戟する。ほんとうに厭な子なんだ。」

NHKとテレコムスタッフが共同制作した太宰治短編小説集のひとつ『女生徒』がYoutubeにアップロードされています。すごい高画質です。私は今年の正月にBS2で見ているので、Youtubeのはちょこっと見ただけですが、やはり鮮烈な印象を与えてくれます。

 ちょっと棒読みのような山下リオのナレーションが妙にぴったりで、その素直なようなひねたような容姿もぴったりで、映像が美しく、奇跡のような映像化です。

 『女生徒』は太宰治の十八番とも言える女性告白体の短編小説です。原作はまぎれもない傑作です。山下リオを主人公にして映像化したこの作品も傑作と言えます。時代を現代に移すことで現代的な叙情性も加味され、しかも原作の風味は失われていません。内容を抜粋したことでより印象深いものになっているかもしれません。

 なにか事件がおこるというストーリーではありませんが、個性的すぎる心を隠し持つ美少女の内面を丹念に追いかける独特の世界観を見事に再現しています。

 たぶん山下リオがはまり役なのでしょう。あまりにもぴったりで再び太宰の小説を読み直したいという気も起こらないくらいです。これはこれでいいじゃないか、と。しばらくはこの世界観を大事にしよう、と。そう思わせます。

 原作を知らない人でもとりあえずこの映像は見て欲しいです。作品は3つに分割されています。



 最後の一言がまた謎めいていて素晴らしいです。太宰の遊び心ですね。


↓装丁がすごいことになっている。
女生徒 (角川文庫)

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龍馬伝 第7回視聴率 20.2% 弥太郎の汚いアップが多くて最低視聴率

 龍馬伝第7回の視聴率は20.2%でした。前回に比べてマイナス1.0%と2回連続のマイナスです。

 14日は裏番組にこれといったものはないと思っていたのですが、世界の果てまでイッテQ!に負けています。龍馬伝は一日3回も見られるので視聴者が分散する弱みもありますが、まさかの失速で驚いています。

 やはり幕末、それも政治を描こうとすると視聴者離れを起こすのだと考えた方がよさそうです。ちょっと難しいことには耐えられない。それが一般視聴者です。これは昔から変わりません。

 それと岩崎弥太郎(香川照之)の汚いアップが多すぎでしたね。私にはかなり面白いんですけど、女性には敬遠されたかもしれません。前回の天地人は内容的にはまったくつまらなかったにもかかわらず数字がとれたのはイケメンを揃えたキャストの力が大きかったと思っています。私は途中で脱落しました。今回は主役の福山雅治だけがイケメン。それ以外は渋い役者や個性的なタレントを揃えていて、イケメン不足の感は否めません。

 美形の女優が出ていないのも問題かもしれません。広末涼子ではもはや数字は取れません。姪の春猪が成長するとAKB48の前田敦子になるそうです。彼女は一番人気があるらしいので、期待したいところですが、おそらく出番は少ないだろうし、一般には知られていないような気がします。私も顔がわかりません。

 ともあれ龍馬伝は面白い。数字は落ちても内容的には絶好調です。


 視聴率の推移

 第1回 23.2% 前回との差
 第2回 21.0% -2.2 最低視聴率更新↓
 第3回 22.6% +1.6
 第4回 23.4% +0.8 最高視聴率更新↑
 第5回 24.4% +1.0 最高視聴率更新↑
 第6回 21.2% -3.2
 第7回 20.2% -1.0 最低視聴率更新↓


裏番組との比較
20.2% 20:00-20:45 NHK 龍馬伝
21.2% 19:58-20:54 NTV 世界の果てまでイッテQ!
13.5% 19:10-21:19 CX* フジテレビ開局50周年記念特別番組 東アジアサッカー選手権 男子 日本×韓国


↓姪の春猪として前田敦子が登場します。
前田敦子写真集『あっちゃん』
4087805557


テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

龍馬伝 第7回「遥かなるヌーヨーカ」 小龍から龍馬へ

 坂本龍馬(福山雅治)に世界地図を見せてアメリカの話をしたのが河田小龍(リリーフランキー)だったとは知りませんでした。もしかすると、どこかで読んでいながら、忘れているのかもしれません。よくある話は、龍馬が勝海舟を暗殺しに行って、そこで海舟から地球儀を見せられて外国の話を聞くうちに感心して弟子入りするというものです。多くの小説やドラマはこのエピソードを採用しています。司馬遼太郎の『竜馬がいく』もこれだったと思うのですが。

 今確認できませんが、今回の龍馬伝の方が史実に近いのかもしれませんね。龍馬は松平春嶽の紹介状を持って海舟を尋ねているともいいますから、そのときすでに開国派になっていた可能性があります。

 となる、となぜ龍馬は土佐勤王党に入るのか、ということです。やはりわかりませんね。

 河田小龍の話を聞くうちに攘夷派の連中がその場を去っていくというエピソードは攘夷という思想がどういうものであったかをうまく表現しています。彼等は攘夷という方針は変えようがなく、外国のことなど知る必要もないと考えていました。鎖国を日本古来の祖法であると信じていたからです。しかし、実際には徳川家光が行ったものでした。それを変えてはいかんというのは固陋な思い込みにすぎません。それほど当時の日本人は日本史に関しても無知だったわけです。

 困ったことに天皇もまた攘夷論者であることはいずれストーリーに出てくるでしょう。

 岩崎弥太郎(香川照之)と武市半平太(大森南朋)が喧嘩をして、龍馬が仲裁をしますが、このシーンも彼等の志向の違いを明確に示すために用意されたものです。

 幕末ものはなにしろわかりにくいので、今回のような整理のためのシーンが多くなるかもしれません。もちろんこれは必要です。龍馬伝はそのわかりにくい幕末の流れを丁寧に描こうとする制作者側の意図が感じられます。今までのところその試みは成功しています。単なる説明に終わらせずにドラマを感じさるシーンを作り出せています。今後も期待できそうです。

 それにしても平井加尾(広末涼子)の存在がよくわかりません。弥太郎とのやりとりがとんねるずの紅鯨団みたいで面白かったですが。

 河田小龍が描いていたのが龍の絵だったというラストはよかったです。黒船かなあと思わせておいて、龍。なるほどと思いました。小龍から龍馬へと思いが継承されるということですね。


↓河田小龍のことも書いてあるそうです。
龍馬の運命を決めた五人の男 (静山社文庫)
486389029X

岩崎弥太郎、武市半平太、河田小龍、後藤象二郎、中岡慎太郎―龍馬と熱く関わった五人の生き方から、新しい龍馬の姿が浮かびあがる! (内容紹介より)

テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

モーグル女子、上村愛子は4位に終わる 魔物の仕事がハンパすぎるよ

 上村愛子が滑った時点で暫定2位となり、残りが4人。次に滑った予選上位の二人が続いて転倒というまさかの展開。オリンピックには魔物がいるのか、もっと仕事をしてくれるのか、と期待したのですが、最後の二人が素晴らしかった。上村よりも高得点。上村愛子は4位に終わりました。

 惜しかったです。

 上位の3人は上村とはかなり差があるように感じました。転倒した二人もかなり高速だったし、ミスが無ければ上村よりも上に行った可能性がありますね。今日は上村の調子がいまいちだったのかもしれません。

 魔物もかなり頑張ったのですが、メダルを取った3人はやはりすごい滑りでした。

テーマ : バンクーバー冬季オリンピック
ジャンル : スポーツ

大学の供給過剰がまねく学力デフレ その2

 大学の淘汰を促すには適切な競争が起こることが必要です。適切な競争とは、大学間の競争だけではなく、大学と専門学校などの職業学校との間での本来の機能を志向した競争です。つまりどちらの選択肢が学生にとって有利であるかを明確にすることで大学の淘汰が進むことを期待するわけです。

 たとえばデパートの淘汰を考えてみましょう。デパートの淘汰はデパート間の競争の結果というよりはデパートの顧客が量販店や低価格衣料店に流れた結果として起こりました。消費者のニーズの変化に応える量販店や低価格衣料店との競争に負けて、デパートは多くの店舗を閉店せざるを得ませんでした。しかし、これは価格競争で負けたというよりも、高級志向と低価格志向との顧客の分離の結果起こったことです。

 大学も同様に職業学校とは違う機能を果たしながら学生を振り分けることで淘汰されるべきです。大学は学問の府であり職業学校は職業教育の府です。それぞれに入学する学生は本来別の志向を持っているはずです。大学は大学にふさわしい学生のみを入学させ、大学の機能を果たしつつ淘汰されるのがその向かうべき道です。

 こうした競争が進むためには、第一に職業学校の卒業生を企業が進んで採用する必要があります。そうしなければ、学生が職業学校を選ぶメリットがありません。第二に、大学に行っても投資効果がないこと場合があることを学生側が認識することです。第三に、すぐれた職業訓練を行う職業学校が増えることです。

 そのためには企業が現実を冷静に分析し、名ばかり大学生を採用することのデメリットをはっきり知ることが重要です。大学の講義を受けるには能力が不足する学生が4年間を大学で無駄に過ごした後に企業に入ることと、職業訓練をみっちり受けが学生が企業に入ることのどちらがその企業にとってよいことなのか、底辺大学の学生を採用している企業はよく理解すべきでしょう。

 それに応じて学生やその親の認識は自然に変わります。大学に行っても就職ができない、正社員になれないのであれば、無駄な投資を控えるようになります。時間とお金を費やしてもほとんどリターンのない大学ならば、いずれ入学者はいなくなるはずです。

 すぐれた職業学校を増やすにはそれなりのてこ入れが必要です。簿記やコンピュータなどの専門知識を教える学校はありますが、もう少し汎用性のある職業訓練がおこなわれる必要があります。

 Benesse教育研究開発センターが企業の採用担当責任者を対象に「社員採用時の学力評価に関する調査」を行いました。

 企業が採用時に評価するさまざまな能力要素を重視度の高いものから順に並べると次のようになります。
(1)「社会人としての常識・マナー」
(2)「チームワーク力」
(3)「自己管理力」
(4)「問題解決力」
(5)「リーダーシップ力」

 こうした能力は大学でないと身につけられないものではありません。むしろ大学ではこのような教育はしていません。職業学校でこそ仕事に必要とされているこれらの能力開発に力をいれるべきです。

 職業学校は特定科目に専念するあまり、学生のポテンシャルを高めることができないでいました。企業は即戦力よりも潜在力のあるポテンシャルの高い学生を欲することが上記アンケートでわかっています。

 そろそろ職業学校の再検討をすべき時期に来ているのではないでしょうか。

 専門学校等が変わるためにはカリキュラム変更が必要です。カリキュラムを変えるには行政が示す専門学校のカリキュラム規定の変更が必要になります。

 その結果、企業が望む人材を職業学校が排出できれば、企業は職業学校からより多くの人材を採用するようになり、大学と職業学校の間に適切な競争が起きて、棲み分けが進み、大学は淘汰されることになります。結果、大学は大学教育にふさわしい人材だけを入学させて大学の機能を果たして行くことが可能となります。

テーマ : 専門学校
ジャンル : 学校・教育

大学の供給過剰がまねく学力デフレ その1

 西日本新聞のWebの記事が面白いです。推薦とAO入試により大学入学者の質の低下が加速されているという内容でした。

【連載】入試と学力<5>大学編 学生の質と数、確保に苦心 推薦・AO 見直し課題に(2010年2月9日掲載)

 記事では入試方法の見直しが課題だといっていますが、推薦とAO入試の枠を減らしたとしてもそれで解決とはならないでしょう。

 『学力低下は錯覚である』(神永正博)によれば、「今と昔の大学入試の偏差値を換算してみると、今の偏差値50は15年前の偏差値42に相当する」といいます。つまり「偏差値42の学生が「ふつう」の大学生になっていることで、学力低下しているように見える」というのです。早い話が大学に行くレベルではない人が大学に行っているだけで、学力低下の問題ではないということです。(ただし、学力低下があることを示した実証研究も出ています)

 だからとって大学に行くレベルの学力を身につけさせればいいだろうというのも非現実的です。なにしろ勉強をしなくても入学できるのですから。

 需要と供給の関係で説明するとこうなります。入学希望者という需要の不足、募集人数の多さという供給の過剰があります。大学側は安売り=入試レベルの引き下げという策にでます。学生側には競争原理が働かないため学力向上への努力がみられません。その結果が学生の学力低下という学力デフレとなります。大学側が学生数を増やそうとする対策、たとえば推薦枠の増加やAO入試、受験科目の縮小などはすべてこの学力デフレを加速します。

 まとめるとこうなります。

 1.大学進学率上昇により低学力の学生まで大学に行くようになったこと。
 2.大学の供給過剰による学生の競争原理低下。
 3.大学の供給過剰による大学の入試レベルの引き下げ。

 この問題を解決するには大学数を減らすのが最も合理的です。需要の喚起をして入学者を増やす対策は状況を悪化させるだけです。子どもの数が急に増えることはないのですから、理由1により、低学力の学生を呼びこむことになります。ますます質の悪い学生を増やすだけです。

 大学側が募集人数を減らすという方法も理屈の上ではありますが、大学自身があえて経営を苦しくする選択はしないでしょう。現実的ではありません。

 問題は大学数の減少をどうやって実現するかです。

 行政がなんらかの手段で大学を減らすのか、市場の選択により淘汰されるのか、いずれかではないでしょうか。

 公立大学の独立法人化という動きを見ているとおそらく、行政も市場の選択を期待しているのではないかという気がします。さすがに行政が直接的に大学をつぶしにくるとは思えません。市場原理による淘汰がもっとも合理的でしょう。

 では、大学がつぶれるのをただ黙って見ていればいいのでしょうか。それで淘汰が進むのでしょうか。

 つづく。

学力低下は錯覚である

学力低下は錯覚である
調査報告「学力低下」の実態 (岩波ブックレット) 学力低下論争 (ちくま新書) 不透明な時代を見抜く「統計思考力」 名ばかり大学生 日本型教育制度の終焉 (光文社新書) 未来思考 10年先を読む「統計力」
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テーマ : 大学受験
ジャンル : 学校・教育

アメリカの大雪に見る寒冷化の恐怖

 アメリカの東海岸の大雪で政府機能、都市機能が麻痺しています。ワシントンDCは政府機関が4日連続でお休みしていました。

111年ぶりの大雪、米連邦政府4日連続の休業

 【ワシントン=山田哲朗】大雪に見舞われている米首都ワシントンは10日も吹雪となり、約30センチの積雪を記録。

 今冬の積雪量は累積で1メートル40を超え、1898~99年の冬に記録した積雪量1メートル38を抜いて、観測史上最も雪の多い冬となった。

 道路や公共交通機関の復旧も遅れ、連邦政府は11日も休業することを決めた。雪による4日連続の休業は過去に例がないという。

 ボルティモアやフィラデルフィアなど米東部の各都市でも、積雪記録が塗り替えられている。
(2010年2月11日20時06分 読売新聞)


 新しいニュースでは、連邦政府機関の業務を12日から再開するとのことですが、なんと脆弱なのでしょう。いや、自然はすごいというべきでしょう。

 温暖化になるといろいろと困ることになると予想されていますが、寒冷化になるともっと困ったことになるでしょう。大雪があれば交通が止まり、ほとんど何もできなくなります。流通が途絶えれば食料もなくなります。大雪でなくても寒冷化が続けば農作物の生産量が大幅に減りますから、食糧不足、飢餓が蔓延します。

 将来どっちに転ぶか知りませんが、温暖化だけを用心しているととんだしっぺ返しを食う恐れがあります。予測できない自然だけに、安易な決め打ちは危険です。

 それにしても、もう少し正確に将来の予測ができないものでしょうか。

テーマ : アメリカ合衆国
ジャンル : 海外情報

冬季オリンピックのカーリング日本代表がなぜチーム青森なのか?

 以前から不思議に思っていたのは、カーリングのオリンピック日本代表がなぜ地方チームなのかということです。 野球で例えれば、WBCの日本代表が読売ジャイアンツであるようなものです。サッカーならば、オリンピックやワールドカップ代表がガンバ大阪であるようなものです。

 他の競技であれば、優秀な選手を選抜して日本代表としてチームを作り合宿をするなどしてオリンピックにのぞみます。それなのに、チーム青森って、地方チームそのままじゃないですか。

 オリンピックでメダルを取ろうとするならば、これはおかしなことです。地方チームがそのまま日本代表となるなんて他の競技であるのでしょうか。

 好き嫌いで言っているわけではありません。理由がわからないんです。

 ここまで書いてから、ネットで検索してみると、チーム青森は地方チームではないという説明を見つけました。たとえばYahoo!知恵袋にはこんな回答が。

【カーリング日本代表】なぜチーム青森がそのまま日本代表なんですか?

チーム青森は実は青森県人は一人もなく北海道と長野から選出され青森県内の役所と企業に所属させた日本の代表チームで現在チーム青森のメンバーに勝る選手はいません。


 これもおかしな話です。ガンバ大阪だって読売ジャイアンツだってその他バスケットやバレーボールの企業チームやプロチームだって、あちこちの出身者が集まっています。

 チーム青森のメンバーが最強だという説明も納得し難いものです。どのように選考したのでしょうか。そもそもチーム青森を日本代表とすることが決定していて、そこに最高のメンバーを集めるというカーリング協会の規則でもあるのでしょうか。それならば、なぜチーム青森という名前なのでしょう。

 さらにいえば、チーム青森が代表であると決まっているならば、選考会の必要はありません。

 なんとも曖昧な話ばかりです。

 他の競技も最高のメンバーとは限らないなどという反論など論外です。団体競技は代表監督がメンバーを決めています。当然ながら監督が考えるチームの戦略に合わせて選手の組み合わせは変わります。最高のメンバーを単純に集めれば最高のチームになるわけではありません。監督の戦略に合わせて自由にメンバーをきめるということが重要なのです。

 こういう回答もありました。

そのまま彼女達が代表になるのは、
カーリングが他のスポーツ以上にチームワークが
重要なスポーツだからでしょうね。


 他のスポーツ以上にというのにはさすがにびっくりです。他のスポーツを知らないのではないか。素人目に見てもサッカーのほうがよっぽど複雑なチームプレイをしています。あの程度のチームプレイならば代表で集まって練習すればいいでしょう。

 じつに不可思議なこの日本代表チーム。消えない疑問を抱えながら応援したいと思います。

テーマ : バンクーバー冬季オリンピック
ジャンル : スポーツ

龍馬伝 第6回視聴率 21.2%

 龍馬伝第6回の視聴率は21.2%でした。前回に比べてマイナス3.2%という過去最大の落ち込みです。

 裏番組に亀田2のボクシングという怪しげな興行があったのが原因でしょう。第6回の素晴らしさを考えると3.2%の視聴者はじつに残念な人たちです。(土曜日の再放送がありますので、ぜひ見てください)

 視聴率の推移

 第1回 23.2% 前回との差
 第2回 21.0% -2.2
 第3回 22.6% +1.6
 第4回 23.4% +0.8 最高視聴率更新
 第5回 24.4% +1.0 最高視聴率更新
 第6回 21.2% -3.2

 それにしても武市半平太(大森南朋)の恨みが深そうです。

 土佐藩主の山内豊信(のち容堂)(近藤正臣)に意見書をほめられて有頂天。土佐藩参政の吉田東洋(田中泯)から呼び出しがかかり、意気揚々と出かけます。自分が取り立てられるとでも思ったのでしょうか。途中、岩崎弥太郎(香川照之)に会うと、わざわざ声をかけ自慢をします。

 そして吉田東洋との面会。

東洋「おんしの、土佐を思う心、実にあっぱれじゃ。 けんどのう、日本は異国を討ち払えると本心で思うちゅうがか? 我が国の船では西洋には行けんけど、向こうは当たり前のようにやってくる。それだけで、力の差は歴然じゃ」

武市「異国など討ち払うべきです。我々にはそれができるんです」

東洋「その程度の男じゃったか。日本は今までのようにはいかん。それもわからんとは」

 東洋には洋式兵器の重要性がわかっていましたが、半平太は自分の意見が入れられないのは、自分が下級武士の郷士であるからだと考え強く恨みをもちます。

 攘夷か開国かという問題は一筋縄ではいきません。薩長は攘夷をいいながら幕府を退けて、明治政府を立てた後、開国へと突き進みます。急に考えが変わったわけではありません。欧米の科学技術の導入が必要不可欠であることは、海外の知識があり、時代の流れが理解できていた者にはわかっていました。しかし、それを表立っていうことは攘夷派の暗殺にあう危険をともないました。

 単純な攘夷論者は「わかっていない」のです。ある者は無知ゆえに、またある者は武士の世界にこだわるあまりに。そのわかっていない連中が集まり、暗殺を繰り返す時代が始まります。

 坂本龍馬(福山雅治)に先をこされ、鬱屈しながら地元に残り、岩崎弥太郎にも先をこされ、藩にとり立てられるという唯一の希望も失った武市半平太。根深い恨みは尊皇攘夷という時代の大義と結びつき、暗く燃える情念として噴き出します。


武市半平太伝―月と影と
4404024738

テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

龍馬伝 第6回「松陰はどこだ?」 熱い、まことに熱い男であった

 吉田松陰(生瀬勝久)のあまりの熱さに笑い、そして涙してしまいました。

 配役を見たとき生瀬勝久では年をとりすぎているし、サラリーマンNEOでのコメディのイメージが強いので違和感がありました。登場してみるとやはり滑稽感があります。やはり隠しようもなく年をとっています。なにしろ実際の松陰はこのとき24歳。井伊直弼によって死刑にされた時ですら30歳ですから。

 しかし、演技を見ているうちに感動がこみ上げてきて、涙がつーとこぼれました。

 熱い、まことに熱い男です。

 このときのペリー提督の感想。

彼等は率直に、自分達の目的は合衆国につれて行って貰いたいのであり、世界を旅行し見聞し度という希望を合衆国で充たし度いのだと打ち明けた。(略)彼等は教養ある人達で、支那官語を流暢に形美しく書き、その態度も鄭重で極めて洗練されていた。提督は来艦の目的を知るや、自分は日本人をアメリカへつれて行き度いと思うこと切であるけれども、両人を迎えることが出来ないのは残念であると答えた。
     『ペルリ提督日本遠征記(四)』ホークス編、岩波文庫


 欧米人が当時の日本人に会った場合、驚かされることのひとつに、その挙措動作が洗練されていることがあげられます。龍馬伝ではなぜかそれが再現されません。演出家がそもそもそうした事実を知らないのかもしれませんし、知っていたとしても具体的な動作がわからないということもあるでしょう。

 龍馬伝では洗練された挙措が見られないばかりか、服装が汚いのには閉口です。弥太郎の家族の汚さは異常です。いかに貧しく服装が貧相でもある程度の清潔を保つことは可能です。日本人は下層のものでも清潔で礼儀正しいと多くの証言があります。

 この事件は、同国の厳重な法律を破らんとし、又知識を増すために生命をさえ賭そうとした二人の教養ある日本人の激しい知識欲を示すもので、興味深いことであった。日本人は疑いもなく研究好きの人民で、彼等の道徳的並びに知識的能力を増大する機会を喜んで迎えるのが常である。(略)日本人の志向がかくの如くであるとすれば、この興味ある国の前途は何と味のあるものであることか、又附言すれば、その前途は何と有望であることか!
     同前


 同じ東アジアであっても日本が清や朝鮮と大きく違う特性がここにあります。清、朝鮮は朱子学による自己中心性、他国蔑視が激しく、自らの蒙を啓くという発想を持ち得ませんでした。

 対して日本は新しい知識に飢えていました。攘夷といってもそれは過度の恐れから生まれたものにすぎず、底にあるのは、開かれた強い好奇心です。

 こうした特質は松陰にあってはとりわけ激しく、情報を集めることの大切さを「飛耳長目(ひじちょうもく)」という言葉で表しました。

 ペリーに乗船を拒否された吉田松陰は獄につながれた後、長州に戻り、松下村塾で桂小五郎、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋などを育てることになります。

 時代が大きく動くその種子が芽を出し始めます。


ペリー艦隊日本遠征記 上
加藤 祐三
4901221345


ペリー艦隊日本遠征記 下
加藤 祐三
4901221353


吉田松陰・留魂録 (講談社学術文庫)
古川 薫
4061595652

テーマ : 龍馬伝
ジャンル : テレビ・ラジオ

『日本絶賛語録』 かつて日本人という稀有なる民族がいた

日本絶賛語録
村岡 正明
4093877459


 村岡正明編。

 本書は、幕末と明治時代を中心に、外国からきたおもに白人たちが日本および日本人について語った賞賛の言葉を集めています。大正、昭和を含み、魯迅など東洋人も含まれていますが、それはごく少数で、欧米人の視線が江戸の気風が残る日本をどのように捉えたのかを編集なし、解説なしで、読ませてくれます。

 この試みは成功だったと思います。引用された著者たちの感動が直に伝わってきて、こちらも感動をせざるを得ません。

 目次は次のとおりです。

 第1章 世界を驚かせた礼儀正しさと親切さ、治安のよさ
 第2章 世界を驚かせた聡明さと知的創造力の旺盛さ
 第3章 世界を驚かせた勤勉さと職人ワザの驚異
 第4章 世界を驚かせた芸術民族ぶりとユニークな宗教観
 第5章 世界を驚かせた天然自然の美しさ
 第6章 世界を驚かせた女性の優美さと世界一幸せな子どもたち
 第7章 世界を驚かせた優雅で愉しみに満ちた和流スローライフ
 第8章 世界を驚かせた永遠に忘れ得ぬ日本人

 これだけでどんなことが書いてあるかある程度予想できそうですが、実際読んでみると、想像以上の日本人の姿がそこにあり、もはや現代の日本人とは別の民族ではないかと思えるほどです。

 今の日本人が引き継いでいるものもありますが、失われたものの大きさを、痛みとともに感じさせられます。明治以降の西洋化がやはり日本人を変えたのだと実感しました。

 E・スエンソンの『江戸幕末滞在記』を読んだ時も同じような感慨をいだいたですが、今回、多くの西洋人の絶賛の言葉に出会って感激を新たにしました。こんなに多くの絶賛の言葉を浴びると失われた文明への追慕が募ります。かくも素晴らしい文明を江戸の末期に完成させていたのだ、と。

 もちろん悲惨や理不尽はありました。その意味では改良の余地は大いにあったのですが。

 残念なのは、編者による「あとがき」です。口汚くその後の日本の歴史を罵倒し、イデオロギー色をばらまいています。もう少し慎み深いあとがきで締めてくれれば、読後感はさらによかったでしょう。

 将来の日本を予見するペリーの言葉はとくに印象的でした。

日本の手工業者は世界に於ける如何なる手工業者にも劣らず練達であって、人民の発明力をもっと自由に発達させるならば日本人は最も成功している工業国民に何時までも劣ってはいないことだろう。(略)日本人が一度文明世界の過去及び現在の技能を所有したならば、強力な競争者として、将来の機械工業の成功を目指す競争に加わるだろう。
     『ペルリ提督日本遠征記(四)』ホークス編、岩波文庫



 はたしてその通りになるわけですが、時は悪く帝国主義の時代でした。日本は列強に飲み込まれまいとして工業化とともに軍事国家への道も突き進みます。その過程で多くの日本的なものを意識的に捨て、無意識のうちに失いました。そしてひどい敗戦。アメリカによる占領から独立した後は急速な民主化とともにアメリカナイズされてゆきました。(それでもどっこい日本ではあります)

 ペリーの予測はある意味輝かしく結実し、ある意味悲惨に終わりました。

 もしかしたら今はまた新たな転換期なのかもしれません。そんな気がします。今度、大きな変貌を遂げるとしたら、日本的なものを大切にした変貌であって欲しいものです。


私は日本のここが好き!―外国人54人が語る 日本賛辞の至言33撰―世界の偉人たちが贈る ニッポンの評判―世界17カ国最新レポート (新潮新書) 世界が愛した日本 僕、トーキョーの味方です―アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由
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無縁社会への反論 家族と同居する老人こそ自殺する

 NHKスペシャルの『無縁社会』は、孤独死をよくないものであるとする観点から制作された番組です。老年を一人で生きること、一人で死ぬことをことさら悲惨なことであるかのように印象付ける演出に満ちていました。

 しかし、老人の死を自殺という観点から見てみると、まるで違う風景が見えてきます。

 福島県精神保健福祉センターの分析によると、高齢者(65歳以上)の自殺は家族と同居している人に多いことがわかりました。高齢で単身者の自殺は全体の5%以下に過ぎないというのです。

 調べてみると福島県の高齢単身世帯の割合は7.02%です(総務省統計局 『社会・人口統計体系』 (2008)調べ)。もとより高齢単身世帯が少ないとはいえ、自殺率はさらに少ない5%ですから、本来の比率より3割(*1)も少ないのです。家族と同居の方が自殺のリスクが高まることは間違いありません。(注1 福島県精神保健福祉センターの高齢で単身者の自殺は全体の5%以下という数字はどうやら平成14年度のものらしいので、この計算は適切ではありません。数年で大きな変化はないでしょうから、参考値とでも考えてください。)

 自殺したお年寄りのほとんどが家族と同居していました。一人暮らしのお年寄りの自殺者は全体の5%以下に過ぎません。お年寄りの自殺者の多くが生前家族に「長く生きすぎた」、「迷惑をかけたくない」ともらしていました。お年寄りは病気がちになったり、体力が低下したり、物忘れが多くなることで心身両面の衰えを自覚し、同居する家族に看護や介護の負担をかけることへの遠慮が生じると考えられます。周りの者は決してそんなことは考えていなくても、御本人は負担に感じてしまうのです。
     福島県精神保健福祉センター「高齢者の自殺の実態」



 福島県精神保健福祉センター分析では、これを「家族への精神的負担」とまとめていますが、同居世帯老人の自殺をそれだけで説明できるものではありません。

 たしかに家族に介護をさせる「申し訳なさ」は介護を受ける本人にも大きな精神的負担でしょう。しかし、実際に自殺をすれば、残された家族は老人にひどいことをしたと後悔に念に苛まれるはずです。家族のためを思っても、かえってむごい仕打ちにもなります。

 多くの自殺死体を見てきた監察医の小野正彦氏の意見はこうです。

 3年間の調査で、私自身も意外だったのは、自殺に追い込まれた老人の家庭環境別の比較である。当時はこれを、三世代同居、夫婦ふたり暮らし、子どもとふたり暮らし、ひとり暮らしなどの項目に分類し、整理した。
 その中で最も多かったのは、意外や意外、三世代同居の老人で、全体の60パーセント強を占めていた。以下、子どもとふたり暮らし、夫婦ふたり暮らし、ひとり暮らしの順に続いた。
 当時は、先入観として、家族と同居の老人こそが最も幸せと考えていたが、必ずしもそうではなかった。むしろ同居の中で、信頼する身内から理解されず、冷たく疎外されているわびしさこそが、老人にとって耐えられない孤独だった。これが一番の自殺動機になっていたことを見逃すことはできない。
 その逆に、ひとり暮らしだから孤独かというと、そうでもない。ひとり暮らしの老人は、それはそれで自分の城を持ち、訪れる身内や近所の人たちと交際し、それなりに豊かさを持っている。
     『自殺死体の叫び』上野正彦(ぶんか社、1999年)



 小野氏は老人が家族から理解されず疎外されている状況を重く見ています。

 おそらくこの二つ「家族への精神的負担」「疎外状況」が大きな理由ではないでしょうか。どちらの理由がより多いかは不明ですが、介護されている老人の自殺はあまり聞かない話です。体が弱っている状況での自殺は物理的に困難であることなども考慮すると、おそらく「疎外状況」での自殺の方がウェイトが重いように思われます。

 NHKスペシャル『無縁社会』が将来増えると予想される孤独死を憂慮するのはいいでしょう。寂しさを感じる老人はいるはずです。

 しかし、以上見てきたように高齢単身世帯だけが悲惨であると決めつけることには無理があります。ましてやこの番組が家族と同居すれば問題はないかのような印象を与えるとしたら大きな間違いです。むしろ家族と同居する老人の抱える「家族への精神的負担」と「疎外状況」こそより悲惨であることを問題とすべきです。なにしろ家族と同居する老人の方がずっと多く自殺で人生を終えてしまうのですから。

自殺死体の叫び (角川文庫)
4043400063


高齢者の孤独と豊かさ (NHKブックス)

高齢者の孤独と豊かさ (NHKブックス)
「老いる」とはどういうことか (講談社プラスアルファ文庫) ひとり誰にも看取られず 激増する孤独死とその防止策 団地と孤独死 高齢者の孤独―25人の高齢者が孤独について語る (シリーズ デンマークの悲しみと喪失) 高齢者の喪失体験と再生
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テーマ : NHK
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『老化はなぜ進むのか』 燃費のいいミトコンドリアを生み出すには

老化はなぜ進むのか (ブルーバックス)
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 近藤祥司著。

 最初の方に読みやすい雑談風の話題があったので、つい読みはじめてしまいましたが、途中からきつくなりました。

 老化のメカニズムは複雑であるうえに耳慣れない新しい用語がたくさん出てきます。しかも、老化の仮説は諸説あり、あーだこーだと結論の出ない話が長く続きます。このあたり、ちょっとつらいかもしれません。

 しかし、耳寄りな話も結構多いので、難しいところは飛ばして、拾い読みをすることをおすすめします。

 以下に、耳寄り話をいくつか紹介しておきましょう。

 エネルギーを生み出すミトコンドリアを助けているコエンザイムQ10という物質があります。若さを保つためにコエンザイムQ10を摂取すればいいという説があり、実際に使われていますが、長期的に見れば結果は逆で、ミトコンドリアが活性化すれば活性酸素が生み出され、酸化ストレスにより寿命が縮むことがわかってきました。

 寿命を延ばす方法としては以前から言われているカロリー制限がやはりいいようです。カロリー制限をすると、燃費がよくて酸化ストレスの少ないミトコンドリアが生み出されます。

 これがもっとも経済的で安全な健康法ではないでしょうか。

 女性ホルモンに変わる物質としてイソフラボンが注目されていましたが、イソフラボンは摂取過剰になると副作用で乳がんなどが増えます。それに対してSERMという薬では、女性ホルモンのように、高コレステロールや骨粗しょう症を改善し、なおかつ乳がんや卵巣がんが減少するそうです。これは画期的な薬です。

 高血圧の治療薬であるARBは内臓老化を防ぐ効果もあるそうです。

 高コレステロール血症の治療薬であるスタチンは、動脈硬化の進展を抑制し、心筋梗塞などを予防する効果もあるそうです。

 このまま順調に老化の解明と予防法がわかってくると、日本人の寿命はまたまた伸びることになりそうです。しかも著者がいうようにたんなる長生きではなく、元気な状態で長生きができるようになるのではないでしょうか。


長寿遺伝子をオンにする生き方 (青春新書INTELLIGENCE)

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『日本はなぜ負ける戦争をしたのか。』 朝まで生テレビの再現

日本はなぜ負ける戦争をしたのか。―朝まで生テレビ!
田原 総一朗
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 田原総一朗責任編集。

 2001年1月放送の「朝まで生テレビ」の『激論!日本の戦争』を書籍化したものです。

 パネリストは、以下の通り。肩書きは当時のものです。

 猪瀬 直樹  (作家,「昭和16年夏の敗戦」)
 笠原 十九司 (都留文科大学教授<中国近代史>)
 姜 尚中  (東京大学教授)
 草野 厚  (慶応大学教授)
 土門 周平  (作家,「近代日本戦争史」・元防衛研修所戦史編纂官)
 中村 粲  (独協大学教授、「大東亜戦争への道」)
 秦 郁彦  (日本大学法学部教授)
 橋爪 大三郎  (東京工業大学教授、共著「天皇の戦争責任」)
 山田 朗  (明治大学教授<日本近現代軍事史>)
 小池 百合子 (保守党・衆議院議員)
 辻元 清美  (社民党・衆議院議員)

 論点と意見がいろいろありすぎてまとめられませんが、ほぼ異論がなさそうなことは、日本は戦争をできるような国家体制ではなかったということです。

 笠原氏のいう「天皇制集団無責任体制」が一番うまく状況を表現していると思います。天皇は統帥権があるものの、ほとんど意見は言いません。政府と軍部は対立し、陸軍と海軍も対立し、軍の上層部は下の人間がはじめた無責任な行動を統制できません。軍部内のガバナンスがうまくいかなかった理由にはテロの恐怖もあったでしょうし、石原莞爾が起こした満州事変が悪しき前例となってしまったこともあるでしょう。

 とにかく当時の日本は国家の体をなしていないという感じです。それなのに国体の護持などという。おかしな話です。

 もっと広い視野で見ると、ドイツがソ連との防共協定を破って戦争をはじめてしまったというのも、大誤算ですが、それ以前にアングロサクソンと対立関係に入るという戦略をえらんだことも大きな判断ミスでした。

 この本では触れられていませんが、アメリカが西進して、アジアを手中に収めようとする動きにどう対するかという問題もまた重要な戦略だったでしょう。アメリカの意図をどう読むか、アメリカとどう妥協するかをうまく考える必要もあったはずです。

 論点が多くて太平洋戦争に首をつっこむのは難儀です。しかし、興味深いことは間違いありません。今後も散発的ではあれ太平洋戦争に関する本を読み続けそうな気がします。


↓近く読む予定です。
太平洋戦争 決定版 (1) 「日米激突」への半世紀 (歴史群像シリーズ)

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龍馬伝 第5回視聴率=24.4% また最高視聴率更新

 またもや最高視聴率更新です。一度数字を下げましたが、徐々によくなっています。

 視聴率の推移

 第1回 23.2% 前回との差
 第2回 21.0% -2.2
 第3回 22.6% +1.6
 第4回 23.4% +0.8 最高視聴率更新
 第5回 24.4% +1.0 最高視聴率更新

 第1回視聴率が高かったは、坂本龍馬というネームバリューのためかもしれません。歴史に興味がなくてもとりあえず見てみるかと視聴した人が多かったようですが、土佐藩の特殊な状況が理解できないし、上士にへいこらするばかりでどこに龍馬の偉さがあるのかわからないので第2回でがくんと数字が落ちました。

 しかし、以後順調に数字を伸ばしていいます。第4回、第5回と最高視聴率を更新し、新しい視聴者の獲得が進んでいます。視聴者は今のところ満足してみているものと思われます。

 幕末ものの弱点である難解な政治をあえて描こうとする龍馬伝。政治抜き、戦争抜きで視聴率を稼いだ篤姫とはあえて逆を行くことでどこまで数字を伸ばせるでしょうか。

テーマ : 龍馬伝
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無縁社会 会社にすべてを捧げた男の末路と奇跡のおじちゃん物語

 NHKスペシャル「無縁社会 ~“無縁死” 3万2千人の衝撃~ 」を見ました。

 生涯非婚、生き別れ、死に別れなどにより単身者となり孤独に生きて孤独に死ぬ。今、日本ではそういう死が増えています。

 家族がいても死の後始末をしないケースも多いようです。子どもが親の骨壷を処分してくれというなんてどういう神経をしているのかと疑います。生前、親と疎遠であったにしてもこういうやりかたは異常ですね。

 今後、生涯独身で過ごす女性は全体の1/4、男性は1/3になるそうです。これに離別も含めれば単身者として晩年を過ごす人の数は膨大なものになります。

 単身者同士を交流させるなんらかた手立てが必要でしょう。自治体がそういう対策に乗り出すかもしれませんが、自分たちでそういう組織を作ったり、新しいコミュニティを作ったりという動きも出てくるでしょう。このまま指をくわえて待っているこということにはならないような、気がしますが。

 番組で紹介されていたひとつひとつのケースが印象的でした。

 元看護婦で生涯独身だった女性が漂わせていた孤独感も強烈でしたが、家族と別れて一人となって老人ホームにいた男性のさらに悲惨に見えました。体が悪いし、鬱病の薬を飲んでいたということもありますが、持っていたものを失ったことで挫折感、喪失感がより強く男性を襲っているように見えました。

 女性の場合は、結婚しておけばよかったという後悔でしょうが、この男性はすべてをうしなったという喪失感、そして会社のためにすべてを捧げながら、家族を失いは目になり、体を壊し、なにも報われていない虚しさも感じました。この男性が今でも会社員時代を懐かしがっていて、会社のことを自慢に思っていることが、なおさら虚しさを感じさせます。

 男性は会社を定年退職することで社会とのつながりを一切失ってしまうというナレーションが印象に残りました。

 2chの実況で一番盛り上がっていたのは、最後に紹介された男性です。離婚をして上京しアパートで暮らしている時に母親に引き取られ離れて暮らしていた娘が事故死。男性はうつ状態でアパートにひきこもります。するとアパートの隣の幼稚園の経営者の小学生の可愛い娘さんが「隣のおじちゃんの姿が見えない」と気にしてアパートの部屋に尋ねるようになるという話。その後、この女の子とその妹がこの男性と仲良しになり、交流を続けるのですけど、こんな話があるのか、と本当に驚きました。その後日談もまたびっくりです。

 無縁社会というテーマで取り上げる話としてはあまりに特殊なケースです。これは番組の流れとは違う奇跡のおじちゃん物語です。NHKとしては一時的にせよ地縁というか人とのつながりのあった例をあげ無縁社会に対するヒントとしたかったのでしょうが、やはりあまりのレアケースでしょう。

 全体を通してとにかくすごい番組なので、今夜の再放送を見てください。

【再放送予定】
2010年2月3日(水)←2日(火)の深夜です
午前0時45分~1時43分 (2日深夜) 総合
無縁社会 ~“無縁死” 3万2千人の衝撃~

テーマ : NHK
ジャンル : テレビ・ラジオ

龍馬伝 第5回「黒船と剣」

 今までで最高ので出来です。前回の不振が嘘のような素晴らしさ。

 黒船に対する日本の対応のアタフタぶりがよく描けていました。幕府が各藩に意見をもとめ、各藩が藩士に意見を求め、武市半平太(大森南朋)や岩崎弥太郎(香川照之)が意見書を書く、こうした動きがじつに生き生きと描かれていました。

 少しだけ姿を表した山内容堂(近藤正臣)のエキセントリックな雰囲気がいかにも曲者ぽくって、何か起こりそうだと期待させます。

 龍馬(福山雅治)の方はというと、相変わらずヘタレな感じで、度量の広さはあまり感じさせませんが、剣術修行に疑問を持ち、自分はどうすればいいのかと悩む姿はよかったです。

不満はやはり千葉佐那(貫地谷しほり)の描き方です。恋心があまりうまく表現されてません。急に服装が変わり、甘いもの(スイーツ)を龍馬に上げるなど、あまりにベタな描き方でありながら、表情とか動作に「恋」が感じられません。

 この龍馬伝は男女関係の描き方が下手だけど、政治の展開に期待が持てそうです。幕末モノはやはり政治劇を描くのが正攻法でしょう。吉田松陰が登場する次回に期待です。

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