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結婚のデメリットは自由が失われること

 最後に結婚のデメリットを確認しておきましょう。

 2004年の厚生労働省「少子化に関する意識調査」で、結婚の良くない点、デメリットは何かについて尋ねています。男女ともに多かった答えが次の3つです。

 ・自分の自由になる時間が少なくなる
 ・行動が制限される
 ・自分の自由になるお金が少なくなる

 要するに自由が失われることが結婚のデメリットだと答えています。

 「自分の自由になる時間が少なくなる」ことは、B級遊民にしてみればとてもつらいことです。結婚をすれば家族との時間を持たなければらなりません。通常、家族が一緒にいるのは朝と夜です。朝は食事をする時間くらいですが、夜には好きなことをして過ごしたいと思うのがB級遊民です。しかし、夜に好きなことをすれば家族とのコミュニケーションの時間が取れません。家族の絆を弱めてしまいます。これでは家庭人として問題です。最近は長時間労働が増えていますから、ますます自分の時間を確保することは難しくなっています。

 結婚により「行動が制限される」のもまたつらいことです。自分勝手に生きることこそが道楽に生きるB級遊民の道です。納得するまで自分の趣味を楽しみたいと思っています。長期休暇を取って遊びに行きたいと思っても、家族を抱える身ではなかなか実行できません。突然田舎暮らしを実現したくなっても、海外ロングステイしたくなっても、家族の反対にあってほとんど無理でしょう。独り身であればいささか無茶に思えることでも実現できますが、家族持ちには責任が重くのしかかります。

 「自分の自由になるお金が少なくなる」ことも深刻な問題です。B級遊民はそもそも高収入を望んでいるわけでありません。自由にやりたいのです。そしてなけなしのお金も自分の自由のために確保したいのです。結婚すればそんなことは不可能です。そもそも家族を扶養するために稼がなければなりませんし、稼いだお金は当然家族のために使います。

結婚の初期費用にお金がかかることも見逃せません。「ゼクシィ結婚トレンド調査2005」によると、結納・婚約から新婚旅行までにかかった総費用の全国平均が382万円です。半分ほどは親が負担するようですが、それでも二人で200万円前後は用意しておかなければなりません。それまで貯めておいたお金が100万円単位で消えてしまうのは、実に残念です。

 このように見てくると、結婚はB級遊民との相性が悪いといわざるを得ません。結婚のデメリットはそのままB級遊民を直撃します。B級遊民は独身主義にあらず、ではありますが、結果的には独身でいた方が実現しやすいのは間違いありません。


独身者の住まい
竹山 聖
4331509109


最後の独身貴族 (ハーレクイン・ディザイア 1213)
高瀬 まさ江
4596512132

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テーマ : 結婚できない?しない?
ジャンル : 独身・フリー

離婚と死別ではねあがる自殺率

 離婚はしばしば男性に大きなマイナスをもたらします。まず、離婚をすると、健康が失われます。大きなストレスにさらされることと、食事をはじめとする健康管理が難しくなるためだと思われます。

 大きなストレスはウツ状態をまねきます。人によっては心身へのダメージがかなりあるようです。

 また、結婚中は妻に健康管理を任せている人が多いでしょう。とりわけ食事は妻任せです。それが一人身なって、面倒だからとコンビニ弁当ばかりになれば、健康を大きく損なうことになります。

 離婚男性の自殺率が高いことにも注目すべきです。一般に、女性の自殺率は低く、離別、死別の影響も男性ほど大きくはありません。女性は精神的にタフです。離婚がマイナスに作用するのはやはり男性において強く見られる現象です。

 以下に離別(離婚と死別)による自殺率を年代ごとにあげてみましょう。有配偶男性(妻がいるひと)を基準とした場合の倍率を示します。カッコの中は未婚男性の自殺率です

離別による自殺率
 20代 … 21.7倍(未婚男性は2.7倍)
 30代 … 11.2倍(未婚男性は4.5倍)
 40代 …  6.2倍(未婚男性は3.3倍)
 50代 …  5.3倍(未婚男性は3倍)
 60代以上…3倍  (未婚男性は3.4倍)
     (湯沢雍彦『図説 家族問題の現在』より厚生省「自殺死亡統計(1985年)」)

 この数字を見ると、結婚の失敗は男にとってかなりの痛手になることは間違いなさそうです。結婚しても別れるくらいなら未婚のままの方がいいでしょう。

 このデータの面白いところは、若いときほど離別が自殺率に与える影響が大きいということです。年をとる徐々に離別の影響が薄れて、最後は未婚男性とほぼ同じになります。若いほど夢や希望が失われた絶望感を持ちやすいのでしょう。逆にいうと、結婚も長くなるとそれだけで夢も希望もなくなってくるということかもしれません。

 未婚者の自殺率の高さについてはすでに検討済みですが、追加すべき原因として「結婚が自殺を引き止める要因となっている可能性」があるかもしれません。

 死にたいと思ったときに、既婚者ならば妻や子どもの顔が浮かんできて、「おれが頑張らなきゃ」と思いますが、未婚者はそういう気持ちは起こらずにそのまま自殺に突き進んでしまう。そういうことはあるかもしれません。

 しかし、逆にリストラや不況による重圧が家庭を支える父親により大きくかかるため、家族の存在がかえって自殺への誘引となっている可能性もあります。なかなか難しい問題です。新しい情報を得たら、また分析したいと思います。


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テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス
ジャンル : 心と身体

熟年離婚で保険のメリットが失われる

 ここまで、結婚のメリットが希薄化していることを指摘してきましたが、少ないメリットであれ、それを得たい人は多いはずです。しかし、結婚そのものが不安定であり、失敗すれば大きな痛手をこうむることを忘れてはなりません。

 人口千人あたりの離婚件数は、1975年で1.07件だったのが、2004年で2.15件と倍以上になっています。離婚件数から導き出した一次回帰線は右肩上がりで順調に伸び続けています。離婚件数÷婚姻件数で計算する離婚率では、1975年で12.6%だったのが、2004年で37.7%とこちらは3倍以上となっています(婚姻件数が減っているため)。

 世界の中ではトップクラスではありませんが、伸び率は大きく、今後トップクラスになる可能性は多いにあります。

 その内容にも注目してみましょう。

 まず、夫が定年退職したことを契機に離婚をする熟年離婚の増加です。婚姻期間20年以上の熟年離婚は急激に伸びており、お互いが必要となる晩年に離婚の危機が高まる傾向にあります。

 高齢になって配偶者を必要とするのは男性のほうです。夫の方が年上であり、平均寿命も短いために、さきに老い、衰えていきます。夫にとって妻が必要であっても、まだまだ元気な妻が衰えてしまった高齢の夫の面倒を見たくないのは当然でしょう。

 長年にわたって家族を養ってきたのに、熟年になって離婚されたのではなんのためにがんばったのかわかりません。保険のメリットなど霧消してしまいます。このような悲惨な結末が増えていることは忘れてはいけません。

 年代別に見た場合、若い世代ほど離婚率が上昇していることも見逃せません。今後も離婚率が伸びていくであろうことを予測させるからです。年をとってから妻に離婚をせまられる夫が増えることは必定でしょう。

 離婚が増える背景には日本が離婚しやすい社会になってきた事実があります。

 離婚を受け入れる社会の意識の変化。女性の就業率、収入の増加。財産分与の公平さなどです。とりわけ夫婦が離婚したら財産の半分が妻名義になる可能性があることは男には大きなリスクとなっています。結婚後に築いた資産は「夫婦双方の努力による資産」とされています。

 むろん男性側に大きな落ち度、たとえば浮気、妻への暴力、精神的虐待、家庭を捨てて顧みなかったなどですが、それらがなければ、協議によって慰謝料、財産分与ともになし、ということになります。ですから財産の半分というのはあくまでも可能性です。

 ちなみに結婚20年以上の夫婦の慰謝料と財産分与の平均額は699.1万円と意外と少ないものです。

 2007年4月以降の離婚においては、老齢厚生年金は離婚した妻にも一部分割されることになりました。専業主婦であれば結婚していた期間に夫が納めた保険料に対応する夫名義の厚生年金の権利を、最大で2分の一まで、共働きであれば、結婚期間の保険料に相当する厚生年金を夫婦で合算した額の半分までがもらえます。そして、いずれの場合でも基礎年金は分割せずに自分の分がそのまま受け取れます。

 この制度により今後熟年離婚はますます増加することが予想され、結婚による保険のメリットはますます低下していくことになります。

 離婚に関しては、もうひとつ、面白いデータがあります。男女の所得格差が大きいほうが離婚しにくく、逆に、男女の所得に差がない場合は離婚率が高いことがわかっています。つまり男の方がより多く稼いでいる夫婦の方が離婚はしにくいということです。(八代尚宏『結婚の経済学』)

 となれば、多くのお金を稼ぐつもりのないB級遊民は結婚しても離婚の危険性が高いことになります。結婚には多くを期待できないということです。


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荘司 雅彦

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テーマ : 別居・離婚
ジャンル : 結婚・家庭生活

独身男性の死亡リスクとはなにか?

 「妻がいない」男性の死亡リスクは、「いる」男性の79%も高くなるという話が少し前に出てきました。(愛媛大医学部の藤本弘一郎助手の調査(2002年))

 なぜそうなのかは不明なのですが、私が勝手に推測して検討してみたいと思います。(信憑性はありません)

 一番目の理由として考えられるのは、独身者は食事が貧弱で栄養のバランスが悪いから早死にする、という仮説です。

 若い世代より年配の世代ほど、最近より昔ほど、そして都市部より地方ほど、この傾向があらわれやすいと推測できます。

 昔は「男子厨房に入らず」などといって、男が台所に立ち料理を作ることは恥とされていました。ですから男の一人暮らしはどうしてもろくなものを食べない結果になりやすかったようです。しかし、若い人は自分でも料理を作れる人が多いので、古い世代ほどの影響はないでしょう。

 最近は昔よりも中食(惣菜屋、インスタント食品)、外食ともに発達しています。そのため誰でも簡単に栄養のバランスと取れた食事が簡単に取れるようになりました。この傾向はますます強まるでしょう。

 そして、この中食、外食ともに地方より都市の方がお店が多く、発達しています。

 以上の点を総合すると、都心に住む最近の若い世代ほど死亡リスクは低くなるだろうと予測できます。

 もっとも男であっても独身生活をする人は栄養学的知識を身につけて、死亡リスクを低める努力をすれば、食事は問題ないレベルまで容易に改善できます。今まで自炊をしなかった人はなんとか自炊をがんばるか、面倒でもきちんとした惣菜を売っている店までいくかすれば、問題はクリアできます。心がけの問題でしょう。

 二番めの理由として、独身男性の自殺率の高さがあげられます。

 悲しいことに既婚者に比べて(結婚経験のない)未婚男性は自殺率が3倍ほど高くなります。これは統計的にはっきりとあらわれています。

 未婚者は自殺率が高いのだから、結婚したほうがいいというのは早計です。なぜなら、原因と結果が逆ではないかと疑えるからです。

 もともと自殺と関連の高い因子を持った人は結婚をしない傾向にあるため、結果的に未婚者の自殺率が高くなるのではないでしょうか。

 たとえば、ウツ傾向、社会的不適応、障害、病気、貧困などを抱えている人はそうでない人よりも結婚をしないだろうと推測できます。これら自殺の誘引となる因子を持った人が独身のまま自殺をすれば、未婚者の自殺率を高めることになります。

 要するに、結婚しないことが自殺率を高めるのではなくて、もともと自殺率を高める因子を持っている人は結婚しないのです(推測です)。

 こうした事例をのぞいた上でなければ、「未婚であること」→「死亡リスクを高める」という方向で因果関係を考えることはできません。

 ちなみに結婚をしていても離婚や死別した場合は未婚者よりもさらに自殺率が高くなります。

 この場合は、離婚や死別によるストレスが自殺に関係していることが推測されます。肉親との死別が最大のストレスであることは有名ですし、離婚ストレスという言葉もあるくらいです。どちらも別れたショックが大きいのであって、これは独身のリスクとは違います。独身でいることそのものが自殺率を高めているわけではありません。

 三番目の理由としては、先ほども書きましたが、結婚における「保険としてのメリット」が受けられないことです。

 病気になった場合に、看病する人がいないとか、救急車を呼んでくれる人がいないという問題です。これは確かに有意な差があらわれそうです。

 携帯電話を持つことで自分でもSOSを発しやすくはなっていますが、急に倒れるケースを想定して急病になったことを感知する仕組みを開発導入することは考えてもいいいでしょう。他に、病歴、現在の病状、飲んでいる薬などの情報をまとめておく措置や手術についての同意をどうやって得るかの方策も必要です。

 単身者の急病問題は結婚するしないとは別に増大しつつある社会問題です。今後も単身家庭が増え続けることを考えると、なんらかの対策を立てなければならなくなるでしょう。一部の自治体では単身者が倒れた場合の便宜を考えて、冷蔵庫に医療情報を置いておくという対策を取ったりしていますが、部分的な対応にとどまっています。これからは国家的な取り組みが必要になってくると思われます。

 それまでは、この問題は一人暮らしには一番の心配の種であるといえそうです。

システム自炊法―シングル・ライフの健康は、こう守る (中公文庫)
丸元 淑生
4122017106


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テーマ : 一人暮らし
ジャンル : 独身・フリー

独身者は公的援助を受けやすい

 それでは夫婦の間の「保険としてのメリット」はどうでしょうか。問題が起きたときに配偶者は助けてくれるのでしょうか。

 軽度の病気や事故であれば家に誰かいてくれればとても助かります。共働きでは病気になったときの看護がやや不自由ではあるでしょうが、一人暮らしよりはよっぽどましです。身の回りの世話をする必要があれば、配偶者は休みを取って対応するでしょう。

 自分が倒れて緊急で病院にいかなければならない場合も配偶者がいるおかげで命拾いをすることもあるはずです。独身男性が死亡リスクが高い理由の一つはこれではないでしょうか。夫婦では男の方が年齢が高いので、男が倒れるケースが多いでしょう。そのときに家族がいれば、救急車を呼んでもらえます。

(もっとも、そのおかげで障害を抱えて生きつづけたり、寝たきりになるリスクも増加します。命拾いが必ずしもよい結果を招くとは限りません。この話題については後に述べます。)

 このように保険としてのメリットははっきりとあります。否定のしようもありません。

 しかし、深刻な事態が長引く場合はどうでしょう。重い病気や障害を抱えていれば配偶者や家族にかかる負担が大きくなります。自分が面倒を見てもらうばかりではありません。自分が家族の面倒を見なければならないこともあります。看病や介護が家族に心中を考えるほどに重い負担をもたらすこと珍しいことではありません。

 それでも独身でいるよりはましだろうと多くの人は考えるでしょう。ところが独身者が窮地に陥った場合、誰からも面倒を見られずに放置されるということはありません。家族にいない人ほど公的な援助や介護を受けやすくなるからです。

 たとえば、生活保護は身寄りのない単身者は受けやすく、援助できる家族のいる人は受けにくくなっています。家族がいるなら家族が面倒を見るべきで、公的機関が手を差し伸べる必要はないと国や自治体は考えているからです。

 特別養護老人ホームも単身者の方が入りやすくなっています。

 特別養護老人ホームの入所順位の基準は要介護度・日常生活自立度、介護者の状況、特記事項などが勘案されてポイント制で数値化されます。そこで重要になってくるが、介護者の状況です。身寄りがないなど介護する者がいない場合は、最高のポイントがつきます。つまり、要介護レベルが同じならば、身寄りがない人は優先的に入所できるのです。

 一般に、身寄りのない独身者は公的な援助が受けやすくなっていて、このことはより深刻な事態において顕著です。国民の生命と財産を守るという国の役割からすれば、孤立無援の人間を先に救うというのは当然の判断です。

 結婚という「保険としてのメリット」は否定できませんが、公的援助は後回しになります。そしてなんの助けもない人に対しては国や自治体が優先的に手を差し伸べます。このことは覚えておいたほうがいいでしょう。


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テーマ : 将来の不安
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Author:Cozy
情報処理系講師、フリーライター。減速生活者にしてB級遊民。

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