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『「採用したい!」と言わせる技術(人事のプロが教える面接力)』 梅森浩一

「採用したい!」と言わせる技術
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 大学の新卒者のための就職面接本です。このブログに来る人にはおよそ縁のないテーマです。

 私は大学でプレゼンテーションの講義を担当してまして、その役に立つのではないかと思い、読んでみました。就職での面接も自分自身を企業に売り込むというプレゼンテーションですから。

 結論をいうと、そんなに素晴らしいことは書いてありません。amazonでの評価は高いようですが、あまり期待はしませんように。

 本書のアドバイスではエピソードを語れと書いていますが、これは以前から私の講義の中でも言っています。むしろ常識といった気がします。

 企業の求める人材像としてこんなことも。

あなたには「誠実」で「情熱」が備わった、「努力家」で「健康」かつ、いつも「前向き」で「積極的」な人間であって欲しい……。


 それはそれでいいんですが、今は経済産業省が社会人基礎力という名前で求められる人材像を定義していて、それなりに研究もされています。ウェブでも読めますので、そちらを読んだほうがよほど参考になります。本書はちょっとばかり古いのでしょう。最新の就職本ならば、触れていると思います。(意外と知られていないとか?)

 さらに言えば、社会人基礎力はみんなに求められていることですから、これだけでは個性は出せません。これにプラスしてコンピテンシー(仕事に役立つ行動特性)について分析し把握しておく必要があるでしょう。

 本書ではコンピテンシーについてなにも触れていません。

 私にはいい意味でも悪い意味でも小手先の面接技術書にしか見えませんでした。

 しかし、逆にいえば、社会人基礎について知っていて、コンピテンシーも自分なりに分析しているならば、その補完として本書を読むことは利益になります。

 おそらく小手先の技術は実際も面接では重要で、それほどの慧眼を備えている人が面接担当者であるわけはないし、そもそも人間は相手の行動からいくつかのシグナルを読み取って、勝手に人物像を作りあげてしまうものです。そこをうまくコントロールできれば、いい印象を与えることができるはずです。

 本書だけでは物足りないでしょうが、読んでおいたら役立つことも書いてあります。


面接力 (文春新書) 内定の原則―就職活動で成功する人だけが持つたった一つの原則がここにある 面接官の本音2009 就活の王道 MBA式 面接プレゼン術
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テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『NHKスペシャル 病の起源1』 その3 腰痛

NHKスペシャル病の起源〈1〉睡眠時無呼吸症/骨と皮膚の病/腰痛
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 腰痛の原因が直立歩行にあるのだと多くの人は考えているかもしれませんが、むしろ私たちは直立歩行に適した体に進化したのであって、歩いたり走ったりすることが腰痛の予防になっているという事実があります。

 物理的に腰を痛める動作は何かと言えば、それは「かがむ」こと。かがんだまま作業を続けると確実に腰を痛めます。

 農業がその最たるものです。今から一万数千年ほど前(それ以上の可能性もあり)、狩猟採集の生活から、農業に移行したときに、腰痛が人間を苦しめる病気となりました。

 では、農業の機械化が進めば、腰痛は消えるのかといえば、そうはなりません。かがむ作業は農業以外にもあるから、という単純な理由のためではありません。

 病院で検査をしても原因のわからない腰痛がじつに85%もあります。これを「非特異的腰痛」といいます。

 最近の研究ではこの原因不明の腰痛の多くが心因性のものではないかと疑われています。患者の精神的な問題が解決するとすっと腰痛も治ってしまう事例が多くあるそうです。

 心理的ストレスが腰痛を引き起こす。ちょっと信じられませんが、脳のどの部分で痛みを感じているかを調査すると、慢性腰痛の患者は前頭葉で痛みを感じていたことがわかってきました。(本書にはどのくらいの割合なのか書いてないのが、不満ですが)

 通常の腰痛ならば、視床を経由して痛みが広がるはずなのに、激しい痛みを感じている慢性腰痛の患者は前頭葉で痛みを感じます。前頭葉はストレスや不安の影響を受ける場所ですから、それらの腰痛が心因性のものであることを裏付けることになります。

 これが進化とどう関係するのかわかりませんが、面白い発見です。

 農業で生活の安定を得る代わりに腰痛に苦しんだ人類はやがて高度な文明社会を構築し、農業の重労働から開放されますが、その代わりに、複雑な社会を構築したために心理的ストレスによる腰痛に苦しんでいます。なんとも皮肉な結果ですが、だからといって狩猟採集生活に戻ることが解決法であるわけもありません。

 それにしてもなぜストレスが腰に出るのでしょうか。もちろんストレスは体のいろいろな部分に影響を与えます。一部の人はたまたま腰に影響が出やすいということなのかもしれません。次に解決すべきテーマです。

テーマ : 美容・健康
ジャンル : ライフ

『NHKスペシャル 病の起源1』 その2 骨の皮膚の病

NHKスペシャル病の起源〈1〉睡眠時無呼吸症/骨と皮膚の病/腰痛
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 アフリカで誕生した人類は、森から出てサバンナで暮らすようになります。その頃の人類はサバンナの強い陽射しから身を守るためにメラニン色素の多い黒い肌へと進化していました。しかし、彼らが北へ進むためには黒い肌は不適切でした。人類は紫外線を浴びることでビタミンDを合成しますが、弱い陽射しと黒い肌の組み合わせでは十分な紫外線量が得られないからです。北へ進出するために人類は、再び肌の色を徐々に変え、白人が生まれます。

 人間と紫外線の関係はじつに微妙です。紫外線を多く浴びれば、皮膚がんが発生します。逆に紫外線が不足すれば、骨が弱くなりくる病になります。

 現代の人類は、自分たちが生まれた本来の生存に適した場所とは違う場所で暮らすことが多くなりました。アフリカ系の人が北米やヨーロッパで暮らしたり、北欧の白人がオーストラリアに移住したりしています。当然、そこでは紫外線の不足、もしくは過剰に悩まされることになります。

 奴隷制度や植民地への入植。紫外線との関係で見直すとまた違った側面が見えてきます。欧米に黒人奴隷をつれてくることは二重の意味で罪でした。オーストラリアは白人が暮らすべきところではない。アボリジニの暮らすべき場所なのです。

 産業革命下のイギリスの大気はスモッグで覆われて、もともと少ない紫外線がさらに少なくなっていました。空気が悪いので外出を控えがちでした。ビタミンDが不足して、子どもたちにくる病が増えました。足の骨は細くなり、体を支えることができなくて、曲がります。

 このような公害の多くは克服されたとしても、室内で長い時間を過ごすライフスタイルに変化したことで現代人の多くがビタミンD不足に陥っているともいいます。 

 逆に、フロンガスによりオゾン層の破壊され、紫外線が増えている地域もあります。

 紫外線と人類。きちんとした知識を持ち、かなり意識的にコントロールしないととんでもない病に襲われてしまいます。日本人が恐れるべきは、皮膚がんよりも骨粗しょう症でしょうか。とくに女性はホルモンの関係で骨がもろくなりやすいうえに、美容のために陽射しを避けて暮らします。

 太陽との付き合い方、改めて考えたいですね。

 (つづく)

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『NHKスペシャル 病の起源1』 その1 睡眠時無呼吸症

NHKスペシャル病の起源〈1〉睡眠時無呼吸症/骨と皮膚の病/腰痛
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 本書は2008年に放送されたNHKスペシャル「病の起源」の書籍版です。テレビ放送したものに内容を若干追加しています。

 この番組の特徴は、現代人を苦しめる病気が人類の進化とどう関係しているかを追及しているところです。

 とりあげる病気は6つ。『病の起源1』には、睡眠時無呼吸症、骨の皮膚の病、腰痛が収められています。

 睡眠時無呼吸症は太りすぎやあごの小ささが原因で睡眠時に舌で喉が圧迫されて呼吸ができなくなる病気です。驚くことに一晩に数百回も呼吸が止まる人もいます。当然、眠りは浅く、睡眠不足のため、日中に睡魔に襲われて、突然眠りこけることもあります。

 日本人の患者は推定で500万人から1000万人。年々増加しているといいます。

 睡眠時無呼吸症は心臓に負担がかかるため、心臓病を招きます。血栓ができやすいため脳梗塞のリスクも高まります。

 本人の病気だけが問題ではありません。突然の睡魔は重大な事故の原因にもなります。スリーマイル島原発事故、スペースシャトル「チャレンジャー」爆発事故、チェルノブイリ原発事故、アラスカ沖タンカー座礁事故もこの病気が原因とされています。睡眠時無呼吸症を原因とする日常的な交通事故などはおそらく頻発していることでしょう。

 さて、睡眠時無呼吸症と人間進化の関係はというと。

 人間が進化の過程で直立し、首の骨が頭蓋の直下に来たこと、しゃべるために口腔や舌の構造が変化したことが原因の一つです。チンパンジーはなぜしゃべれないのか、という疑問に肉体構造の面から解答してくれます。

 現代人は硬いものを食べないのであごが小さくなったこと、そして肥満などもこの病気の原因です。理由の詳細は本書で確認してください。

 本書は多角的な視点と追求の姿勢が素晴らしく、知的興奮に満ちています。一つの病気から人間進化の秘密を探り出し、その光と影をあぶりだす過程はまるで上質のミステリー小説のようです。

 (つづく)


NHKスペシャル病の起源〈2〉読字障害/糖尿病/アレルギー 進化から見た病気 (ブルーバックス) 金と銀で癒す移し身療法―歯医者さんが見つけた不思議な療法 新・現代免疫物語 「抗体医薬」と「自然免疫」の驚異 (ブルーバックス) 進化医学からわかる肥満・糖尿病・寿命
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テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『誤解だらけの「危ない話」―食品添加物、遺伝子組み換え、BSEから電磁波まで』 小島正美

誤解だらけの「危ない話」―食品添加物、遺伝子組み換え、BSEから電磁波まで
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 著者の小島正美氏は毎日新聞編集委員です。自分の実体験からマスメディアの報道の危うさを語っています。

 マスメディアの報道にはかなりのバイアスがかかっています。とりわけ危険(リスク)報道には気をつけなければなりません。なぜならば、マスメディアは科学的ではなく感情的だからだと著者はいいます。

マスメディアが伝えようとしているのは、客観的なリスクの大きさではなく「感情」に訴える「物語」だ。「エビデンス」(科学的な根拠)よりも感情だ。


 私たちから見てもマスメディアの報道はそう見えますが、まさに報道している本人もそう感じていることに驚きます。「わかっていてやってんのかよー」という感じです。

 さらに別の事情が加わることで感情的な「煽り」記事が安易に作られていく現状があります。

結局、「危ない情報」が最もよく売れるという経済的な事情、そして深く考える余裕のなさ、スピーディーに仕事をこなして大量に情報を生産せねばならぬという体制(特に一部週刊誌)が安易なリスク情報を次々に生み出すのだ。


 これを製造業でたとえれば、粗悪品、欠陥商品の乱造ということになりますが、メディアは簡単には訂正記事を載せない、追跡取材をしないことにより、安易な情報が垂れ流しのまま、となります。滅多なことでは欠陥商品が回収されません。考えてみれば、かなりひどい現実です。

 しかし、記者やデスクに悪意があるわけではないといいます。むしろ善意、正義感があるのだと。たとえば、薬品の副作用に関する記事の場合、記者には警告してやろうという正義感があります。そして正しいことをしているという自負心のもとに「誤解に満ちたバイアス情報」を生み出してしまいます。

 このようなバイアス情報は、人工調味料、食品添加物、遺伝子組み換え食品、BSE問題、薬、ワクチン、原子力発電、電磁波、環境問題などさまざまな記事となってばら撒かれています。

 それらの情報を受け取った読者は過剰な反応をします。マスメディアと市民の声に押されて政府もその他の機関も過剰反応するようになりました。

 ワクチンは危険だといいすぎて、予防接種をしないことで失われる命が逆に増えてしまいました。BSEは危険だといいすぎて、全頭検査の実態をろくに伝えずに、無駄なお金を役にたたない全頭検査に使っています。

 本書の後半では、メディアの報道を検証し、正しい情報を伝える機関の設置を提言し、政府は費用対効果の低いことにお金を使わずに、より効果的な施策にお金をまわすべきだと提言もしています。

 このような事情を知ってしまうと、やはり新聞やテレビを批判するメディアが必要だと思わずにいられません。著者の提言する機関もいいでしょうし、インターネットの中に専門的知識のある人が冷静に議論する場ができてくるといいかもしれません。

 メディアリテラシーを高めるいい本です。


食品の迷信―「危険」「安全」情報に隠された真実とは メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書) 食卓の安全学―「食品報道」のウソを見破る 安全。でも、安心できない…―信頼をめぐる心理学 (ちくま新書) 踊る「食の安全」―農薬から見える日本の食卓
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テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

映画 『未知との遭遇 ファイナル・カット版』

未知との遭遇[ファイナルカット版] デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
スティーブン・スピルバーグ
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 どういうわけか映画評サイトでの『未知との遭遇』の評価はあまり高くはありません。この映画の知名度と当時のインパクトからすると意外なほどの低評価と言ってもいいでしょう。

 (ちなみにamazonでは高評価。amazonの場合、もともとその作品が好きで購入した人が評価をつけることが多いので、たいがいの作品は一般よりも高評価となります)

 たしかに、家族への配慮がない主人公の行動が理解できないとか、今となっては映像がしょぼいとか、異星人についての説明がなさ過ぎるとか、文句の付け所はいろいろあります。

 しかし、『未知との遭遇』は名作です。人を感動させる何かがあります。おそらくそれは、とてつもなく新しく、また魅力的な未知の世界に踏み込もうとする人間を描いているからではないでしょうか。

 私はこの映画には、表のストーリーとは別の意味が隠されているのだと思いました。この映画における異星人やUFOはスピルバーグ監督にとっての映画を象徴しているのではないか、と。

 映画オタクであるスピルバーグはまったく新しい映像体験を映画で提供することを目指しています。生活上のさまざまなものを犠牲にしても、魅力的な映像体験を提供することが自分の進むべき道だと考えています。スピルバーグはそういう自分自身を主人公のロイに託しています。ロイが家族を捨てて、地球を離れ、異星人に招かれてUFOに乗り込んでいく姿は、まさに映画監督である自分が新しい映像体験の世界へと突き進むことと二重写しになっています。

 『未知との遭遇』は、他の一切を犠牲にしてまで自分の道をひたすらに進もうとする奇人の物語です。人によってその道はさまざまですが、スピルバーグがもっとも意識して描いたのは、おそらく映画監督としての自分でしょう。そして、自分が到達するのはとてつもなく魅力的でまったく新しい映像世界であるとスピルバーグは宣言しているのではないでしょうか。

 さらに言えばこのような新しい世界に突き進める人間はごくわずかであるとスピルバーグは考えています。だからこの映画では多くの人が奇怪な形のデビルズタワーという岩山に集まりながらも、実際はロイだけが目的に達するのです。

 このように考えて『未知との遭遇』を反芻してみると、この作品は新しい映像体験を提供する映画への賛歌であると同時にそのような道を進むオタク的熱中人への賛歌ともなっていることに気づきます。

 さて、あなたにはこの作品、どう見えるでしょうか。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

『Newton みるみる理解できる 宇宙論』

Newton (ニュートン) 2008年 07月号 [雑誌]
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 宇宙論はわかりにくい。それを80ページで、わかりやすく紹介していたのが、ニュートンの宇宙論特集です。

 軽い気持ちで宇宙論に触れたいならば、じつにほどよい内容となっています。とにかく内容が重くないし、短い。図も多く、さくっと読めます。

 1年前の雑誌なので新品での入手は困難ですが、図書館ならばおいてあるでしょう。

 しかし、なぜ宇宙論なのか。

 自分とは何か、人間とは何か、といった問題を考え始めると、生物とは何かにいきついて、さらに生物を生み出した地球とは何か、地球を生んだ宇宙とは何かへとたどりつきます。

 どう生きるべきか、という発想でも同じです。自分が生きるのはこの日本であり、地球であり、宇宙である、と。

 そこまでいってしまうと、さすがに自分とは何かとかどう生きるべきかなんて問題とはおよそかかわりのないところに到達してしまいますが、自分をはるかに越えたところまで行ってみると、自分を相対化する視点もまた獲得できるような気がします。

 しかも宇宙はこうなっているのだという確実な宇宙観にはたどりつくこともできません。こうなっているのか、という新たな理解とともにどうしようもないわからなさも思い知ります。そこで得られる不思議なゆらぐような感覚。

 それがどういうわけか気持ちいい。自由になれたような若干の開放感があります。

 もちろん宇宙論はじつに驚異的で想像を絶する世界ですから、面白さもあります。そして写真を見れば、とてつもなく美しくもある。でも、やっぱり、本当の面白さは、自分の世界観に揺らぎが起ることじゃないでしょうか。 

 ということで、宇宙論です。


眠れなくなる宇宙のはなし

眠れなくなる宇宙のはなし
タイムマシンがみるみるわかる本[愛蔵版] 宇宙「96%の謎」  宇宙の誕生と驚異の未来像 (角川ソフィア文庫) 珍問難問 宇宙100の謎 「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界 (PHP文庫) たとえば、銀河がどら焼きだったら?―宇宙比較講座
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 でも、とっかかりにするには、やはり超絶的に美しい宇宙の写真が一番だと思います。 宇宙の写真は美しいのだけど、空恐ろしいような気もします。とんでもないモノを見てしまったような感覚。あれは一体なんなのでしょう。

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『DVD-ROM&図解 ハッブル望遠鏡で見る宇宙の驚異』 ビバマンボ,小野夏子

DVD-ROM&図解 ハッブル望遠鏡で見る宇宙の驚異 (ブルーバックス)
渡部 潤一
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 宇宙についてはほとんど関心のなかった私ですが、最近は少しずつ興味を持ち始めています。

 新しい天体写真やびっくりするような宇宙観。わけのわからないダークマターとかダークエネルギーなんて話題もあります。自分の生活にはなんの関係もないのですが、まぎれもなくこの宇宙に自分は生きているという不思議。

 本書はハッブル宇宙望遠鏡が撮影した宇宙の写真を簡単な解説をつけたもので、初心者が画像の美しさから天文学の世界に入るのに適しています。

 ただ、あまりにも解説が簡単で物足りないかもしれませんし、新書なので写真も小さいです。

 じゃあ、どこがいいのかといえば、付録のDVD。

 「HUBBLE Album Dictionary」という写真と解説を閲覧するソフトが入っています。書籍本体よりも内容豊富です。

 そしてスクリーンセイバーもついています。自分のPCに設定して使っていますが、なかなかいいです。

 贅沢を言わせてもらえれば、もっと高解像度の写真でソフトを作って欲しかったですね。

 それにしても宇宙は多様で美しい。人間はなんてちっぽけなんだ。

 宇宙論のお勧め本については次回にでも。


ビジュアル ハッブル望遠鏡が見た宇宙

ビジュアル ハッブル望遠鏡が見た宇宙
銀河―宇宙に浮かぶ不思議な天体 ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた驚きの宇宙 宇宙を織りなすもの――時間と空間の正体 下 宇宙を織りなすもの――時間と空間の正体 上 宇宙 最新画像で見るそのすべて ハッブル宇宙望遠鏡でたどる はてしない宇宙の旅 ~3D立体写真館(3) (@サイエンスシリーズ)
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テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『シンプル族の反乱-モノを買わない消費者の登場-』 三浦展

シンプル族の反乱
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 下流という流行語を作った三浦展氏。今度はシンプル族という若者像を提出しています。

 シンプル族の生活原理は3つ。

 1 物をあまり消費しない。ためない。
 2 手仕事を重んじる。
 3 基本的な生活を愛する。

 シンプル族が消費しないのはお金がないからではなく、消費生活に対するスタイルのせいです。そこが下流とは大きく違います。

 シンプル族の志向性は5つ。

 1 エコ志向
 2 ナチュラル志向
 3 レトロ志向・和志向
 4 オムニボア志向
 5 ソーシャル・キャピタル志向

 オムニボアとは雑食のことで文化的雑食、多くの文化を楽しむことだそうです。
 ソーシャル・キャピタルとは社会関係資本のことで、人間関係を重視することです。

 こうみると私はほとんど当てはまりません。どうやら私はシンプル族じゃなくて下流です。意欲のない貧乏に近いのかもしれません。

 そもそもシンプル族に当てはまる人ってどれほどいるのでしょう。著者はこういっています。

 私の調査経験からいって、団塊ジュニア以降の2割くらいがかなり純粋なシンプル族、4、5割が軽めのシンプル族であろう。


 多いですね。本当かよ、といいたくなりますが、個々の生活原理や志向性はそれなりの支持者がいそうですから、やはりそこそこはいるのかもしれません。 

 著者はマーケティング・アナリストなので企業向けにどんな製品を開発すべきかの提言もしています。シンプル族に人気のブランド、無印良品やユニクロになにかをプラスしたらどうか、と。本物感、大人っぽさ、楽しさ、明るさ、色気などなど。

 シンプル族のような人たちがどれほどいるかわかりませんが、私としては著者があげるそれぞれの志向性に面白さを感じました。バブル崩壊後にめばえてきた新しい価値観やライフスタイルのちょっとした紹介として軽く読むのがいいような気がします。シンプル族なんて言葉に囚われないのが吉です。


無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉 (中公新書) 幸福王国ブータンの智恵 ソーシャル消費の時代 2015年のビジネス・パラダイム (講談社BIZ) 「買う気」の法則 広告崩壊時代のマーケティング戦略 (アスキー新書) 新・資本論 僕はお金の正体がわかった (宝島社新書)
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テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

ゴーギャン展に行ってきました

 このところ美術を見ても感動することが少なくなってきたので、気が進まなかったのですが、滅多にない機会なので、思い切って行ってきました。

 ゴーギャンの特徴でしょうか、色がくすんでますね。原色をそのままは使わない。なぜか土っぽい感じがします。塗りが薄めなのか荒目のカンバス生地がはっきりわかるような絵も多かった。

 絵は、独特の世界です。ですが、とくに驚きもなかったです。ゴーギャンの絵は以前にも見たことがあり、そんなことは知っているからでしょうか。

 今回出展している作品も「残念」です。「かぐわしき大地」は期間限定で見れず。それ以外の有名作はほとんど来ていません。全部見終わったときに「あれ? これで終わり?」という印象です。

 唯一の見所はあの大作、『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』です。しかし、悲しいかな、この大作を見ても、まったく感動しませんでした。そして、やっぱりというべきか、テレビで見るほうがキレイです。

 普通ならばここで薀蓄を語るべきなんでしょうが、そんなことは言い尽くされていますから、ブログに書いてもしょうがない。テレビでも雑誌でもずいぶん紹介されていました。

 ゴッホの絵は生々しく圧倒される感じがありましたが、ゴーギャンは地味です。

 売店がにぎわっていました。いつもは絵葉書を買いますが、今回は何も買わず。

 それにしても感動しない人間になってしまいました。ゴーギャンの絵は元々そんなに好きでもなかったのに、予習しすぎたかもしれません。本とテレビで本物を見るまえに飽きてしまったかも…。

 ちなみに、私が最近読んだゴーギャンの本はこれ。コンパクトでいい本です。

もっと知りたいゴーギャン 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
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 ゴーギャンのことをあまり知らない人は、ヨーロッパ文明を抜け出して、南の楽園で新しい幸せにであったのだと思っているかもしれませんが、とんでもないです。

 貧困と健康状態の悪化、 娘の死に遭遇し自殺未遂もしています。ゴーギャン本人はゴッホよりはマシと思っていたようですが、なかなか悲惨な人生です。

テーマ : 最近読んだ本
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『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』 竹内薫

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)
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 科学の理論はけっこうひっくり返るものですよ、というお話にとどまらず、科学についての一般的なイメージをくつがえすいろいろな話題を提供しています。

 ほとんどの科学理論は仮説に過ぎないのだから、新しいデータにより、追試験により、以前の仮説が否定されるのは、まあ、当たり前でしょう。

 しかし、著者は「仮説を倒すことができるのは仮説だけである」(ピエール・デュエムの言葉)といいます。新しいデータが出ました、はい、これまでの仮説は終わりですね、とはならないというのです。

 なぜなら人々が頭の中に持っている枠組みはそう簡単には変わらないからです。

 枠組みというのは、世界観、常識といったものです。その枠組みを通して私たちは世界を見ています。そのため新しいデータが出てきても、そんなことはあるわけはない、そのデータはおかしい、観測に問題があると考えてしまいます。
 
 古い枠組みを壊せるのは、新しい枠組みである新しい仮説。ニュートン的世界観を壊すにはアインシュタインの相対性理論が必要なのです。

 地動説、進化論、大陸移動説などの人々の常識をくつがえした仮説はこのケースに当たるでしょう。実際には簡単にくつがえる仮説もあるでしょうが、みんなが信じている常識、世界観となると、やはり新しい世界観が必要なのでしょう。

 科学とは何か、ということも簡潔に書いてあります。

 「科学は、常に反証できるものである」というカール・ポパーの反証可能性です。この言葉自体はあちこちの本で読みましたが、科学の定義はこれだけだ、とは意外でした。本当ですかね。

 たとえば、宗教は反証できないので科学ではありません。だからこそ宗教的世界観はなかなか変えられません。今でもアメリカ人の半分は進化論を信じていませんし、日本でも占い師や霊能者の言うことを信じている人もたくさんいます。新しい科学理論で宗教を打倒するのは非常に難しい。

 また、前提そのものが常識と違うために理解しにくい理論もあります。

 その代表がアインシュタインの相対性理論。ホーキングの理論もそうらしいです。私もよく理解できないので、どこがどうだとは紹介しません。
 
 本書は、科学についての本でありながら、世界観についての本でもあるところが魅力です。

仮説力 世界が変わる現代物理学 (ちくま新書) 99%は論理力 1%は直感力 トンデモ仮説の世界―まだ9割の人がだまされている 「あたりまえ」を疑う社会学 質的調査のセンス (光文社新書)
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ジャンル : 本・雑誌

『脳を鍛えるには運動しかない!』 つづき

 運動がなぜ体にいいのかは言われなくてもなんとなくわかります。運動をすれば、心肺機能を高め、持久力を高め、筋力を高めるでしょう。

 ではなぜ精神に影響するのでしょうか。それは運動により脳内に精神に影響を与える物質が分泌されるからです。しかし、それはなんのためでしょうか。本書での進化論的な説明がなかなか気に入りました。

 獲物を追跡しているあいだ、わたしたちの祖先は忍耐強さ、楽観性、集中力、そして、やる気を保ちつづける必要があった。それらはすべてセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンの影響を受けるのだ。


 人類が発生してから600~700万年たっています。現生人類であるホモ・サピエンスとなってからは15~20万年といったところでしょうか。農耕を始めたのが1万年前ですから、人類はほとんどの期間を狩猟採集をして生きてきました。ですから、そういう生活に合わせた心と体を持っています。

 人間はそんなに速くは走れません。ゆっくりと獲物を追いかけます。腰に水筒と食物をぶら下げて、1日2日と休むことなくひたすら追い続け、獲物が弱ってくるとに猛然と駆け寄り、槍などの武器でしとめます。それはとても過酷な捕食行動ですが、それに耐えられるだけの精神力を生み出すメカニズムが人間には備わっています。

 ハインリヒは人類を「持久力のある捕食者」と呼んでいます。人間はゆっくりでも走り続けていると、「持久力のある捕食者」としてのスイッチが入り、脳内物質が放出され、精神力を高めることができるのです。素晴らしい。

 人間の特徴として知力ばかりが注目されますが、持久力ある捕食者としての本性も忘れてはいけないのですね。 


脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
John J. Ratey

脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ ブレイン・ルール [DVD付き] 最新脳科学で読み解く 脳のしくみ 脳のはたらきのすべてがわかる本 老後も進化する脳
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『脳を鍛えるには運動しかない!』 レイティ,ヘイガーマン

脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
John J. Ratey
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 運動がいかに脳によい影響を与えるかを研究しています。

 運動をすることによって、学習効果を高め、ストレスを軽減し、不安を鎮め、うつを改善し、集中力をアップし、依存症に落ち込むことを回避し、女性のホルモンバランスを改善し、老化をゆるやかにすることができます。

 本書には、そのメカニズムと様々な事例と実験が紹介されています。

 著者が推奨するのは、週に6日、有酸素運動を45分~1時間というもの。うち4日は中強度で長め、残りの2日は高強度で短め。高強度の運動には筋力トレーニングを含むといいらしい。中強度とは最大心拍数の65~75%、高強度とは最大心拍数の75~90%です。

 それで素晴らしい結果が得られるのですから、やらない手はないですね。なんて言えません。運動の習慣のない人にはきついでしょう。

 本書から面白いトピックを拾っておきましょう。

 生まれつき依存症になりやすい人がいます。そういう人は、遺伝子の変異があり、ドーパミン・レベルが低く、通常の生活からは喜びが得られにくいのです。

 薬物依存、アルコール依存、肥満にそのような遺伝子の変異のある人が多くいます。複数の依存症を併せ持つ人では80%がその遺伝子の保有者だとか。 

 このような人たちは報酬不全症候群を呼ばれています。彼らは普通の活動から報酬としての快感が得られないために、過度に快感を追求するのです。

 何もしてもつまらないなんて、なんとも不幸な遺伝子じゃないでしょうか。薬物、アルコール、過食にたより、見も心もボロボロになり、ときに生活も破綻させます。

 スカイダイビングのような危険なスポーツを好む人にも報酬不全症候群の人が多くいるのだとか。こちらの方は実益を兼ねることができるし、いい選択かもしれません。スキージャンプ、レーサー、登山家。他にもいろいろありそうです。

 もうひとつ、遺伝子がらみの話を。

 双生児の研究で運動好きがどのていど遺伝に影響されるのかを調べました。

 その結果、彼らが運動好きかどうかは、六二パーセントが遺伝に由来することがわかった。また、ほかの研究により、運動するときの感覚を楽しめるか、一度始めたらやり通せるか、運動をして気分が劇的によくなると感じるかどうかということにさえ、遺伝が影響することがわかっている。


 運動を始めても長続きしない人がいるのは仕方がないことかもしれません。著者は運動を始めれば運動好きな脳に変わる可能性があるといっていますが、程度問題ですね。

 (つづく)


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『環境ホルモン 何が問題なのか 岩波ブックレット№456』 田辺信介

環境ホルモン―何が問題なのか (岩波ブックレット (No.456))
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 環境ホルモンとは内分泌攪乱物質の俗称で、内分泌系に影響を及ぼすことにより、生体に障害や有害な影響を引き起こす外因性の化学物質を指します。

 よく知られている有害な影響は、生殖機能の低下や生殖器の構造上の異常です。とりわけオスの性器に影響が出やすいようです。男性の精子の数が減っているのも、環境ホルモンのせいではないかといっている学者もいます。

 本書では、環境ホルモンのメカニズムも説明していますが、そういう部分は専門的過ぎてよくわかりませんし、よく飛ばしてもかまわないでしょう。

 問題はその恐ろしさです。環境ホルモンは目に見えないために食物などを通して知らない間に体に入ってきて、その影響が現れるのが、何年後、あるいは何十年後だということです。気がついたときには手遅れなのです。

 また環境ホルモンは母体から胎児へ受け継がれたり、授乳により受け継がれたりします。

 自分は大丈夫だと思っていても、あとになって症状が出たり、子孫の代になって悲惨な結果を招くかもしれません。

 衝撃的なひとつの事例をあげておきましょう。

 イルカや鯨(クジラ)などの海棲哺乳類には膨大な量の環境ホルモンが蓄積されています。海棲哺乳類は海の食物連鎖の頂点に存在していて、魚が貯め込んだ環境ホルモンを自らに集積しています。有害物質の貯蔵庫としての皮下脂肪を持ち、授乳による世代を超えた環境ホルモンの移行により、子孫へと受け継ぎます。

 海棲哺乳類は進化の過程で毒物にたいする分解能力を失っていることも、環境ホルモンを蓄積しやすい原因の一つとなっています。

 ですからイルカや鯨の肉を食べるのはとても危険です。とりわけ脂身は危険です。海外からは動物愛護的な観点から批判されることが多い、イルカ食、鯨食ですが、文化の問題としてではなく、食の安全の観点から見直すべきじゃないでしょうか。

環境ホルモン―人心を「撹乱」した物質 (シリーズ・地球と人間の環境を考える)

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『2011年 新聞・テレビ消滅』 佐々木俊尚

2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)
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 なかなか面白いです。

 今まで一言で「メディア」と漠然といっていたものをコンテンツ(内容)、コンテナ(容器)とコンベア(媒体)の3層(レイヤー)に分けてる考え方を提示し、既存のメディアである新聞、テレビがインターネットの発展によってどのように変化するかを説明しています。(この発想は著者のものではないようです)


 新聞においてこうなります。

 コンテンツ=新聞記事、コンテナ=(新聞社が編集権を持ち編集された)新聞紙面、コンベヤ=販売店
   ↓
 コンテンツ=記事、コンテナ=ヤフーニュース(などのサイト上のニュース)、コンベヤ=インターネット


 テレビではこうなります

 コンテンツ=番組、コンテナ=(編成された番組表による)テレビ、コンベヤ=地上波、衛星放送、CATV
   ↓
 コンテンツ=番組、コンテナ=YouTubeなどの動画サイト、コンベヤ=インターネット

 この変化で重要なのはコンテナとコンベヤを誰が握るか、です。コンテナとコンベヤを握るものが主導権をとるのです。

 コンテンツを握るものの力がそう簡単に落ちるとは思えませんが、新聞の衰退は思ったよりも速くやってきました。文字メディアである新聞は、新聞という媒体ではなくネットでも過不足なく内容は伝わりますから、競争優位を保つだけの魅力がなかったのでしょう。たとえば論説にどれほど読者をひっぱる力があるでしょうか。

 新聞やテレビのコンテンツを作る能力に疑いがあるのも事実です。新聞は警察発表や企業の発表をそのまま書き写すだけで取材報道が少なくなり、テレビ番組を作るのは下請け会社、ときには孫受け会社で、テレビ会社ではありません。
 
 最近はつっこんだ調査によってテレビの広告効果があまり期待できないことがわかってきました。金融危機による広告費削減の影響もありますが、テレビ局の広告収入の落ち込みは深刻です。テレビも従来のビジネスモデルではやっていけないということでしょうか。

 しかし、テレビからインターネットへの移行はそう簡単ではないでしょう。ASDLレベルのインターネットでは画質が不足しますから、コンテンツによっては光ファイバーでの高速通信の普及などが必要です。用意すべきサーバーの能力も半端なものではないでしょう。

 本書が残念なのは、取材が足りないことです。もっと現場の声が面白かったのに、と思います。

 私としてはテレビVSネットという戦いよりも、地上波デジタルとBS、CSによる多チャンネル化による競争の激化に期待したいです。とりわけ地上波は既得権益化しすぎじゃないでしょうか。多くのテレビ局が生まれ公正に戦って競い合ってほしいですね。


仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書) ひと月15万字書く私の方法 新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に インターネットが死ぬ日 (ハヤカワ新書juice) マーケティング脳 vs マネジメント脳 なぜ現場と経営層では話がかみ合わないのか?
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『知的会話入門 教養がにじみ出る聞き方、話し方』 樋口裕一

知的会話入門 教養がにじみ出る聞き方、話し方 (朝日新書)
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 教養を背景とした知的会話ができるようになるにはどうすればよいか、について書いています。

 パート1では知的会話の10の鉄則とメールの書き方。

 おそらくメインテーマは知的会話の10の鉄則でしょう。この部分だけ読めば十分です。

 知的会話・10の鉄則

 1 自分から話さずに、相手の話を頷きながら最後まで聞く
 2 話を聞いたら、相手の意見を要約、補強してあげる
 3 知ったかぶりをせず、わからないことは聞く
 4 業界用語、専門用語は使わない
 5 まずは反論ではなく質問を
 6 一人一回三十秒…知っていることを全部話さない
 7 数字などを交えて、できるだけ具体的に話す
 8 「受け売りの話」には自分の意見も付け加える
 9 会話にはユーモアを。ただしオヤジギャグにはご用心
 10 最後は「黙っている」ほうが賢く見えると知っておく


 でしゃばらず、相手に気持ちよく話をさせることが基本にあるようです。タイトルに比していささか肩透かしの感がありますが、自分はときにしゃべりすぎるので自戒の意味でよきアドバイスと考えたいと思います。

 メールの書き方は本書のテーマとはあまり関係なく、ふつうのメールお作法をまとめただけです。

 パート2では、教養の身につけ方を語ります。でもなぜか芸術系と思想の人文系が中心。現代的教養として新聞、雑誌、テレビ、映画を扱っていますが、ほんのわずか。実際の会話ではこの手の話題が多いはずなのに扱いが小さすぎます。著者の考える教養は、ずいぶんと偏りがあるようです。

 理系はまったくの無視なのは残念です。理系の話題は価値観による対立が少ないし(専門家なら別かもしれませんが)、相手が詳しい人だと得るものが大きいので、理系の話題はけっこうお勧めです。年を取ると健康に関する話題なんてけっこうみんなが興味を持っていますしね。

 著者はクラシックがお好きなようですが、この手のテーマは相手が興味がなければ退屈なだけです。趣味としてならいいのですが、会話のネタにはいかがなものでしょう。音楽や絵画は相手もそれを見たり聞いたりしたことがないと、ほとんど伝わりません。

 私はかなりの量の音楽を聴きますし、浮世絵はけっこう見ましたが、人との会話ではほとんど話題にしません。

 自分だけが興味のあるテーマを選ぶのはよろしくないですね。会話はテーマを選ぶのが重要で、その探りの入れ方を指導してくれたほうがよかったかもしれません。


頭の整理がヘタな人、うまい人 (だいわ文庫) あなたはなぜ値札にダマされるのか?―不合理な意思決定にひそむスウェイの法則 会社のアカスリで利益10倍! 本当は儲かる環境経営 (朝日新書) 顧客はサービスを買っている―顧客満足向上の鍵を握る事前期待のマネジメント 君子を目指せ小人になるな―私の古典ノート
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『「地球温暖化」論に騙されるな!』 つづき

 地球温暖化の二酸化炭素犯人説には疑いがある。ということは、その仮説にのっとっている京都議定書やCO2削減政策は拙速の可能性があるということですが、そのことはさておき、もっと注目すべきなのは、地球温暖化論そのもののあやしさです。

 確かに近年地球温暖化の傾向が見られたのは事実です。温暖化論支持者がいうほどの上昇ではないにしても、100年間、温暖化の時期が続いたことは否定しません。しかし、もっと大きなスケールで、数百年、数千年、数万年という時間的にも地球全体、太陽系といった規模的にも大きなスケールでの研究はそれとは違った結論に傾いています。

 地球は昔から温暖化、寒冷化を繰り返してきています。この100年の温暖かもそのサイクルの一環にすぎません。しかし、温暖化はすでに終わっていて、どうやらこれから地球は寒冷化の時代に突入するのではないかという予想がされています。

 5つの気候変動の要素のうち1~4までが地球寒冷化へ影響を与える状況にあると丸山氏はいいます。(5は温暖化ガス


 1.太陽の活動度

 黒点の観測から太陽の活動度が弱まっていることが確認されています。黒点は太陽活動が高まると増えますが、その黒点がこのところ観測されていません。過去に例がないほどの最低レベルです。寒冷化が予想されます。

 2.地球磁場と宇宙線

 地球の磁場が弱まっていることも確認されています。磁場が弱まれば宇宙線が地球の多く達するようになり、それを元にして雲が増え、太陽エネルギーを反射して、地球は温まりにくくなります。つまり寒冷化です。

 3.火山の噴火

 これは予測されているのではなく、もしあれば、ということです。

 4.地球の軌道
  
 地球の軌道についての理論であるミランコヴィッチ・サイクル(他の惑星の影響で地球の軌道が変化して、地球は温暖化と寒冷化を繰り返すという理論)によれば、今後南半球がより多く温められる時期に入ります。南半球は北半球に比較して陸地が少なく、地球全体としては温まりにくくなります。つまり寒冷化に進みます。

 ということで、太陽系および地球の状況から考えて、地球は寒冷化に進むと推測できるのです。

 寒冷化は深刻な問題です。0度以下では体内に水分を持っている生物は生きられません。体温を維持する仕組みがあれば大丈夫ですが、そういう生物の数は限られます。丸山氏によればロンドンとニューヨークを結ぶ線よりの北では農業はできなくなるといいます。つまり食料の大幅な減産です。

 丸山氏は5~10年後あたりでこれから向かうのは温暖化か寒冷化がはっきりわかってくるだろうといっています。どちらの仮説が正しいかの決着を自然がつけてくれるだろうという意味です。さて、どうなるのか。大いに注目したいと思います。


 もし寒冷化説が正しければ、食糧不足は深刻な問題になるでしょう。

 本書の最後で丸山氏は化石燃料から新エネルギーへの転換はすべきだと主張しています。化石燃料はいずれ枯渇するので、二酸化炭素犯人説が正しかろうがなかろうが、代替エネルギーへの転換は必要です。そういう意味でならCO2削減という方向は正しいのです。

 この本はとても重要な著作だと思います。温暖化問題の賛否いずれの意見にも耳を傾けて、政治の議論にも関心を持ち、多くの人が日本の行く末を決める意思決定にかかわる必要があります。そのためにも地球温暖化についての本を複数読むことをお勧めしたいと思います。

「地球温暖化」論に騙されるな!

「地球温暖化」論に騙されるな!
科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている  (宝島社新書) 地球温暖化対策が日本を滅ぼす 正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために 地球温暖化論のウソとワナ 生命と地球の歴史 (岩波新書)
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『「地球温暖化」論に騙されるな!』 丸山茂徳

「地球温暖化」論に騙されるな!
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 地球温暖化仮説にはおおいに疑問を持っています。

 『地球温暖化は本当か?』(著者:矢沢潔,出版社:技術評論社 知りたい!サイエンス)を読み、「朝まで生テレビ」で地球温暖化問題の回を見て、さらに今回丸山氏の本を読んで、懐疑はますます強まっています。

 気候変動の要素は以下の5つがあります。

 1.太陽の活動度
 2.地球磁場と宇宙線
 3.火山の噴火
 4.地球の軌道
 5.温暖化ガス

 今問題になっているのは、5の温暖化ガスです。その中でも二酸化炭素(CO2)が一番の原因とされています。これを二酸化炭素犯人説といいます。

 しかし、大気中にごくわずかしか存在しないCO2(体積比0.04%)のごくわずかの上昇(年に1~1.4ppm、ppmは100万分の1)が地球の平均気温に与える影響など微々たるものです。年に1ppmのCO2の増加があった場合、地球の平均気温は0.004℃しか上昇しません。

 CO2に温暖化効果はあると認めるにしても、過去のデータでは気温の上昇→二酸化炭素の増加という原因結果の関係を示していてます。つまり大きいのは気温上昇の結果としてのCO2上昇なのです。今までの議論はどうもCO2の温暖化効果を高く見積もりすぎているようです。

 地球温暖化論者によるコンピュータシミュレーションもいい加減です。雲の発生という地球の気温に大きな影響を与える重要なパラメータが計算に含まれていません。さらにいえば、天気予報を見てもわかるように、そもそもシミュレーションの信頼性などきわめて低いのです。気候のような複雑な現象を相手に数年先の状況を計算で導けるほど現在の科学は進んではいません。

 簡単に言えば、地球温暖化の二酸化炭素犯人説は仮説でしかなく、大いに疑問があるということです。

 (つづく)

科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている  (宝島社新書) 地球温暖化対策が日本を滅ぼす 正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために 地球温暖化論のウソとワナ 生命と地球の歴史 (岩波新書)
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『若者のための政治マニュアル』 山口二郎

若者のための政治マニュアル (講談社現代新書)
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 政治に関する一般論を語るのではなく、政治はどんな価値観で行われるべきかを表明している点で本書は立場がはっきりしています。

 まず、政治の目的は生命の尊重だと山口氏はいいます。そして、人間を襲う様々な不幸や災厄、これらのリスクをみんなの力で助けるのが政治である、と。

 こういう考えに従えば、アメリカ的な自己責任論を強調する国家よりは、共同体的指向の強いヨーロッパ的な国家の方がより理想に近いことになります。

 今回の選挙で言えば、自民党より民主党です。本書を読むと民主党支持に傾くかもしれません。山口氏本人も民主党支持のようです。

 自民党に対して民主党が対立軸として存在感を大きく主張できたのはなぜなのか、そしてなぜ自民党が負けたのか、その大きな流れもうまくまとめていると思いました。

 かつての高度成長期において日本の社会保障は徐々に充実をしてきました。労働者の賃金は増え、生活は豊かになりました。この時代は、自民党で十分だったのです。社会主義を望む必要などありません。

 ところがグローバル化により状況は変わりました。強いものがより強く、そして小泉改革により、社会保障は削られる方向に進みました。

 強者に有利な政策、弱者に自己責任を要求する政策は、もうこりごりだと多くの人が思い始めたところに、民主党が弱者の生活を守る政策を掲げて自分の存在をアピールするようになります。今さら社会主義でもないのですが、民主党の主張は資本主義の枠内でほどよく生活者重視であったわけです。

 山口氏はかねてから、平等と再分配を重視するようにと民主党に提言してきた人なので、今回の選挙は望みどおりの結果となったようです。

 思えば小泉純一郎の郵政選挙は奇妙なものでした。改革によりみんなの生活がよくなるような幻想を与えたけれど、その実態は一部の強者に利益をもたらす政策に別の売り文句をつけただけのまやかしでした。そんなものにみんなコロリと騙されてしまいました。私もね。

 本書によれば、政治家は本心を隠す、のです。その言葉とは裏腹に誰に利益を誘導しようとしているのかをよく見なければなりません。

 スローガンとムードに煽られるとバカを見ます。よくよくその内実を見ないといけません。そのためにもマスコミにはもう少しまともになってほしいですね。

 今回の民主党大勝利が本当に皆が期待している内実を持っているのかどうか。これはよくわかりません。

 政治というのは、様々な利害と価値観の衝突の場であり調整の場です。しかも政治家(そして官僚)は本心をそのまま語らずに、表向きには別の理由をつけて自分の利益を実現させようとします。

 たとえば民主党は官僚主導を終わらせるといっていますが、一方で自治労と日教組への配慮は忘れないはずです。税金の無駄遣いをやめるというなら、高すぎる公務員の人件費の大幅削減をやってもいいはずです。これだって税金の無駄遣いだと思うのですけど、民主党は決してそんなことは言わないし、給与の削減はやらないでしょう。(人件費の総額を削減と言っていますが、これは給与減とは別の話)

 本当は誰の利害を代表しているのか、よく見えないのが政治です。

 本書にはこんな例が出てきます。

 自民党による規制緩和で大量にタクシー会社が増えて、タクシー運転手の給料が大幅さに下がったことがあります。このとき誰が得をしたのか。タクシー車両が大量に増えて、レンタルをしていたオリックスが儲かったのです。

 かんぽの宿のときも出てきましたね。オリックス。政府の総合規制改革会議の議長がオリックスの宮内会長でした。

 竹中平蔵は人材派遣「パソナグループ」の取締会長に就任。

 ほんと、政治家は誰の利益を代表しているのかその時点ではなかなかわかりにくいのです。これが政治のわかりにくさでもありますね。

 最後のほうで山口氏は実践についても語っています。

 自分の利益や権利はちゃんと主張しましょうと山口氏はいいます。そのためには、世論を喚起し、政治家にアプローチし、影響力を与えなくてはならない、と。そして、時には裁判を起こせ、と。

 次はこの実践部分の本でも読んでみようかと思います。

政権交代論 (岩波新書) 戦後政治の崩壊―デモクラシーはどこへゆくか (岩波新書) 格差社会と教育改革 (岩波ブックレット) 政治のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書) 貧困報道―新自由主義の実像をあばく (メディア総研ブックレット)
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『マンション・トラブル』 山上知裕

マンション・トラブル (岩波ブックレット)
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 残りの人生を安心して過ごすために中古マンションでも買っておこうかと考えている弧男のみなさんも多いでしょう。安いワンルームマンションなどは物件はたくさんありますし、どうせ自分が死ぬまでだと簡単に考えているかもしれませんね。しかし、安易に考えてはいけません。マンション購入には意外な盲点があります。

 よく聞くマンショントラブルと言えば、ペット問題、騒音問題、管理費・修繕積立金の滞納問題などですが、本書で扱っているのは、契約に端を発するトラブルです。

 ほとんどの人は契約書をじっくり読まないので気づきませんが、敷地や共用部分の一部が分譲業者や別オーナーも持ち物なっていることがしばしばあります。その他人所有の部分ががいきなり立ち入り禁止になったり、勝手な使い方をされたりして、住民に迷惑がかかることがあります。

 入居時になんとなく決まっていた管理会社がいきなり倒産して、それまでのマンション住民の積立金が消えてしまう事件もよく耳にします。マンションはこまめに手入れをしていかないと老朽化して住みづらくなります。気に入らなくなって売ろうと思っても、そんなマンションは資産価値もなくなります。

 建物の一部の使用権、たとえば管理人室や駐車場の扱いがどうなっているのかについてもしっかり確認しておかないと後になって大きなトラブルに発展することもあります。とりわけマンション住人で作られる管理組合が権利を有していない部分がある場合には、そこにどんな不都合が発生するかわかりません。

 裁判になった場合、判断のよりどころとなるのが契約書です。たとえ購入時に見せられたマンションの広告にはこう書かれてあったといってもダメです。役所に登録した内容よりも契約書が優先されます。とにかく契約書が重要です。

 ですから、多くの裁判で住民側が負けるという判決が出ています。民事の場合は不利な状況を放置しておくとその状況を認めたこととみなされるということもありますので、ますます不利になります。

 そうならないための対策としては、月並みですが、契約書をしっかり読んで、内容をしっかり理解して、納得したうえで契約することです。業者は自分が有利なようにうまく契約書に細工をしています。共有部分の面積などほとんどの人は気にもしないでしょうが、そういうところにも大きな落とし穴があります。といってもきちんと正確な数値が書かれているわけですから、見る人が見ればわかります。やはり契約時には面倒でも専門家の意見を聞くなどして、自分で自分のみを守る必要がありそうです。

 分譲業者が自分に有利な契約を結べないように法律を改正することも大切ですが、それがいつになるのかなんてわかりません。これからマンションを買う人は本書のような知識は持つべきでしょう。

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『孤独のグルメ』久住昌之,谷口ジロー

孤独のグルメ (扶桑社文庫)
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 1990年代の終わりごろ、雑誌に連載されていたマンガです。

 輸入雑貨の貿易商を個人で営んでいる主人公、井之頭五郎。

 客先ではいつも予想外に時間を取られて、昼飯の時間を大幅にオーバー。空腹を抱えて町をウロウロ。どの店にしようか迷ってばかりでなかなか決まらず、ようやく選んだ店に思い切って飛び込んで、料理を注文しますが、根は食いしん坊らしく、その品数がやたらと多い。と、いうのがお決まりのパターン。

 後は、ほうほう、こういう店があったのか。ほほう、こういう味もいいな、と独白しながら、ただただ食事をするだけの物語です。ときおり過去の思い出がよみがえったり、ちょっとした事件があったりすることもありますが、ほぼ食べるだけと言っていいでしょう。

 それなのに興味深く読めるのが不思議です。誰もが共感できるところがあるからでしょうか。

 知らない町ではどういう店に入っていいのかわからない。ましてや初めての料理を注文するのも勇気が必要です。そういう戸惑いやドキドキ感がよく描写されています。

 一度も入ったことのないお店には未知の料理と味が存在しています。食べたことのある料理もまた違った味がするはずです。それを食するのは日常生活の小さな冒険なのです。そういう冒険すらあまりしなくなった自分をちょっと反省します。

 私の場合、人と食事をするときは、そこそこのお店に入ったり、新しい店を探したりもしますが、一人で食事をするときは、ひたすら安い店を探します。松屋、リンガーハット、東秀、などのチェーン店。昼時ならば、サイゼリアのランチセットもよいです。

 外食に金をかける気などないのです。でも、ちょっとさみしいんですね。このマンガの主人公も決して高い店に入っているわけではありません。あの程度の冒険なら、少しはやってみてもいかもしれません。

 ただ、外食ってどうしても野菜が不足するのが、問題ですね。

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

孤独のグルメ (扶桑社文庫)
かっこいいスキヤキ (扶桑社文庫) 野武士のグルメ 深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル) シャーリー (Beam comix) 豪快さんだっ! 完全版 (河出文庫)
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情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

Twitterはcozyoffです。
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